花笠道中

2024-09-28 16:19:39 | マスターおすすめ曲
美空ひばり


天童よしみ


花笠道中


これこれ 石の地蔵さん
西へ行くのは こっちかえ
だまって居ては 判らない
ぽっかり浮かんだ 白い雲
何やらさみしい 旅の空
いとし殿御の こころの中は
雲におききと 言うのかえ

もしもし野田の 案山子さん
西へ行くのは こっちかえ
だまって居ては 判らない
蓮華たんぽぽ 花盛り
何やら悲しい 旅の空
いとし殿御の こころの中は
風におききと 言うのかえ

さてさて 旅の遠いもの
田舎の道は つづくもの
そこでしばらく 立ち止まる
流れて消える 白い雲
やがて蓮華も 散るだろう
いとし殿御と 花笠道中
 せめて寄り添う 道の端





この曲「花笠道中」は昭和33年6月封切りの映画「花笠若衆」の主題歌でした。

美空ひばりさんは4年後に「花笠道中」という映画を撮りますが、その「花笠道中」の主題歌は「初雁道中」、ちょっと紛らわしいですよね。

映画「花笠若衆」は、昭和23年5月1日に横浜国際劇場で本格デビューした美空ひばりの芸能生活10周年記念作で、しかもひばりの母親・喜美枝が雑誌「平凡」に

連載した小説が原作です。

ひばりさんは江戸の侠客の娘、実は西国の大名の双生児の姫君、双生児を忌む風習のため町娘として育てられた、という設定。

町娘と姫君の二役、そのうえ町娘はふだんは男伊達の町奴姿なので実質三役三変化。
 
冒頭から、花魁道中でにぎわう吉原仲ノ町で狼藉を働いた無法の旗本どもを相手に胸のすく啖呵を切って大立ちまわり。

その時流れるのが「ロカビリー剣法」。

チャンバラ時代劇でロカビリーはおかしいけれども、そこがこの時期、60年安保直前の「民衆革命」気分とも連動した東映時代劇の祝祭性というものかも

知れません。(笑)

























































































































































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