暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

カフェの女将がサラに会った

2012年01月28日 20時50分28秒 | 日常

昼前に起きて新聞を読みながら昨日の残りのおでんにビールで朝昼兼用の食事を済まし、食後のコーヒーをもって屋根裏に上がり時間を過ごし、あれやこれやしていると直に時間が過ぎる。 そこで、今日は土曜日だったことに気づき、土曜は晩飯当番でもありそれでは肉屋に行って豚の首肉と燻製ソーセージを買い串焼きの豚肉を一口大に切りタレに浸しておいて青空マーケットに残りの買い物に出かけた。

デザートの果物やつまみ専門の店であれこれ買って古いカンバスの買い物袋に放り込み、市役所広場の隅にあるカフェーの前にきたら何だか妙なアドバルンが立っている。 陽気なおばさんが大きな胸の下に速度制限50kmのボードを抱えてワインの壜を手に立っている姿だ。 ああ、あの女将さん50歳になったのか、へえ50にしては老けて見えるなあ、どう見ても還暦だなと思いながら前を通り過ぎた。 

大抵土曜は白魚の揚げ物を立ち食いしながら歩いてここに入り、グラスのビールを飲み干し次の買い物にでる、という土曜の昼間休憩所なのだけど今日はちょっと急ぎでもあるから中には入らない。 いつもなら入るなりすぐ女将さんが、いつものだね、といってハイネケンの水っぽいものをよこしてそれを飲み干し5分以内に外に出るからそこに屯する飲んだくれのおっさん達からそんなに急いでどうする、といった目で見られるようなところでもある。 インテリや中産階級のものはたとえ学生といえどもここには入りたがらないようなそんなカフェー「おれたちの隅っこ(Ons Hoekje)」なのだ。

オランダでは男は50になれば、アブラハムを見た、女ならサラを見た、会った、という日本で言えば還暦にあたるような行事をするのだが、あそこの女将はサラに会ったのだなあ、それを祝ってくれるのなら一緒に楽しもう、といったメッセージのアドバルンなのだと納得した。 それなら来週女将に祝いの言葉を言って10分はいるかな、と、もう4時を大分廻って昨日の晩一時近くまでライブで盛り上がっていたカフェーに急いだ。 プログラムでは4時から Theronious 4 という若手のグループがライブをやると聞いていたからだ。

料理用白ワイン

2012年01月28日 02時12分51秒 | 喰う

今年最初の代表的オランダ料理、ジュール・コールを作ろうと近所のスーパーに行き材料をそろえたのだがそれを煮る白ワインとリンゴ・ジュースを捜していて料理用なんだから安物を使おうとワインの棚を見ると壜のではなく紙パックのがあって、よく見ると Liebfraumilch (聖母マリアのミルク)とでも訳される1リットル200円弱のドイツ・ワインだった。 ドイツワインではモーゼルとかアルザスを飲むけれど甘口のこれはラインヘッセンのものが旨い。 酒屋で1200-1300円程度のもので充分だしレストランでは3000-4000円程度のものが順当だろう。 

それに較べて今日のものは200円弱である。 レストランのものの1/20なのだがクラスが違からそういう比較にはならないだろうし、ここではアルコール度8.5%とありこれは普通のワインほども行かず強いビール並だ。

パッケージの角をはさみで切って1/4ほど鍋に注ぎリンゴジュースを足した。 それでそのまま30分ほど煮ればいいわけでその間にこのワインの味見をしようと小さなグラスで飲んでみた。 とても甘くて驚いた。 飲めるものではない。 それに、アルコール度が低いから葡萄ジュースでしかない。 けれど葡萄のジュースであれば多少の酸味があるはずなのだがここでは酸味が消えているから中途半端に糖分が加わっているのだろう。 

この日は、安物買いの銭失い、という諺が当てはまるような買い物だった。  


我が家のジュールコール;
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/61685607.html