そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#19.4206-19.4208

2013年09月02日 |  / 万葉集

9/2

「澁谿シブタニをさして吾が行くこの浜に月夜ツクヨ飽きてむ馬しまし止め(還る時に、浜の上にて月光を仰見る歌一首(#19.4206 守大伴宿禰家持)」
「澁谿シブタニを目指して行けるこの浜に月を楽しもう馬を止めつつ()」

「判官の久米廣縄に霍公鳥の怨恨ウラミの歌の贈るといえる(二十二日、判官久米朝臣廣繩に贈れる、霍公鳥の怨恨ウラミの歌一首、また、短歌)」

「君の家よく来るらしき霍公鳥我が家は来ない花散るときも(ここにして背向ソガヒに見ゆる我が背子が垣内カキツの谷に明けされば榛ハリのさ枝に夕されば藤の繁みに遙々ハロバロに鳴く霍公鳥我が屋戸の植木橘花に散る時をまたしみ来鳴かなく)」
「恨まずにそこは我慢も霍公鳥聞いてるあなた云わぬを恨む(そこは恨みず然れども谷片付きて家居れる君が聞きつつ告げなくも憂し)」

「ここにして 背向ソガヒに見ゆる 我が背子が 垣内カキツの谷に
 明けされば 榛ハリのさ枝に 夕されば 藤の繁みに 遙々ハロバロに 鳴く霍公鳥 我が屋戸の 植木橘 花に散る 時をまたしみ 来鳴かなく そこは恨みず 然れども 谷片付きて 家居れる 君が聞きつつ 告げなくも憂し(#19.4207)」

「吾がここだ待てど来鳴かぬ霍公鳥独り聞きつつ告げぬ君かも(反歌 #19.4208 )」
「こんなにも待てど来鳴かぬ霍公鳥独りで聞いて言わぬあなたは()」

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和田誠さん

2013年09月02日 | 字余り

2013/09/02

和田誠 かれの作品 気にかかる あの線見れば わたしにも 描けそうなほど 簡単で 無防備なれど 考えりゃ なんでもかでも あの線で 片付けたるは 難しき ことと思えど よくやれる 本の表紙や 挿し絵など 拝見しても ぐぐっと来る 感動などは 起こらぬも 拍子抜けたる 思いする どこからこの線 来るのかと 顔を見たれば 重厚も 肉声聞かず 人柄が よくわからぬも なんとなく 羨ましきか 人脈に 丸谷才一・三谷とか 村上春樹も イラストを 本の各所に 配したり 最近話題は 息子なる 和田唱さんが 音楽で 名を馳せ 親を語りたり 中味ともかく 母親は あの賑やかな 平野レミ 授業参観 来たときも イェーと 声かけ 目立てると ぼやきたるけど いい家庭 こんな母なる 平野レミ 御せる旦那が 和田誠 どんな旦那か わからずも 超くせ者と 感じたり 彼の画筆を 思えれば 底に深慮が 横たわる 一筆描きの ような線 先をみなけりゃ 描けません さてさて二人の 結婚は 男が女に 完全に パンチ食らわせ 沈めたり 結婚された ときなども ついこの前と 思えども 40年足らずが 既にたち 旦那も既に 72才 画業ますます お盛んで レミさんますます お若くて 昔のままの おしゃべりで 回りに 元気振り撒ける うらやましいが 爪の垢 煎じようとは 思わない ただ寡黙なる 和田誠 ちょっと知りたく 彼の本 図書館で借り 読んでみんかな

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