そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#20.4477-20.4480

2014年01月13日 |  / 万葉集

2014/01/13

「夕霧に千鳥の鳴きし佐保路をば荒しやしてむ見るよしをなみ(智努女王チヌノオホキミの卒ミウセたまへる後、圓方女王マトカタノオホキミの悲傷カナシみてよみたまへる歌一首 #20.4477)」
「夕霧に千鳥が鳴いてた佐保路さえ荒れるのかしら通わずいると()」

「佐保川に凍りわたれる薄氷ウスラビの薄き心を我が思はなくに(大原櫻井サクライノ真人が、佐保川の辺ホトリを行く時、よめる歌一首 #20.4478)」
「佐保川に凍り流れる薄氷ウスラビの薄っぺらな気で思ってないに()」
「朝宵に音ネのみし泣けば焼き大刀の利心トココロも吾アレは思ひかねつも(藤原の夫人オホトジの歌一首 浄御原ノ宮ニ御宇アメノシタシロシメシシ天皇ノ夫人ナリ。字ヲ氷上大刀自ヒカミオホトジト曰ヘリ #20.4479)」
「朝宵に声だし泣くよ焼き入れた刀の鋭さ吾は思いよらない()」

「畏カシコきや天アメの朝廷ミカドを懸けつれば音のみし泣かゆ朝宵にして(#20.4480)」
「畏るべき天の朝廷ミカドを思ったら泣けてきますよ朝も宵にも()」

「(右の件の四首、伝へ読むは兵部大丞大原今城)」

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