2016/01/15
「よい俳句つくるにたくさん句をよみていろんな型を身に付けるべし()」
「多読すりゃ秀句と駄句を見分けられ言いたいことが言葉にできる()」
「発句には類句類想でてくるが類句は捨てる覚悟で望め()」
「好きな句にめぐりあったら句帖にと書き写しては糧にされたし()」
「桃子さん例句をあげてコメントすなぜにこの句か参考にせよ
(人声のほかに春山何もなし→長い冬の眠りから覚めた感じが出ている
/冬ざれや母の呪縛の解けぬまま→骨壺をだいて寒夜の重さかな
/如月や織機にかかる絹の糸→如月がよい
/こたつ寝や孫に猿かに桃太郎→孫の句は難しいが、季語としてのこたつ寝が利いている
/銭持って春の服着て神楽坂→神楽坂がいい
/初鰹にSさんのこと本のこと→Sさんとは本つながり
/なやらひや鬼の通路はあけおかれ→ほのかな笑いがたまらない
/夫死してキヨトンとしたる余寒かな→喪失感としてキヨトンが哀しく響く
/まんさくの頃やホスピス出てこられ→わずかに春の気配がして淡黄色の花の咲く頃
/春苑や社中そろひの青海波→青い波と千鳥の文様のついた法被
/荒川の推量増して卒業す→荒川の満々とした流れを見ながらのと解釈する
/甘食の形なだらか落第す→意味不明
/冬草にパラグライダーふにやと降り→ふにやがいい
/枯蘆のむかうの蘆に鳥の声→これ以上なく、簡潔な南画のような景
/一瞬の相場に揺るる炬燵かな→炬燵を持ってきたので俳句になった
/吉野署の検死依頼や年暮るる→現役の検死医90歳
/一茶忌や三角くじをかき回し→一、三の組み合わせがいいとのこと
/脱衣婆と閻魔姉弟年の暮→姉妹とも夫婦とも、俳味あり
/畳屋の座敷出入も神の留守→座敷出入と一語にしたところがきいている
/耳袋していろいろと思ひ出す→イヤーマフラをすると外界の音が小さくなって違う世界に
/売初や鸚鵡がコトリイカガデス→滑稽であり哀しくてめでたくもありでヒネリがきいている
/初伊勢の月の暦を買ひにけり→初詣のみやげ
/日の丸の大きな暦売りにけり→作者の目を引いたのが日の丸
/水泉や小学校の保健室→水仙が清潔でよく似合う
/俺一人をみな七人初句会→最近の傾向、女性が元気
)」
2016/01/15
「癌によりデヴィッドボウイ死すという世界のファンのロス感残し(享年68歳)」
「『戦場のメリークリスマス』で話題になりし人なれど顔きれいすぎ好みであらず()」
「日本のファンであって京都にも民家買うこと考えていた()」
2016/01/15
「彼等とのつきあひ方と人のごとく語られてゐる人工知能
(昨日の歌会始めの歌、神奈川内田しず江さん)」
「いとけなき日のマドンナの幸ちやんも孫三ミたりとぞeメイル来る
(12年前の歌会始めの歌)」
「『脳死』など言葉がひろく容れられる新聞歌壇に現れたとき
(病理史学者の立川昭二さんの説)」
「読売の歌壇で確認したならば割と出現当たっていると
(電子辞書:13年前、iPod:10年前)」
2016/01/15
「一途なるあなたを想うセントウソウ清楚に白く花咲かせたり(鳥海明子)」
「野草にて白く小さく密生し名なしのような花咲かせおり
(花言葉:繊細な美しさ)」
「元旦が満月なれば十五日満月になり小正月と(小正月)」
「小正月左義長祭りやどんど焼き煙とともに願いを天に()」