2016/01/23
「俳人は自然や四季を詠うけど自然大事にするかは疑問()」
「主義として自然愛護の精神で小さいことからコツコツと(合成洗剤をできるだけ減らすとか)」
「芭蕉とか一茶・蕪村の頃なれば自然もいまと違ってありぬ
(オゾン層開かんとす桜は葉
/心臓の鼓動あらわに寒雀
/セイタカアワダチソウにも雪つもる
/枯野原走りくる子よ地雷踏むな
/冬夕日海凹ませて沈みけり
/松過ぎの潮の匂ふや爆心地
)」
「本音にて詠んでいければ鶏もオッカサーンなど鳴くこともあり
(男の悪口百万遍も言へり炉辺
/厄介な妹来たり水羊羹
/還暦がそこまでくるぞ除夜の鐘
/楽しげや縦穴式の炉の暮らし
/才なきとしよげて帰るや会ふ神輿
/初空やいまいましきは去年のこと
/冬日向オッカサーンと雄鶏は
)」
「『てにをは』はあまり使わずすっきりとさせればぐつと句がよくなりし
(網走の流氷を待つ海があり
→網走や流氷待てる海ありぬ)」
「季傘なり全面否定はせぬという条件付きでOKとする
(保養所の朝焼夕焼小六月
→季重なり、3つ要再考
/おお寒むの出初式なり霰降る
→季語3つもよしとする。
/雪国に雪どつさりとひめ始
→雪、雪ひめ始めでよし
/花びらをこぼしてはまた囀れり
→
/海の日を如雨露の水を高くして
→清々しさと暑さが立ちのぼってくる
/文旦の山にころげて遍路杖
/あんさまは雪沓で来し彼岸花
/襖開けまたも襖や野分来る
)」
2016/01/23
「新しい俳句を作る難しさ既成を少しズラスことなり
(ありふれた言葉で
/定型に納める
/品位が高く
/感動を永遠に
)」
「わすかなるズレ例えれば近松の『虚実皮膜ヒニクの間』の如し
(大きいズレ→奇想天外、突飛で珍奇→失敗
/解りきったズレ→月並み、通俗に出す→失敗
/薄いズレ、小さいズレ、確実なズレ→成功
)」
「ズレている句だというけどわからない勝手に深読みすればいいかな
(昼寝よりさめて拍手をいたしけり
→いい夢を見た
/太宰忌のカレーうどんのしづまれり
→6/13でズレていないか
/三尺寝テレビは何かしやべつとる
→三尺?わからない
)」
「句の中で春夏秋冬どの季でも句が成り立つを『季が動く』てふ
(秋雨や河口に舫モヤふ釣の舟
→春雨や、夕立やにしても句は成り立つ。季が動いてる
/秋祭面売るひと強面
→秋でないとダメ。
/空つぽの財布遺すや春の月
→秋の月では寂しすぎて、即きすぎ
/ゆるやかに二枚三枚春の波
/梅仙人小池国吉春の葬
/思い切りショートカットや冬立つ日
)」
「外国語使った俳句これもよし欧米中国例句をあげる
(インディアンサマー砂地の続きけり
/秋天やバンクーバーの水甘し
/バンクーバーキューカンバーはソテーにて
/金風や手漕ぎの舟の戻りくる
/蓮の実の飛ぶや蘇堤に人見えて
/大陸の可思莫思コスモス太く育ちけり
/大いなる菩提樹の影蟻歩む
/朝焼けや姉妹で運ぶ飼葉桶
/盥から鯰とび出す市場かな
/水田村鳥籠売の通りけり
/頭にのせし供え物の瓜の大傾ぎ
/近道をしてスコールの只中に
/婚礼のはじまる守宮天井に
/蛇の首睡蓮の葉をうちかぶり
)」
2016/01/23
「誰彼の幸い願う福寿草黄いろ輝く庭にたたずむ(鳥海明子)」
「庭に咲く福寿草見て春きたと待ちわびるとふ人を思えり
(花言葉:幸福を招く、長寿)」
「一月の第四土曜日奈良にては山焼きありて芽吹き助ける(山焼き、野焼き)」
「山焼きも今日は雪降る予想ありあるかないかはよくわからない
(大寒波がきている)」
「山焼きは牧草地では昔から芽吹き助ける農法として
(焼き畑農業のなごりで京都大原、秋吉台でも行われる)」
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