そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#17.3892-17.3893

2013年05月17日 |  / 万葉集

5/17
「磯ごとに海人の釣舟泊てにけり我が船泊てむ磯の知らなく(歌十首 3/10 #17.3892)」
「磯ごとに海人アマの釣舟泊れるがわたしの泊まる磯をしらない()」

「昨日こそ船出はせしか鯨魚イサナ取り比治奇ヒヂキの灘を今日見つるかも(歌十首 4/10 #17.3893)」
「昨日に船出したのか鯨取る比治奇ヒヂキの灘を今日見ているか()」

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寺山修司(1)

2013年05月17日 | 字余り

5/17
寺山修司は30年ほど前になくなっている。『書を捨てて町に出よう』などを著していて、天井桟敷などの前衛演劇集団と関わりながら時代の寵児として活躍していた。わたしが知った頃には歌人というよりも演劇人として有名だった。寺山の歌人としての力量がどんなものであるかをあまり知らなかったが、言葉を操る人としてずば抜けた才能を持っていた人に違いない。いま短歌に関心を持つにつれ寺山の歌は魅力的だ。ちょっと他の歌人とは違う気がする。どこがどう違うのかを理解して示さないと、わかったことにはならない。今手元に『寺山修司青春歌集』という本がある。五つの歌集からの抜粋と初期歌編を載せてある。まず、いくつかを見ていくことにしよう。

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