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最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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チビアオゴミムシ

2018-03-20 23:29:59 | 標本

チビアオゴミムシ Eochlaenius suvorovi
2017年5月 新潟県産


分布:本州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:8.7-9.2mm

河川敷や低湿地に生息するゴミムシ。
平地の比較的大きな河川の河川敷や大きな湿地帯に生息し、特に渡良瀬遊水地が有名…。
というのが私の中での認識だったが、コイツを採ったのは普通の低山帯の普通の谷。染み出し水があり、湿気ってはいたのだが
しかもメクラチビゴミムシを探索中に一抱えある岩の下から出てきたから驚いた。

似ている種類は特になし、かな。普通のアオゴミムシと比べるとだいぶ小さい。

シベリアヒゲナガケシキスイ

2017-06-12 07:46:52 | 標本

シベリアヒゲナガケシキスイ Platamartus jakowlewi
2017年6月採集 新潟県産


分布:本州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:2.5-3.5mm

水辺に生息するヒゲボソケシキスイの仲間。
平地に有る大きめの湖沼脇の草地をスイープして採集。

長い触角が特徴的な種類。
パッと見てケシキスイの仲間なのはわかったが、原色日本甲虫図鑑Ⅲに載っていない種類で同定には少し難儀した。が、過去にこのブログを見ていたので何とかたどり着けた。写真がだんちで恥ずかしいですが
従来は和名なしだったが、ここのサイトにしたがってシベリアヒゲナガケシキスイとした。

ドウイロミズギワゴミムシ

2017-02-11 22:07:55 | 標本

ドウイロミズギワゴミムシ Bembidion stenoderum
2016年5月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:5mm

河川敷の砂地や泥の部分を走り回っているゴミムシ。
ちょこまかとすばやく走り回り、近づくと飛ぶのでなかなか採集が難しい…。

鞘羽に四角い模様が四つあるのが特徴。
似ているものにはエゾドウイロミズギワゴミムシ[B. conicolle]がいるが、北海道の特産種で、本種とは違い中々の美麗種。

ツノボソキノコゴミムシダマシ

2017-02-07 23:01:44 | 標本

ツノボソキノコゴミムシダマシ Platydema recticornis
2016年6月採集 新潟県産


分布:本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:4-5.2mm

低地から低山帯のキノコに集まるゴミムシダマシ。
ヒトクチタケに入っていることが多い。

Platydema属には似た種が多いが、本種は光沢が弱く、上翅条溝が深く間室の盛り上がりが顕著などの点で区別できる。
♂には二本の角があるが、♀では膨らむだけで角はない。


左♂ 右♀

カシルリオトシブミ

2017-02-06 21:57:49 | 標本

カシルリオトシブミ Euops splendidus
2016年5月採集 新潟県産


分布:本州、四国、九州
県内:上越○、中越○、下越○、佐渡×、粟島×
体長:3.5-4mm

平地~低山帯に生息する小型のオトシブミ。
ホストは名前の通りカシ類だが、新潟県内ではそもそもカシ類が少ないので、コナラとイタドリで見つけることがほとんど。

Euops属はいくつか居るが、本種はツートンカラーになることで容易に区別できる。
綺麗な種類だが、この属では最普通種

ヤノシギゾウムシ

2017-02-05 22:56:10 | 標本

ヤノシギゾウムシ Curculio yanoi
2016年5月採集 新潟県産


分布:本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:3.5-4mm

平地~低山帯に生息する小型のシギゾウムシ。
ホストはエノキ。
図鑑には少ない種と書かれているが、昨年は海岸沿いと低山帯の2ヶ所のエノキで複数採集した。

小型のシギゾウムシは何種か居るが、前腿節の歯が目立つこと、鞘翅会合部の翅端部1/3が黒色刺毛で覆われるなどで区別できる。

ムネアカナガタマムシ

2017-02-02 21:48:04 | 標本

ムネアカナガタマムシ Agrilus imitans
2016年6月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:7-11mm

平地~低山帯に生息するナガタマムシ。
ホストは主にエノキ。他にエゾエノキ、ケヤキ、ハルニレ。
南方に多い種で、県内では海岸付近のエノキで採集した。

中型のナガタマムシで前胸背が赤くなるものは何種か居るが、頭部が黒いこと、翅端が尖らないことなどで区別が可能。

マルチビゴミムシダマシ

2017-01-22 23:10:15 | 標本

マルチビゴミムシダマシ Caedius marinus
2016年5月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:4-5mm

海岸の砂地で見られるゴミムシダマシ。
先日のスナサビキコリと同様にサナギ粉のベイトトラップにたくさん落ちた。

何種か似ているものがいるが、本種がもっとも上翅鱗片毛が目立つ。

ツヤチビヒメゾウムシ

2017-01-17 23:45:16 | 標本

ツヤチビヒメゾウムシ Centrinopsis nitens
2016年5月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:1.5-2mm

菱形で艶の有る小さなゾウムシ。
たまたま杉林の下草で見つけたが、ホストは何だろうか?
図鑑には少なくないと書いてあるから有る程度判明してはいそうだけど…。


※追記(2017.2.2)
北海道でも採れていると教えていただきました。Kさんありがとうございます。

スナサビキコリ

2017-01-16 23:54:15 | 標本

スナサビキコリ Meristhus niponensis
2016年5月採集 新潟県産


分布:本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:4-5mm

海岸の砂地で見られるコメツキムシ。
海っ端の砂浜よりもより植物が生えているようなところに多い。
写真の個体の採集地点ではサナギ粉のベイトトラップにたくさん落ちた。

ざらざらの肌と白い鱗片が特徴的。