綿の旅

　今年は綿の種がたくさんとれて、どうしようかなぁと思っていた。

　この種ができるまで、いろいろご協力いただいた。

　特に、去年の暑いお盆の時期にチェコへ行ったときは、ミキコさん宅にメダカと綿のプランターをいくつも預かってもらって水をやってもらったりして。ほんとうに感謝。

　このままうちの暗い下駄箱（種を保管している）で眠ったままというのももったいないので、袋詰めにして配ることにした。

　大谷を見習って社会貢献･･･というほどのことではないけれど。気持ちの問題だ。

　きのう、私が仕事にいっているあいだに、夫が綿の種を１０個くらいずつ袋にいれてくれたので、きょうは簡単な育て方と写真を載せた紙を作って袋に入れて行った。わ、なんだかかわいい。

　うちの前と横の通りが小学校への通学路になっているので、月曜日の朝にフェンスにぶらさげようと思う。あんまり暑い日は種がかわいそうだから、曇りの予報がでている月曜日がいいと思ったのだ。

　もともとは錦見さんの友人が宮崎からもらった種。それを私がもらって、うちで増えてまた誰かのところへと旅にでる。Ｘ（旧Twitter）でつぶやいたら、ほしいという人がいたので、その人と高校時代の友達と、植物好きの担任の先生へ送った。

　なんだか夢があるなぁ。みんなの庭やベランダに綿の花が咲きますように。

京都府北部出張

　今期は巡回出張は免除してもらっているというのに、つぎつぎに出張予定が入ってくる。

　今月だけでセミナーが６回。そのうちの１回はうちのビルだから移動はなし、１回は夜の遠くのセミナーなのでN氏が行ってくれることになり、私は残り４回に出向く。

　きのうは与謝野町。京都府北部。

　京都駅から特急で２時間。

　特急で２時間ですよ。

　特急で２時間といったら、

　京都から近鉄特急で伊勢（三重県）までいける。

　新大阪からくろしおで御坊（和歌山県）までいける。

　プラハからレギオジェットでオストラヴァまでいける。（距離感がイメージしにくいと思う）

　２時間特急に乗ってもまだ京都。京都ってやっぱり南北に長いなということがわかる。

　まぁ、特急乗ってるだけといえばそうなんだけど、最近は乗客に外国人が多くて精神的に疲れる。

　きのうも京都から乗った特急の私の前の席の夫婦が外国人で、私の前が男性。椅子にもたれかかるアクションが大きすぎる。たとえばスマホとかタブレットをだしてきて（窓に映るからみえる）前かがみで操作したあと、ふうーと背もたれに身体の全体重をかけてもたれかかる。

　旅から帰った人がはー疲れたーと、ソファに身を投げる感じ。

　そのたびに椅子のうしろのミニテーブルにおいた私の紅茶が大きく揺れる。紙コップタイプだったら絶対毎回こぼれるよ。揺らしすぎでしょ。それが何回も続く。うしろから頭をつついて「揺らさないでください」って英語で言ってみようかと思ったけれど、アジア人なのでううむ、、と躊躇する。

　切符のチェックにやってきた車掌さんに席が空いてるなら変えてほしいって頼んでみようと思ったけれど、次の二条駅でまた外国人がどやどや乗ってきた。さらにひどいマナーの人の後ろになっても嫌だなぁと思いなおし、耐える。まぁ、うちの親が外国に行ってもこんな感じで知らないうちに嫌な思いを他人にさせてきただろうと思うと、許そう、という気持ちに至る。

　あんまり眠れず。天橋立駅に与謝野町のセミナー担当者が迎えに来てくれていて、会場まで連れて行ってもらえた。年齢をきいたら息子と同じ年。実家は京都市内ですけど、一人暮らし２年目です。という。

　「あさ、ちゃんと起きれてるんですか」
　「いやぁ、３個くらい目覚ましかけてなんとか起きてます。いままで２回くらい寝坊しました」

　２回か。えらいな。私が会場に着いたのは１３時前。そこで巡回出張チームと出会う。となりの部屋で事業説明会が始まったので、私も一応同じチームだから立ち会う。そちらは１３時３０分に終了。彼らはそこから京丹後市へ行くとのこと。お天気がいいからドライブもいいだろうな。ちょっとハードだけど。

　１４時から労働保険の基本のセミナー。いろいろ制度とかルールが変更になっている。今回は受講者は支援員だから身内のようなもの。気持ちは前日の事業者向けよりは楽。１６時終了。また駅まで送ってもらう。時間まで海のおみやげを見たり買ったり。

　２時間のセミナーのために往復４時間というのはやっぱり疲れる。

　城陽に着いたのは２０時をすぎていた。

　おつかれさま。