万葉集〈人麿2 〉#10.1894-10.1896

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「霞立つ永き春日を恋ひ暮らし夜も更けゆきて妹に逢へるかも (人麻呂歌集5/7首 #10.1894)」
「霞立つ永い春日を恋い暮らし夜ふけゆきて彼女に逢えるかも()」

「春さればまづ三枝サキクサの幸サキくあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹ワギモ (人麻呂歌集6/7首 #10.1895)」
「春来ればまず三枝が咲き誇りそのうち逢えるよ恋する彼女よ()」

「春されば垂シダる柳のとををにも妹に心に乗りにけるかも
(人麻呂歌集7/7首 #10.1896)」,「春来れば垂れ柳がたわむよう彼女に心奪われちゃった()」

「(右ノ七首ハ、柿本朝臣人麿ノ歌集ニ出ヅ。)」