きのうのこと。
夕方になって、夜になって、その場にいたある人が、すっとたちあがって、
「そろそろ帰ります」 といって。
続けて
「飼っている鳥を寝かさないといけないんで」と、とても自然に言ったので、ちょっとえって思いました。
「子供を寝かさないといけないんで」とか「子供をお風呂にいれないといけないんで」とか、そういう感じで。
私の頭の中で、赤ん坊のように鳥に添い寝をしている光景が浮かび、いや、そうじゃないんだろうな、鳥かごに覆いをかけたり、光の当たらない場所に移動したりそういうことなんだろうな、と想像しました。
それは毎日やっていることで、生活のなかでかなり重要なことなのでしょう。
鳥は自分でカーテンを閉めたりできないもの。
「用事があるので」といわなかったのは、「この理由ならみんな納得してくれるだろう」という気持ちがあったんだと思います。
私も、それなら仕方がないよね、って思ったから。
優しい暮らしをしているんだなぁって思いました。
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