ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

短歌な日々

2024-01-11 22:37:31 | 日記
 このあいだの日曜日に塔のイベントにでてから、急に短歌的な日々になっている。

 火曜日はZoom歌会と山城歌会。

 水曜日は11時から仕事で夕方から出張。18時から20時がセミナーの立会い。21時に帰宅してご飯をささっと食べて22時22分からスマホを使って1首を読む会「短歌ラウンジ」に参加。23時すぎまで。

 きょうはお休みだったので、塔の月詠草10首をしあげる。

 明日は仕事が終わってから神楽岡歌会。

 短歌な1週間。

 きのうの短歌ラウンジでは参加者のMちゃんが私の歌を取り上げてくれた。

 ・ひなぎくはひそと壊れぬ深鍋にサラダ油の広がる間(あい)に 藤田千鶴『貿易風』

 この歌について、触れられたことがまったくいままでなかったので驚いた。自分でも作ったことさえ忘れていた歌だった。ああ、そういえば作ったな。ひさしぶりの再会。

 5人で読んでいくのだけど、「この深鍋には火がついていなくて冷たい油が広がっていく感じ」とか「つぎの場面を暗示している」とか「ハ行の音で統一されていて美しくはかない」と言ったコメントをいただいた。

 20年くらい前の歌だから、たぶんなにか迷っていたとか、こんなじゃないって納得していなかったんじゃないだろうか。自分の人生に。日常をいきているけれど同時にどこかでなにかが壊れていっていると感じていたのだろう。

 あのころの私の気持ちに再会させてもらえたこと、すてきな場があることに感謝。

 蜂蜜紅茶がもうなくなったから寝よう。おやすみなさい。
 

 
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初歌会と歌人根性

2024-01-09 22:34:03 | 日記
 きょうは午前中にZoomのサイダー歌会、午後は山城歌会だった。

 サイダー歌会が今年初めての歌会。

 久しぶりに歌について真剣に向き合った日だった。

 山城歌会にこられてまだ1年ちょっとの方がおられて、とてももの静かなひとで普段はなかなかご自分のことなどは話さないのだけど、きょうは人数が少なかったせいもあって、比較的時間がゆっくりしていたので長い目にコメントをくださった。

 そのなかで、

 短歌をするようになってから、興味のなかった鳥の名前を調べたり覚えたりするようになりました。

 と言われたのが印象的だった。

 私も花の名前はまえから好きで結構知っていたけれど、樹木とか虫とかいろんなものの名前を歌集で読んだり、歌会で知ったり、自分で調べたりするようになった。自分の歌のなかで「虫」とか「鳥」とかを使うと、具体名を使ったほうがいいというアドバイスをよくいただいたりするせいもある。

 私が塔に入る前、地元の短歌会へ通っていたころ、先輩のHさんが

 「短歌をやると、これまで自分が知っていた言葉ってほんの少しだったんだっていうことに気づくから」

 と言われたことをよく覚えている。信州へ行ったときに、ふわふわしたものが川の上に飛んでいて、すごく幻想的だったことを歌にしたときには、

 「それは植物の種かなにか?」とHさんにきかれて
 「そうだと思うんですけど」と言ったら、
 「そこで歌人根性をだして突き止めないと。せっかくいい材料をみつけたのに」と言われた。

 はぁ。歌人根性。すごいなぁ、みなさんそんな根性をだして歌を作っているのかと驚いた。

 そのときにできた歌をあとでリメイクして第一歌集に載せた。

 ・風が来てケショウヤナギの絮とんで手を離しても寂しくはない 藤田千鶴『貿易風』

 写真はガレージで育てているクリスマスローズ。まだ寒いのにあおあおと新しい株が育っていた。
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西国三十三箇所 第五番葛井寺

2024-01-08 22:34:40 | 日記
 ずっと中断していた西国三十三箇所巡礼。

 あと二箇所となってからご無沙汰していた。それが去年の秋くらいに、いままで何気なくいただいていた散華(蓮の花びらみたいな紙のお守り)はイベントの一環だったそうで、2024年の3月に終了するときいて、なんとしてでも3月末までに、と思って出かけたのだった。

 いままで参拝したお寺のなかには、山奥とか石段が多いとかいろんなお寺がいろんな場所に建っていたのだけど、葛井寺は近鉄藤井寺駅前の商店街の続きみたいなところにある、ときいていた。

 商店街の続きのお寺って・・・・と思っていたけれど、ほんとうに商店街が途切れてすぐの場所にあった。

 町というか生活にお寺が溶け込んでいて、買い物帰りとか、散歩の途中にふらりと立ち寄れそうな、庶民的なお寺だった。

 御朱印帳に御朱印をいただいて、なんだか清々しい気持ちになった。

 

 お寺はいいな。

 夫が首の調子が悪いと言って、びんずるさまの首をなでていた。

 あとは三十三番の岐阜県の華厳時にお参りすれば満願となる。ここは遠いから気軽には行けない。計画をたてて行こう。



 
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1マスすすむ

2024-01-07 23:09:37 | 日記
 きょうは13時から14時が塔短歌会の第7回社員総会、14時から17時がシンポジウム。

 久しぶりに人の集まる場所への参加で、すこし気後れする。

 父の納骨が済むまでと思ってなんとなく明るい場所を控えていた。

 会場は京都テルサ。いままで何度も校正や歌会やイベントで訪れているのに、まるで知らない場所へ向かうような心細さ。近鉄東寺で下りて、改札をでて、すぐに横断歩道を渡らないといけないのに、渡らずに東へ歩き出してしまった。

 大きな通りに出て、ああ、さっきの横断歩道を渡らないと、もう南へも東へも横断歩道がないことを思い出した。萎える。帰ろうかなという気持ちが過る。いや、こんなところでくじけてはいけない。

 この巨大な歩道橋を渡って行けば南東へ渡ることができるのだから。

 実は、歩道橋というのが苦手なのだった。でも時計をみたらあと10分しかないので、引き返すわけにもいかず。意を決して歩道橋を昇り始める。ここの歩道橋は入り組んでいて、そのうえサビサビで、いまにも折れそうなのだ。こ、こわい。まずは東へ歩道橋を歩き、そのまま南側へ歩道橋を歩く。こんなに縦横無尽に伸びている歩道橋があるだろうか。

 なんとか会場へたどり着いて、どこの部屋だったかなと案内を確認しようとすると、ちょうどMさんと出会って、ついていけた。ああ、よかった。知り合いに会えて。

 社員総会は京都で開催されるときは出席することにしている。経費を使って、資料を準備して開催してもらっているんだから、社員はでないとって思うから。(入会20年以上が社員となる)

 何人か顔見知りのひとを見かけたので挨拶する。義父と父の仏事でいくつかのイベントをキャンセルしていたし、批評会の案内も仏事と重なるかもしれないから欠席や保留にしたままだった。

 批評会、まだ席があいてるから来てよ、とか、歌会にきて、とか声をかけてもらって、そうだな、声をかけてもらうって嬉しいなと素直に思った。

 今月末に父の納骨がある。その先の予定は少しずついれてもいいかなと思えた。

 年明けからどんどんあとずさりするような出来事ばっかりでどうも前に進めなかったけれど、きょうは今年はじめて1マス進んだ気がした。

 

 
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珠洲市、石川県のこと

2024-01-06 21:24:18 | 日記
 珠洲市の民宿くにまつさんは建物は無事という知らせが息子から入った。

 でも、前の道路に向かいの家が潰れて倒れ込んでいる写真を見ると、みなさんの安否が心配。

 X(旧ツイッター)で、知人のMさんが今回被災したひとにとりあえず落ち着くまでの半年間を無償で大阪、京都の家を貸すことにしたと書いていた。Mさんは約200件の空き家や古家を保証人がいなくてなかなか家を借りられないひとのために提供してきた人だ。

 私もなにか役に立ちたいと思う。

 くにまつさんやその知り合いに、家に困っている人がいたら、空いている実家を半年間提供してもいいとも考えている。水道も電気も通っているし、家電も食器も揃っているし。

 心が折れてぺしゃんこになっている人が、暖かい場所で安心して眠れるように。

 写真は2020年のお正月。私たち家族は金沢で迎えた。この3年の間に、5回、石川県を訪れて、そのたびに温かいもてなしと素敵な思い出をいただいた。なにかお返しがしたい。



 
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