ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

短歌研究2月号

2019-01-23 20:50:07 | 日記

 いま発売中の短歌研究2月号の特集は「いよいよ京都、大特集」。

 

 このタイトルの付け方。グルメとか旅の雑誌のような軽い感じがいいな。どうしても短歌の総合誌は学び系に傾いて、「情報」より「知識」を増やすようなのが多い気がします。今回は京都の歌人のそれぞれの30年の歌を読むと、自分のこの30年と重ね合わせたり、記憶をよみがえらせたりできて、なんとなく自分もその歌と並行して生きて来たという思いが立ち上がって、とてもいい企画だなと思いました。

 

 河野裕子さんの原稿の再録、「1981年のコロキウム」も河野さんの息づかいのようなものが感じられて、ちょっと胸が熱くなりました。

 

 いしいしんじさんと吉川宏志さんの対談も、歌人同志の対談では引き出せないような歌の読み方や作り方への展開があって面白く読みました。

 

 私は沢口芙美歌書『歌人たちの昭和』、桜井京子歌集『超高層の憂鬱』、大朝暁子歌集『辰砂の月』、生田亜々子歌集『戻れない旅』、達知和子歌集『群青の灘』について書評を書いています。

 

 機会があればお読みください。

 

 

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