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いつでも君のこと好きだったよ

台風の前後

2017-10-23 23:29:02 | 日記

 土曜日、21日は堺市民芸術祭堺短歌大会へ。会場が北野田の堺市東文化会館、ということを3日前くらいに気づきました。


 私が堺で暮らしていたころは、たとえばピアノの発表会とか、コンサートとか、成人式とか、そういう文化的行事は堺市民会館で行われていたので、北野田に文化会館ができていた、ということに驚きました。北野田の駅は高校時代に何度か行ったことがあるくらいで、記憶もうっすら。たぶん、駅前の様子も変わっているだろうし。


 そこで、北野田在住の高校からの友達K子に連絡をとると、「いっしょにランチして私もいってみようかな」


 K子は「ととと」の熱心な読者で、1回から購読してくれています。塔に入会前から私の童話や短歌を読んでもらっていて、「創るのは苦手やけど、読むのは大好き」という人なのでした。


 それで、11時30分に北野田の駅で待ち合わせ。なかもず、しらさぎ、はつしば、はぎはらてんじん、きたのだ。懐かしい駅名が続きます。北野田の駅前にはロータリーができていて、西宮北口を思わせるようなロータリーをぐるりと囲んで屋根付きの渡り廊下を通ってそのまま文化会館まで行けるようになっています。北野田もずいぶん変わったねぇ。K子は私の両親のために手作りのパンを焼いてきてくれていて、「ちょっとだけやけど、食べてもらって」というのです。うれしいな。


 ゆっくりランチを食べていたら、イベントの受付ぎりぎりになってしまって、会場に入ると塔のひとがあちらこちらに座っていました。講演は松村正直さんの「啄木の現代的な魅力」。レジュメがA4両面2枚。「泣く」という行為が今と明治の時代では感覚が違っているという話や、手袋をはずすときにふとよぎったなにか、を歌に残すことによって、日常にまぎれてしまうことが残ること、歌集にする際にどういうふうに推敲したか、など、実際の歌をひいてわかりやすく述べられていました。


 K子も「私、こういう講義っていうの、はじめてやってん。すごくおもしろかったわ。帰ってからまたプリント読もう」熱心だな。一緒に楽しめてよかったです。


 そのまま北野田でK子と別れて、実家へ。夕方には息子もやってきて、両親はとても喜んでいました。このあいだはなんとなくふたりとも暗い雰囲気だったのに、やはり孫がいくとはりきるのか、いろいろ世話を焼いてくれていました。


 翌日はのんびりして帰るつもりが、「台風だからはやく帰りなさい!」と早くから起こされて、帰る準備をしていると、庭の柿の木にたくさん柿がなっているのを息子が見つけて、「次の機会やったら烏につつかれてるから、きょう採って帰る」というのです。あの木は息子が生まれたときに植えた柿で、自分のものだと思うのでしょう。


 それで、風雨のなか、父と息子がコンビを組んで、柿を採り、私が枝を花バサミで切り、母が磨く、という流れ作業がはじまりました。なんでこんな日に・・・・でも、まぁ、父も母も嬉しそうにしてくれていたので、いいか。持って帰るには重すぎるので台風が去ってから送ってもらうことになりました。


 10時半ごろに実家をでたのですが、着ていたコートがびしょびしょになるほどの雨。新今宮の駅で息子と別れて、私は大和路快速、みやこ路快速を乗り継いで帰宅。今回ものんびり、というわけにはいかない帰省でした。



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