そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#16.3862-16.3863

2013年05月03日 |  / 万葉集

5/3
「志賀の山いたくな伐りそ荒雄らがよすかの山と見つつ偲はむ(白水郎アマが歌十首 3/10 #16.3862)」
「志賀の山あんまり刈るな荒雄らが依るべとしたりみては偲べる()」

「荒雄らが行きにし日より志賀の海人の大浦田沼タヌは寂サブしからずや(白水郎アマが歌十首 4/10 #16.3863)」
「荒雄らが行った日より志賀の海人が大浦田沼タヌは寂しくないか()」

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明恵上人の歌から

2013年05月03日 | 字余り

5/3
「あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月」この歌は栂尾の明恵上人の歌である。この歌を最初に見たときは大胆で恥ずかしげもなくよくこんな歌が詠えるもんだと感心した。よほど面の皮の厚い人物だと思ったものだ。しかしこの人はすごく真面目で樹の上で座禅修行をし、法然と激しく宗教論争をした。明恵はあまりにも強く超がつくほどの純粋さを持っていたらしい。この性格が法然に対し激しく作用してきたのかもしれない。はたして、彼は同時代人から受容され、いまの我々からも受容されるのか。あかあかの歌が異様であるように明恵という存在も異様だったのではないか。明恵は夢について書き留めている「夢記」というものを書いているのだが、河合隼雄さんがその「夢記」から明恵の夢分析をしている。明恵上人の著作もあるからこの「夢記」や歌を中心に明恵について深く入ってみようか?

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