2016/01/29
「いのちなる力はじけてハナアナナス花のひとつの今朝のむらさき(鳥海明子)」
「秋冬にむらさきの花たくえるハナアナナスはパイナップル科と(花言葉:蓄える)」
「末候を過ぎれば次は立春で春思う季語あれやこれやと(『明日の春』)」
「春の季語つかって題詠してみたい『遠からじ』とか『間近』とか
(目白押しの季語:『遠からじ』『近し』『間近』『急ぐ』『隣』『明日は春』)」
「万事は夢今日と暮らして明日の春(天野亅退ケッタイ)」
2016/01/28
「晩冬の今日この頃は春近く俳句の季語が目白押しなり()」
「候としていまだ大寒次候だが春は迫りぬすぐそこまでも()」
「日の出入り春近づける気配あり犬の散歩の夕間暮にも()」
「鉢植えの花を欲りしや春近し()」
「面倒と思いし季語のあれやこれも俳句を学ぶ楽しみと知る()」
「句帖もち吟行せんやこの春は()」
2016/01/28
「心とは火の崩れた字落ち葉焚く(坪内稔典)」
「語源では『心』と『火』とは異なるが見方によれば錯覚できる()」
「盆歌に鮎は瀬につき鳥は木に止まるとぞ人は情けの下に住むとふ
(盆躍りの文句を脚色)」
「寒波きて有田の駅で九時間も止まりし人ら差し入れを受く
(JR九州佐世保線の有田駅で昼から夜まで9時間の足止めをされる。
おにぎり、お茶、おでん、毛布の差し入れがあった。)」
2016/01/28
「追伸のうれしさに似てエンドウの新しい花今朝も咲きたり(鳥海明子)」
「ばあさんの畑で見たる豌豆の花白色に咲く記憶あり
(白の他赤紫にもなるらしい。花言葉:未来の喜び)」
「旧暦の正月頃に咲く花で別の名前は元日草とふ
(この欄の1月22日に紹介した)」
「時期くれば今か今かと待ちわびるぷっくりとした蕾を見ては()」
「朝に咲き夕方に閉ず福寿草黄の他に白・赤もあり()」
2016/01/27
「思いでは不意に輝きキンカンのたわわなる木を見上げていたり(鳥海明子)」
「食むことの少なくなりしキンカンの味の微かな記憶をたどる
(食べたようだが思い出せない、花言葉:思い出)」
「北風に羽毛逆立ててふっくらと丸くなりたる姿を言えり(『ふくら雀』)」
「振り袖の帯の結い方ふくらあり縁起物にて親しまれおり()」
「俳句では季語にもなりし言葉なり『ふくら雀』は寒雀とも()」
「大寒の次候で寒き中なれど昨日も今日も温度あがれり
(2月下旬並みの温度とか)」