joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

DVDプレーヤーとヘッドフォン

2006年03月08日 | 家電製品にかかわること
DVDプレーヤーとヘッドフォンが欲しい。

DVDプレーヤーは1万円のものが欲しいです。なぜ1万円かというと、もっと安いものもあるのですが、1万円だと5年保証が効くから。5年は安心して使えるのでそれが魅力です。

でも、いざ買おうかという段になると、「ハテ、DVDプレーヤーってウチのテレビにちゃんと接続できるのだろうか?」とかいう疑問が頭をもたげます。たぶん10年ぐらい使っているテレビですが、ちゃんと問題なく機能していて、ビデオとつないでいるので大丈夫だと思うのですが。

こういう疑問ってわかっている人から見ればばかばかしいだろうなぁと思うのですが、なんか気になるんですよね。じゃぁ人に聞けばいいのだけど、一体誰に聞けばいいのだろうか。こんなことでメーカーに電話するのは面倒だし。やっぱり家電屋さんに聞くのかな。それも面倒だなぁ。

さて、もう一つ欲しいのがBOSEのヘッドフォン“Quiet Comfort 2”。これは周りの騒音をカットしてくれるヘッドフォンで、私はBOSEのお店で試してみましたが、たしかに周りの騒音が7割ぐらいカットされるような感触でした。

これがよさそうなのは、クルマがぶんぶん走っているような場所でMDとかを聴いていても快適に聴けそうなこと。歩きながら語学の勉強や音楽を楽しめるわけですね。

これは荒川さんが試合前に精神集中のためにつけていたものです。音楽とかをかけなくてただたんにつけてONにしても周りのノイズをカットしてくれます(荒川産はトゥーランドットを聴いていたそうだけど)。

これは値段が4万円近く。

1万円のほうが手を伸ばしやすい。しかしそれを我慢すれば4万円に手が届くかも。
悩みが尽きません。

涼風

メディアの侵入

2006年03月07日 | reflexion
最近はあまり他人と揉め事を起こさないし面と向かって他人に怒ることも少ないなぁと思っていました。もっとも、それはたんに私が人とあまり会わない生活をしているからなのですが。それでも、つねに誰かとケンカしていた以前とは違うなぁと思っていました。

でも、なんのことはない。人と会わない分、しっかりメディアが伝える政治家像とケンカして勝手に怒っています。どれだけ怒っても相手に影響のないのは以前と同じです。

べつに人づきあいが上手くなったわけでもないし人間が丸くなったわけでもないのです。

涼風

親子連れ 少子化 移民受け入れ 

2006年03月05日 | 日記
今日のお昼はとても暖かかったです。私はイヤフォンでMDを聴きながら近くの大蔵海岸まで歩いていきました。

大蔵海岸は砂浜が開放されているので親子連れがたくさん。小さい子供は見ていて楽しいですね。お父さんたちもお母さんたちも楽しそうでした。

こういう喜びは本人になって経験しないと本当には分からないのでしょう。自分の人生ではないですが、彼らを見ていて、働いて・結婚して・子供を作るという人生の中にある幸せを感じました。

海の水もとても透き通って、気温が暖かいので見ていて気持ちよくなりました。


少子化の原因は、お金があっても子供を産みたくないという人もいるし、お金がなくて子供を作りたくないという人もいる。結婚したくてもできない人もいる。昔と違って“好きな人と恋に落ちて”結婚したいと思っているので、結婚する人が増えないという側面もあるかもしれません。

また結婚しなくてもなんとなく生きていけるという社会になっていることも大きいかもしれません。結婚しなくても映画などの娯楽やショッピングという楽しみがあるので、無理に子供を作る必要なんてない。

「なぜ子供を作らなくてはいけないのか?」と人類史上初めて問い出したのが、日本や西欧諸国の若い人たちです。

ドイツでは、移民受け入れ政策で、移民が安い賃金で働くのでドイツの労働者が国外移住せざるをえなくなったという現実があります。労働者不足で移民受け入れを始めると、日本でも同じことが起きる可能性もあります。そうした状況になったとき、私たちは移民の人たちと幸せに共生する社会を創ることができるでしょうか?


涼風

『プライベート・ライアン』

2006年03月05日 | 映画・ドラマ
『プライベート・ライアン』という映画を観ました。もう超有名な映画ですね。でも私は先日初めて観ました。

先の大戦でアメリカは、同じ家族で戦死者が出た場合は、その家族で生き残っている他の兵士は国へ還ることを認められた(命じられた)そうです。戦地に赴いた家族全員が戦死するのは家族がかわいそうだという軍の「はからい」です。

題名は「ライアン二等兵」という意味。つまりこのライアン君の兄弟がみんな戦死したため、生き残っているライアン君を軍は家族の下へ帰還させようとします。しかしこのライアン君は戦場で行方不明のため、大尉(トム・ハンクス)率いる7名が敵の真っ只中の戦場でライアン君を捜しに行きます。

映画は、このアメリカ軍の「はからい」のため、ライアン君を捜すことを命じられた7名の兵士が命を危険に曝される姿を通じて、「なんで一人の人間を助けるために俺達が危険な目に遭うんだ」という戦争の不条理を描いています。

強制的な徴兵で多くの兵士が戦争に不満をもち、かつ一人の兵士を捜すために複数の兵士が命を危険に曝すことで、軍の身勝手な「はからい」、任務に忠実であろうとする大尉、下っ端で不満を言う兵士など、さまざまな立場から戦争の現実を照らし出していきます。

映画は、こうした特異なエピソードを通じて、戦争のさまざまな側面を描き出します。それは、ロマンも何もないただ殺戮だけが行われる側面、多くの兵士の命と国を守ろうと正義感に溢れる大尉の忠誠心、ともかく殺人マシーンとして命令に基づいて相手兵士を殺していく軍人、徴兵に不満を持つ兵士。

ラストで多少戦争を美化したような場面がありますが、スピルバーグはこの場面でも戦闘のリアリズムを追及しながら、同時にお伽噺の要素も取り入れています。これは意見の分かれるところなのでしょう。

ラストの戦闘シーンも戦争の現実を伝えますが、やはり圧巻なのが冒頭のノルマンディー上陸のシーン。戦争体験者がこのシーンを見て当時を思い出し神経症にかかったという話があるそうですが、確かにこれまでのどんな戦場シーンよりも「リアル」に見えます。このシーンを見れば、戦争にロマンを感じることのバカバカしさがよくわかります。

私はこの冒頭の場面を見て、『スターシップ・トゥルーパーズ』というSF戦争映画を思い出しました。パロディと残虐性を同時に描写した映画は、その残酷なシーンが有名ですが、まさに同様のことが実際の戦争でも行われるのだということが、『プライベート・ライアン』を観るとよく分かります。


涼風

ボスニア・ヘルツェゴビナ戦

2006年03月05日 | スポーツ
少し前の話ですが火曜日にサッカー日本VSボスニア・ヘルツェゴビナ戦を先輩のSさんとテレビ観戦しました。Sさん、ありがとうございました。

場所は三宮にあるスポーツ・バー。初めて行った場所ですが、とても雰囲気の良い店でした。店内がゆったりして料理もまずまず。テレビも大画面。お客さんも平日の9時の試合にもかかわらずたくさん来ていました。

試合のほうは、観た方はご存知のように後半は相手に押されっぱなし。

前半は「さすが中村と中田が入るだけでこんなに違うのか」と感じるプレーぶりでした。とにかく二人のところにボールが入るだけでボールが落ち着くし周りの動きも良くなるし、インド戦と違ってチーム全体が有機的に連動しているように見えました。

しかし後半にボスニア・ヘルツェゴビナが本気になった途端、サイドを何度もすごいスピードでえぐられていきます。4-4-2なので中盤とサイドが守備と攻撃のタイミングを図らないとだめなのですが、なぜかサイドから簡単にフリーでクロスを上げられて、かつゴール前でも簡単に相手をフリーにしてしまうという、スパーリング状態でした。

ヨーロッパの強豪国が本気になった途端これだけいいように操られるというのは、やはり日本と欧州との差は「ゴールデン・エイジ」が主流となってもまだまだありそうです。

Sさんと同意見だったのがサイドの人財不足。日本のように強豪相手では押し込まれるレベルの国では、サイドの守備はとても大切。かつ攻撃も少ないチャンスを生かすためにタイミングよく上がるプレーヤーが必要。

クロアチアともオーストラリアとも不安一杯になるような火曜の夜なのでした。


涼風

自分が大事

2006年03月04日 | reflexion
景気が良くなっているという報道が面白くない。なんだか小泉さんや竹中さんがしてきたことが正しかったみたいで腹が立ちます。

そういうことを言われると、

「大企業の業績で景気の良し悪しを判断するな!国民の9割は中小企業なんだぞ!!」

「非正規雇用の増加で人件コストが減っているだけじゃないか!」

「地方の現状を見てみろ!有効求人倍率が1割以上の地方がどれだけあるんだ!」

「この改革期間中にどれだけの中小企業が融資を断わられたか知っているのか!」

「90年と比べて年収2千万以上のビジネスマンが5倍になっているんだぞ!それと平行して生活保護世帯が増えている現状をどう見るんだ!」

などなど色々と難癖をつけたくなります。

これらの事実を考慮すること自体は大事なことです。

しかし、どこかで僕は世の中がどんどん景気が悪くなって小泉・竹中改革が大失敗であることが明らかになることを望んでいるんじゃないかと思います。世の中が良くなることよりも、自分の意見が正しいことの方が大事だったりします。


涼風

映画・ドラマ一覧

2006年03月03日 |  (映画・ドラマ一覧)
これまで取り上げた映画・ドラマなどについての文章を整理していきます。

   ・映画 『レミーのおいしいレストラン 』

   ・映画 『ノッティングヒルの恋人』
   
   ・映画 『ゾディアック』

   ・映画 『ネバーランド』

   ・映画 『ニュースの天才』

   ・映画 『終わりで始まりの4日間』

   ・映画 『ポロック 2人だけのアトリエ』

   ・映画 『ユナイテッド93』

   ・ドラマ 『吾輩は主婦である』

   ・映画 『スイミング・プール』

   ・『エデンより彼方に』

   ・『グッバイ、レーニン!』

   ・映画 『サイドウェイ』

   ・きらきら研修医

   ・“You've done enough.” 『ER 8』

   ・映画 『ディパーテッド』

   ・天使と悪魔 「百日咳」『ER Ⅹ』

   ・ 12月の意識 『ER 緊急救命室』

   ・なぜ今は映画を観ないのか
  
   ・西田敏行

   ・『アビエイター』(2回目)   

   ・『アイリス』

   ・『のだめカンタービレ』

   ・『25年目のキス』

   ・『紙屋悦子の青春』

   ・『幸せになるためのイタリア語講座』

   ・『視線のエロス』

   ・『ER緊急救命室』

   ・『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 』

   ・「偽りの自白」『チャングムの誓い』

   ・『エトワール』

   ・『あの頃ペニー・レインと』

   ・「甘い誘い」“ERⅠエピソード1”

   ・『ロード・トゥ・パーディション』

   ・『シルヴィア 』

   ・映画館上映とDVD販売が同時になる日

   ・第78回アカデミー賞授賞式

   ・フィリップ・シーモア・ホフマン、オスカー主演男優賞受賞

   ・『風と共に去りぬ』

   ・『プライベート・ライアン』

   ・『ベッカムに恋して』

   ・『10日間で男を上手にフル方法』

   ・ドラマと仕事 “L.A.LAW”と“ER”

   ・“ER”

   ・3時間では足りない 『キング・コング』

   ・『チャングムの誓い』

   ・『乙女の祈り』

   ・『トスカーナの休日』

   ・『サイドウォーク・オブ・ニューヨーク』

   ・『あなたにも書ける恋愛小説』

   ・『モナリザ・スマイル 』

   ・『愛についてのキンゼイ・レポート』

   ・『銀座化粧』

   ・『クジラの島の少女』

   ・『インサイダー』

   ・『ドラゴン桜』

   ・『ミリオンダラー・ベイビー』

   ・『タイガー&ドラゴン』

   ・女優

   ・『ミスティック・リバー 』

   ・『anego』2

   ・『anego』[アネゴ]

   ・『Ray/レイ』

   ・『アビエイター』

   ・映画代

   ・『落下する夕方』

   ・今年のオスカーあれこれ

   ・『マスター・アンド・コマンダー』

   ・呆けている 『ブギー・ナイツ』

   ・身におぼえのある映像 『キル・ビル Vol.1』

   ・かくされた痛み 『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』

   ・多くを語らなくても 『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』

   ・A sensible girl 『猟奇的な彼女』

   ・本当に考えるべきなのは 『もののけ姫』

   ・『ビューティフル・マインド』

   ・吉田君がとても印象的 『僕の生きる道』

   ・『僕の生きる道』

   ・「神様は私たちに美を与え、やがてそれを奪っていく」『ダイアン・レイン自らを語る』

   ・『マッチスティック・メン』

『こんな病院が欲しい―「魂」のケアから「死」のケアまで』天外 伺朗(編)

2006年03月03日 | Book
『こんな病院が欲しい―「魂」のケアから「死」のケアまで』(マハーサマーディ研究会 (編集), 天外 伺朗)という本を読みました。

この本を読んだきっかけは、編者の天外司朗さん(ソニーコンピュータサイエンス研究所代表)がインタビューで、「これからは病院という概念が大転換します」と述べていたからです。その彼の主旨が多少詳しく述べられているのがこの本です。

執筆者がたくさんいるこの本ですが、その殆んどが開業されているお医者さんです。この本で彼らが述べている意見の共通点を挙げてみます。

・国民皆健康保険制度の問題点

このシステムの問題は、沢山の人が病気になればなるほど病院が経済的に儲かるという仕組みになっていること。そのため、どれだけお医者さん看護士さんが誠実で一生懸命であろうと、病院経営を考えると無意識のうちに「多くの患者さんに来て欲しい=多くの人に病気になって欲しい」というメンタリティを身につけてしまうこと。これは医療者個人の問題ではなくシステムの問題であること、

・新技術の絶えざる導入

上記の保険制度の問題と結びつくのですが、病院としてはなるべく多くの治療費を請求しようという圧力を受けているため、つねに高価な治療器具・機械を使ってしまう。また、そうした新技術をつねに導入しなければ、医者は論文を書くことができないという学界の問題があります。これにより患者は「科学的」な医療と高額の負担を強いられます。

・製薬業界の圧力

新技術と同様に、治療費を多く請求できるという点で、また新しい論文を書けるという点で、病院にはつねに「新薬」を導入しなければという圧力がかかります。またMR(医療情報担当者)が病院・医療者と密接な結びつきをもつことで、製薬業界の経済競争に病院が巻き込まれます。その最終的な影響は患者に及びます。

・西欧医学の合理性の問題

新技術・新薬を追い求める傾向と結びつくのが、つねに外科的治療において体を切り・口と鼻に多数のパイプを差し込むような治療が支配的になります。機械を修理するように人間を扱う傾向です。

・患者のメンタリティの問題

こうした医学の性格が浸透することで、患者の側も、病気というのは病院で治すものという考えを持つようになり、病気における自分の生活習慣の責任や、人間の力ではどうすることもできない自然の力というものへの感覚をなくしてしまっています。


これらは医療への類型的な批判とも言えますが、しかし実際の医療者がこれらのことを問題点として指摘しているという事実は重く受け止めてよいと思います。どれだけこれらの批判が単純に見えようと、実態として問題としてこれらの点が残っているということだと思います。

これらに対して天外さんたちが提唱するのが次のような医療です。

・多くの人が病気になればなるほど病院が儲かるという現在のシステムに代えて、病人が少なくなればなるほど病院が儲かるというシステムの構築。

これは具体的には、病院に代わり「ホロトピックセンター」と言われる会員制の組織を地域に作り、会員はその組織に会員費を納め、「ホロトピックセンター」はその会員費で経営をします。会員費は病気になってもならなくても納めます。そのため「ホロトピックセンター」は、病人を少なくすればするほど、治療にかかる費用を削減させ、経済的に潤います。

こうしたシステムにより、医療者は会員がもう「ホロトピックセンター」には来ないように万全のケアを施します。また彼らが病気にならないように、会員に向けて予防医学の普及を熱心に図るようになります。

・ホリスティック医療の普及

上記の「ホロトピックセンター」のシステムとも結びつきますが、病気になってから病人を治すという西欧医学の発想ではなく、病気を「病気」という特殊な事態ととらえず、生活・人生の流れ全体の中の一つとして病気をとらえ、ケアすべきなのはこの生活・人生の流れ全体であるという意識をもつようにします。それにより、「ホロトピックセンター」は、普段の生活習慣・メンタル面での習慣などもケアの対象にするようになり、会員は「病気」の時だけではなく、普段の生活の悩みや問題も「ホロトピックセンター」に相談できるようになります。そうした悩みへの対処は、高価な医療器具を導入する治療より遙かに安く済みます。ホリスティック医療では、身体と心の結びつきを重視します。

これは「ホロトピックセンター」が昔のお寺や教会などが地域に果たした役割を取り戻そうとする企画です。「ホロトピックセンター」は、単に病気を治すのではなく、その会員の人々の人生をよくするお手伝いをするという発想の元に成り立ちます。病気の範囲を限定せずにケアする範囲を拡げ、同時に新技術で徹底的に人体を操作するという発想を極力取り除きます。

天外さんはこうした取り組みが普及するには数十年かかると見ていますが、同時に現在の病院のようなシステムはその間にバタバタつぶれるだろうと述べています。


わたし自身は身体の深刻な病気というものにはかかったことがないので、病院という組織への知識には乏しい方です。

ただ官僚的な行政による福祉というものに問題があり、それに代わる地域福祉・市民の生活リスクを軽減するクッションの役割を果たす機能の確立というものの必要性は感じます。

天外さんたちの言うホリスティック医療には、忌避感を感じる人もまだ多いのではないかと思います。東洋医学にのっとったそれらの医療は、身体を一つの「宇宙」ととらえ、病気をも身体・人生にとって必要なプロセスととらえて対処する場合もあります(熱など)。また癌の発生と「気持ちのありよう」と結びつけることに抵抗する人もいると思います。

ただ、たとえばこの本の著者のひとりが言うように、「ありがとう」という言葉を一日中ずっと唱えることで癌が消えたという人が少なくないのも事実のようです。

またよい音色の音を聴かせることで病気が改善する(音楽療法)だけでなく、水の質が良くなったという報告もあります。有名な話では「ありがとう」という文字を書いた紙を水の入った瓶に貼り付けることで、きれいな結晶ができたという事例もあります。

そうした神秘的な発想・目に見えないものが身体や事物に影響を及ぼすと考えるのがホリスティック医療の性格の一部です。それはオカルトにも見えますが、いずれ科学が仕組みを解明するプロセスだとも考えられます。

ともかく、従来の合理的な考えでは、人間の体も生活も良くすることはできないという発想をするのが、この「ホロトピックセンター」であると言えます。

病気だけでなく、気持ちのありようや生活全体をよくしようという発想には、社会学者ならば「生活全体の操作」という批判を加えるかもしれません。その危険もありますが、しかしその危険は「ホロトピックセンター」の意図と良い点が浸透してから発生する問題であり、「ホロトピックセンター」の良い点を十分に考慮せずに頭だけでそういう批判をするのは視野が狭いように感じます。

この天外さんの試みは、私もウォッチしていきたいと思います。


涼風


参考:『ホロトピック・ネットワーク』

『ベッカムに恋して』

2006年03月02日 | 映画・ドラマ
『ベッカムに恋して』という映画を観ました。このビデオを選んだのは、主演の女の子パーミンダ・ナーグラが『ER』にも出ていて中々の魅力を発揮しているから。

内容は、イギリスに移住してきたインド系家族の女の子がサッカーをしようとするけれど、インド文化の影響で家族の反対に合うというもの。インドの女の子は肌を出しちゃだめだし、女らしくインド料理をすべきだし、インドの男の子のお嫁さんにならないとだめだし、と言われてサッカーを禁止されます。そうした制約の中で主人公がそれでもサッカーを続けていこうと奮闘するというもの。

内容はありふれているし演出に新味もないので、観ていて退屈もしました。ただ、パーミンダ・ナーグラ、キーラ・ナイトレイ、ジョナサン・リース=マイヤーズといった若手俳優陣が健闘しているのでなんとか見れるという感じです。

映画の中で個人的に印象的だったのが、主人公の女の子が大学の法学部に合格しながらサッカーを続けるかどうかで葛藤する場面。親は彼女が弁護士になることを望んでいます。

普段ぼくは、「人は夢を追いかけた方がいい」と言っていますが、この場面では思わず「女子サッカーなんて不安定なことをせずに弁護士になったほうが生活も安泰していいんじゃない」と考えてしまいました。レールにのった人生はつまらないものとか言いながら、心の底ではレールにのった人生の方がトクだと考えているのです。

永田議員の問題にしても、「東大出て大蔵省に入って政治家にまでなったような人がこんな問題で全部棒に振るなんて可愛そうだなぁ」と思ってしまいました。本来なら東大も大蔵省も関係ないはずなのに、経歴が素晴らしい人が崖から落ちると他の人以上に気の毒だと思っているのです。これもレールに乗った人生が素晴らしいという思い込みでしょう。

本当は自分が何を考えているのかが分かるきっかけとなった映画でした。


涼風

荒川さん

2006年03月01日 | スポーツ
新聞やウェブの写真しか見ていないけど、荒川さんは金メダルをとってから顔が柔らかくなってどんどんきれいになっていくようだ。不思議。

今まで張り詰めていたものが解けて、一晩にして違う人間になった感じ。


涼風