暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

隣家の猫に餌をやる

2009年11月22日 09時20分03秒 | 日常
隣のゲイのカップルがフォードの新しいキャンピングカーを買ってその乗り初めに先月私たちが歩いたドレンテ州を水曜日から土曜日か日曜日まであちこちと走って車を試すのに出かけた。

出発前の一週間ほどいろいろと内装を見たりいくつかあるビデオカメラを動かして試していたけれど二人とも昼に仕事に出ている間に突然何かのブザーか警報が鳴ったりしていた。 それは駐車中の車が何かの具合で警報が鳴り出すようなもので、特定の周波数にあわせてあったり何かのセンサーに何かがかかったりすると作動するようなものだけれど車が止まっているところから距離が少しあるから別段こちらのほうには迷惑になることはないもののそのたびに物取りに入られたのではないかと家人もそちらを覗いたりしていた。

本人たちもまだ新しい内部の機材をマニュアル片手にいろいろと触れているうちに鳴ったりすることもあって家人が覗きにいくと開いたドアから隣人がでてくることも度々だったらしく、出発前に車の調子を訊いてみるとバッテリーがおかしくてディーラーに問い合わせて他のものに変えたけれどそれはそれとして時には機械の過剰反応のようなものがあるのではないか、というようなことを言い、それも含めて2トン半ほどの車を動かして試し乗りに出かけたのだった。

我々が留守にしているときには彼らが我が家のおばさん猫の世話をしてくれるのだからこういうときにはその家の二匹の猫の世話はうちの番になるわけで、その二匹はいつも家の裏庭にやってきたりそのうちの一匹はいつも腹をすかせていて夏などはうちの台所の戸を開け放しにしていると我が家の猫の餌を食ってしまうのだけれど、いくら追っても本人(猫)は気にしない風なのだ。 それはそれとして、家の猫もそういうことも気にしなく、自分の家のテリトリーは守っているし両隣の隣家や近所の庭にも出かけているようだからお互い様ということなのだろう。

この家のルーティーんを聞かされてその通りにする。 預かってある鍵で朝、玄関から入って台所にある二匹の猫用の入れ物に肉や野菜の細かなブロックをマグカップに八部目ほどやって水が少なければ補充し、台所のドアの下にうがった猫用の通路であるプラスチックの穴のロックを出入りできるようにして夕方まで散歩に出し、というか勝手に出入りできるようにするだけなのだが、それが済んで居間を通って玄関のドアから出るともう二匹ともそこで待っているということもある。

夕方7時ごろにうろうろしている猫と一緒に玄関から入るときもあるし、入れば居間で二匹とも夕食をまっている、ということもある。 一匹しかいなければキッチンの裏戸をコツコツと叩けばじきにごそごそ穴から入ってきて二匹とも揃うと出入り口を翌日までロックするという順序だ。

毎日のルーティーンで袋入りの肉や魚のキャットフードをハロー・キティーか何かの二つくっついた陶器の小皿にほんの少し入れるのだが我が家の猫の喰う量はここで指定された、二匹が喰う量を数倍するほどで、だからこの一匹がよく家のを狙っているのだろうともおもうけど、しかし、逆に大きいほうの猫はこれで十分といった風でもあり、そういう違いも面白いものだ。 それぞれもった性格とか資質があるものだなあ、と思う。 自家の猫だけ見ているとそれが猫だ、と思いがちになるがそれは人間世界でもおなじことでもあるようで、こんなつまらぬところでも納得したりする。

今日はさすがに二匹とも人恋しくなったのか玄関から居間に入ると二匹とも擦り寄ってきて纏わりつき頭や首、体を擦り付けてきて食い気のほう暫しお預けでこの家の主人たちのかわいがり方が察せられるようでもあった。

暫くこの家の居間を眺めながら猫たちと遊んでから自宅にもどると我が家のおばさん猫はソファーの上で丸くなって眠っていた。 夜中に夜食をともにし、その後散歩に出してくれというのが日課でそれまでの休養なのだ。 羨ましい生活ではある。