nettonさんのお母様作のお雛様そしてテディーベアー
こんなに素敵なお人形さんが我が家にあるのも、きっとご縁があっての事。大切にしますね。
一日雨が降り止まない日に、母を連れて東京国際フォーラムに行って
きました。美術館が銀座東芝ビルにあった頃は行ったことがありましたが、
フォーラムに移転してからは初めてです。
相田みつを美術館。
書の世界は一度見ればもういいかな・・という気持ちでしたが、二度目でも、
やはり、右の頬と左の頬をつよく、ピシッ!ピシッ!と、打たれてきました。
下界にいると、知らず知らずのうちに心が濁ってくるのでしょうか、
静寂な白と黒の世界の中で、みつをさんの沢山の言葉を噛み締めました。
今回の企画展のテーマは・・・めぐりあいの世界・・・。
彼の究極の言葉、
「出逢いが感動を生み、感動が人生を変えていく」
人間を動かし、変えていくものは難しい理論や理屈ではない、と、彼は「出逢い」を終世のテーマとして、沢山の書を書きました。
そして、 「よき出逢いを!」 にあらわれたなんとも温かいメッセージ。
今回、しみじみと感じた言葉。
途中にいるかぎり
中ぶらりん
底まで落ちて
足が地に着けば
ほんとうに
落ち着く
「父は筆一本の生活で、作品を売る以外に収入がありませんから、
まず、女房子供を養うための苦労が大変でした。
その上、父は交際が広く、意外と人の面倒見がよかったので、
突然、知人の誰彼が相談事を持ち込んできたりしました。
問題はいつだって、「待ったなし」にやってくるのです。」
待ったなし
そのときの
出逢いが
その人の人生を
根底から変える
ことがある
よき出逢いを
「いのちの根」を読むと、言い訳をして、怒りまくっている私の根は深くならないのではないか・・・
と、“堪える”ことの大切さを感じます。その人のいのちの根っこが深くなる時は、唇を噛み締めて、
両手をぎゅっと握り締めている時。耐えているとき。そんな時にあなたの目の色が深くなり、いのちの根が深くなる、と、みつをさんは励ましてくれます。
「いまからここから あしたはあてにならぬから」・・・
ああ、なんともアスタマニャーナの世界とかけ離れていること!
背筋がピンとしてくるのを感じます。
そして、「育てたように子は育つ」でガ~~ン手遅れ。
ごめんね。エイプリルフールに結婚式を挙げようなんて言い出すママで、ごめんね。
(これは今回展示してありませんでしたが、出版されて以来、本が開けません)
「原点」という言葉を心の中に大事に、すぐに取り出せるようにしまっておかなくちゃ。
世の風潮に、惑わされる振りをするのはいいけれど、
「原点」には風潮もへったくれもないですから。
「アノネ 人間にとって 一番大事なものは なにか?
そこを原点として 考えてゆけば あとは自然に わかってくるよ」
こんな私でも、みつをさんとの出逢いで少しは神妙に、日々をいとおしく過せればいいなぁと、
思いました。彼の生涯の座右の書、「正法眼蔵」(道元)、タイトルを見ただけでも、
うぅ・・xxムxx・・。今度、図書館に行ったときに探してみようっと。
招待券をお送り下さったkちゃん、本当にありがと!(^з^)-☆Chu!!
みなさんが母の作ったミニ雛を飾ってくださっているのを伺ったり、ブログから発見したり、お電話を頂いたりしたのを母に伝えました。
貰っていただいたお相手は殆ど忘れてしまっている母ですが、みなさんがミニ雛を愛してくださっている事を知って大変喜んでいました。そして、よろしくお伝えくださいとのことでした。
有難うございます。
相田みつを美術館は何度か足を運びましたが、ある時友人が「ここに来ると素直な気持ちになって何でも話せるようになる」と言って悩み事を打ち明けてくれた事がありました。
書棚の奥に仕舞ってしまった「にんげんだもの」を出して開いてみます。
本当に心のそこの底まで悟ったような人で、私の心にしみていかない言葉は無いと思うほどです。
その中で特に好きなのが
「風は見えない
だけど木に吹けば 緑の風になり
花に吹けば 花の風になる
今、私を過ぎていった風は
どんな風になったのだろう 」 です。
こちらこそ、本当に有難うございました。
お母さまがお人形のことで目を輝かせてお話しなさっていたことを、この間のように懐かしく思い出します。くれぐれもよろしくお伝え下さい。
相田みつを美術館は、自分をさらけ出したくなる所かもしれませんね。欲を言えば、田舎の木造の廃校なんかを利用して、作って欲しかったなぁ。
ネイビーさん
みつをさんの言葉って、本当にどれもこれも胸に染入るものですね。口先だけではないから、こんなにも沢山の人に敬愛されるのだと思います。若い方々の、書の前でじっとしている姿を見るにつけ、「本気」の思いっていうのはどの世代にも通じるんだ、と、嬉しい気持ちになりました。上の詩、とても美しい!
相田みつをさんの言葉は、読むと素直になれるし、素直な気持ちでいる時はなおさら心に沁みてきます。
また本棚から引っ張り出して読んでみようと思いました。
思い出させてくださって有難う・・・
いえいえ、きっかけは、Kちゃんからの招待券でして、あれだけテレビや書物で知れわたってしまっていると、もういいか・・と思ってしまうのですが、それでも今回又行ってよかったと思いました。心の奥底から言ってくれる言葉に飢えているのかな・・・私。
ほんとに、言葉一つとっても、スポンジのように沁み込んでも行けば、罵声になって跳ね返ってくる事もあるんですね。