ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

忙しいひと

2016-11-27 23:52:15 | 日記

 ずいぶんまえに、短歌をはじめたころだったか、知人のAさんから

 

 「あなた、忙しいひとになってはだめよ、忙しいというのは心を亡くすと書きますからね」と忠告されたことがありました。

 

 そのころは、忙しいんだからしようがないって聞き流していて。

 

 ここ10年くらい、塔(短歌)のことや仕事のことが暮らしの中心で家のことは少し、という感じで過ごしてきました。

 

 親はものを頼むときも遠慮がちに「あなたは忙しいからね」といい、

 

 妹も「おねえちゃんは忙しいから」。 友達からも「ちいは忙しいからなぁ」 ということで、誰から見ても「忙しいひと」になってしまっていたのでした。

 

 行かなくちゃいけないところ、やらなくちゃいけないことに追われて、ふと振り返ったとき、もちろん自分がきめてやりたくてやってきたことなんだけれど、家族や友達に遠慮されてしまうようになっていたのですね。

 

 あと私の人生の残り時間はどれくらいだろうと思ったとき、親のリクエストにはなるべくこたえたいし、会いたいと言ってくれる人がいたら、いつでも大丈夫よって答えたい。 そして、なにより、自分の行きたいところへいき、やりたいことをやり、会いたいひとに会いたいな、と思うのです。

 

 いろんな人にしわ寄せがいくのが申し訳ないのですが、ずっと私の時間があくのを待ってくれていた人、それから自分自身のために時間を使いたい、という思いを真ん中に置いて、わがままでも、なんでも、一回しか人生はないのだから、あとはフリーに行きます。

 

 いままでいっしょに仕事をしてきた仲間の人からいただいたすてきな花束。 最後にいただいた優しい言葉。 ほんとうにどうもありがとう。

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