暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

レンブラントやヴァンゴッホ、ヴォンシーボルトなどが歩いた通り

2012年01月04日 12時41分33秒 | 日常

新年早々仕事場に行く用事があって午後2時を廻って自転車でノコノコ出かけた。 メールを二つほど出して今年の仕事始めは終わりで、そこからのんびりと帰途につくつもりでこの25年以上通っている勝手知ったるわが町の通りにでると正面の普通の民家のかべに櫛の絵が二つみえて施工1671年という文字が書かれてあるのが目に付いた。 

今たまたま画家レンブラントの評伝を読んでいて、そのなかにもこの通りの名前が時々みえるから、日頃通るなんということもないこんな通りも1671年という年が目の前に現れると急に昔に思いがいくようだ。 この通りを少し左側に行き風車と跳ね橋があるところになるとそこにはなんと言うこともないアパートの壁に1606年レンブラント生誕の地、という碑が見えるのだから若いレンブラントはこの通りを何度も通ったことはまちがいない。 けれどこの家が建てられた2年前に亡くなっているからこのうちとレンブラントが時代を共有していたということはない。 それにレンブラントは20歳まえにはこの町からアムステルダムに越してそこで生涯を終えているのだから中年、老人のレンブラントがここを歩いたという確証はない。 

しかし成人でいえば町の中心の方へすこし行って右に曲がるとすぐ幕末に日本からもどったシーボルトの家があるのだからシーボルトがここを歩いたのはまちがいがない。 ジグムント・フロイドや作曲家のグスタフ・マーラー、それにアインシュタインもかつてこの町にいたことがあるのは事実で、そのときシーボルトの家の前を通ったことは間違いがないが、ここを通ったかどうかはどうかははっきりしない。 Noordeinde 24番地 がこのなんということのない家の住所である。