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いつでも君のこと好きだったよ

月と六百円 『続森岡貞香歌集』

2017-02-15 22:24:16 | 日記

 きょうは「月と六百円」の会。 第二ステージの初回です。

 

 河野美砂子さんのレポートで、主に『敷妙』について語られました。 第一ステージのときはふたりのレポーターがレポートしてそのあと参加者が好きな歌を3首あげる、というスタイルでしたが、第二ステージはもう少しラフな「座談」という感じです。

 

 レポートの途中で立ち止まって話したり、気になる歌がでてきたら前の歌集にさかのぼって語ったり。 

 

 心に残っているのは、「言葉を動かす」「オブジェのように扱う」「過去の残りものを入れる」「見えていないものを読む」「定型をはずしたらなくなってしまうもの」など。

 

 ・死にてゆく母の手とわが手をつなぎしはきのふのつづきのをとつひのつづき

 

 私が今回いちばんいいと思った歌。時間をさかのぼっていくと、母と別れた日があり、さらにさかのぼれば母との時間に繋がっている。なんだか勇気づけられます。

 

 森岡貞香のお母さんは99歳で亡くなられたのだけど、いくつになっても親を失うというのは辛く寂しいものだということが母を想う歌にじわじわ滲んでいます。

 

 来月は私が『坂田博義歌集』をレポートします。3月22日、18時30分から塔事務所で。 ご興味のあるかたはぜひご参加ください。一緒に語りましょう。

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