きょうは平日歌会でした。満席で、断られた人もあったそうで。京都平日歌会には始まったころから参加していますが、こんなことは初めてじゃないでしょうか。私も結構ぎりぎりで詠草をだすので、そういうこともあるのかと思いました。
塔の事務所でやるので、閉館時間などはないのですが、13時から16時をめざして歌会は行われています。
椅子の数が24脚なので、きょうは24首。冒頭に
「票を入れようかと思ったんですけど、とか、いい歌だと思いますがとか、そういう前置き的なことはなしでお願いします。いきなりステーキで」
前菜とかはなしでいきなりメイン料理・・・・ わかりやすいたとえです。
きょうはひさしぶりのM子さんも参加されていたこと、歌が多かったこともあって、論点を端的にみなさんが述べられたことがよかったです。内容も文体も素直なんですよねぇ、文体をちょっとねじってみるといいかも、とか、「ここの歌会は<小さき>が多用されている、24首中、4首も小さきがある。もう<小さき>は使用禁止!」「ずっと同じ歌会に参加していると、その歌会の雰囲気や知らず知らずのうちに偏っていくものがあるから要注意」というようなことを指摘され、なるほどなぁと思いました。
あと、「この歌、言葉に無駄がなくていい歌なのに、なんで2票しか入らないの? もっと票が入ってもいいと思う」という意見。
私はきっと票を集める歌だなぁと思って避けたのですが、それでも入れるべきよ、とあとのお茶のときも話題になりました。
帰りが一緒になったひとに、「ふじたさんのブラウスの柄が好き。私、歌集の表紙にしたい」といわれ。歌集の表紙というのが歌人らしい褒め言葉だなぁと思ったのでした。