「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり」(道元)
日曜日 晴れ
まだ布団のぬくもりから起き上がれずにいたら、電話が鳴った。
・・・・もぅ~、休みの日なのにィ~何で朝っぱらから・・・!
「もしもし・・」
「池上梅園が、見ごろのピークだから、行ってみるといいわよ。
おばあちゃんを連れて行ったらいいわよ。」
で、2人を誘って本当に行ってきてしまった。
ここは日本画家、伊東深水のアトリエ兼住居のあった場所。
梅より桜見物の方が好きだったが、これだけ見事だと行った甲斐があるというもの。
近くの駐車場が満杯だったので、上のほうにある日蓮入滅の地に作られたという本門寺まで行く。そこから梅園へ向かう石段が、池波正太郎の「鬼平犯科帳」の「本門寺暮雪」に登場するそうだ。「眠狂四郎」ならその昔、何冊か読んだが、鬼平シリーズは、残念ながら読んだ事がない。
この辺りはお寺めぐりと梅園とのセットでの観光コースになっている様子だ。
きょうはフォーラムで、70才を越えたソウル界のゴッド・ファーザー?ジェームス・ブラウンのコンサートがあるので、ちょっと興味があったのだが、ネットで調べたら、チケットは完売。で、諦めがつき、すんなりと池上梅園行きと、相成った。でも、チケットがあったとしたら果たして行ったかなぁ。行きたかったけど。
池上梅園の梅はほんとうに見ごろだった。上まで登ったところで、おじいさんがイスに座って尺八を奏でていた。たった今そこで知り合ったばかり、に見受けられるご老人たちが彼を取り囲んでいる。「わしゃ、ここまで自転車でくるんだよ。」「私たちは世田谷から来たんだけどね。」と、話を交わしながらとても和やかな雰囲気だ。
梅園に尺八。なかなか良い組み合わせだな。
そういえば、Tちゃんのお茶会、この中のお茶室を使用したのかァ・・と思いながら、大勢の見物客に混じってぞろぞろと一回り。聴雨庵は、もともとは藤山愛一郎の茶室だったそうだ。そして清月庵もそれなりの由来がある。
母と一緒なので、この近辺を散策するのはちょっとムリ。表参道を通ってどこかでお茶してから帰路に着こうということになった。ってか、一人で決めたが、表参道周辺が大渋滞。車以上に人ごみも渋谷駅周辺と変わらず、参ってしまう。明治通りまで行って右折するのにうんざりするほど時間がかかってしまった。その上、同潤会青山アパートの跡地に出来た表参道ヒルズなるものが、私の目には工事現場のバリケードに思えて泣きたい気持ち。お~い、アンドーく~ん!安堵できなかったじゃないか。同潤会の名残はないじゃんか!学生時代によく歩いた大人の雰囲気の並木道が雑踏化してしまった。
キラー通りから広尾に抜けた所の「アンナミラーズ」でやっと一休み。ここのいちごのタルト、甘さ控えめでいちごがたっぷり。コーヒーはお代わり自由なのでおばさん同士がゆっくりするにはいいかな。8年間も、その前を走る都電で通学していた天現寺から高速に乗り、我が街に着くとなぜかほ~っとした。
そうだ、きょうはお布団を干す絶好の一日だったな。
何処にでもすぐ車で行ける事ってすごい、私チョー方向音痴で・・ナビも付いてないし
池上梅園も有名なのかしら
来てね!
身軽にお出かけが出来て、親孝行ができて・・・。
アンナミラーズしばらく行ってないなぁ~
教えて下さいませ。
今度の金曜日に、小石川植物園に、梅を見に行く予定でいます。
でもココの、池上梅園 すごく綺麗ですね。
電車で行く場合の最寄り駅はどこになりますか?金曜日頃まで大丈夫かしら?
写真、大きすぎたので、もうちょっと小さくしようと思っていたのよ。家の、ナビ着いていませんよ。地図と勘?で、どこでも行っちゃいます。迷運転手です。ナビ付けたって見えないだろうし、かえって事故ッちゃいそう。
kimichan
WEB上では、はじめまして!そして、ようこそ!
やっぱり此処のお茶室でしたよね。着物を着なくてよくて、お茶の頂き方がいい加減でいいなら、又、お声がけお願いします。
nettonさん
これを親孝行っていうんだかどうかな。忘却の彼方へ行かせまいと、仕事の帰りには立ち寄り、休日には外に連れ出しているのは、自分の為かも知れませんね。いやいや、私は単なるアッシーちゃんかも。ア~~歩きたい!運動不足になっています。
ネイビーさん、
小石川植物園はとっても広々していていい所ですね。好きな場所です。池上梅園の20倍近くありますので、そちらで充分かもしれませんよ。親を連れて行くには池上のほうで精一杯って感じでした。電車で行った事がないのですが、八丁堀から日比谷線で東銀座へ。そこで都営地下鉄浅草線に乗り換え、西馬込駅で下車のようです。
http://www.mars.dti.ne.jp/~naitotk/outdoor/ikegami.html ここを見てくださいね。
相手が最寄駅が池袋なので、やはり小石川植物園がいいでしょうか?
どうもありがとうございました。