joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

『ゴーンガール』

2015年06月16日 | 映画・ドラマ
『ゴーン・ガール』。とても面白い映画だったけど、刑事がいつもコーヒーをもってるのはなんとかならんのか。広告目的なのがみえみえじゃないか。フィンチャーなら、そういうハリウッドの制約を逆手にとって欲しかった。

ロザムンド・パイクは最高!かっこよかった。

桐島、部活やめるってよ

2015年03月08日 | 映画・ドラマ
『桐島、部活やめるってよ』


女子高生をリアルに描いた映画としては、『櫻の園』『バウンス ko GALS [DVD]』の方が上じゃないかな。

この映画の魅力は、リアルさというより、映画全体の構成力だと思う。すべてが緻密に作られている。

カーストの外部に出られるか、これはつねに人間のテーマなんだろうね。

ハートロッカー

2010年03月15日 | 映画・ドラマ
「ハートロッカー」を観た。


http://hurtlocker.jp/


意外に退屈だったなぁ。


何度もあくびしちゃった。



どうしてかというと、とくに新鮮なシーンがなかったからだ。


僕は観た映画の数が多いわけじゃない。


世の中の映画ファンの足元にはとても及ばない。


その僕でも、観ていてハラハラしないのだ。


映画というものは、もう新鮮な驚きを与えてくれないのかもしれない。


「ダークナイト」はよかったけど。


だから、どうしてこれほどにまで「ハートロッカー」が絶賛されるのか、わからない。



アカデミー賞を獲ったことが不思議なんじゃない。


映画ファンもべた褒めするのが不思議なのだ。


いい映画だと思う。


でも、新しさを感じなかった。



期待が大きすぎたのかもしれない。



あらためてDVDで観れば面白いのかも。

映画『時計じかけのオレンジ』

2009年05月24日 | 映画・ドラマ
時計じかけのオレンジ』という映画を観ました。


よくもまあこんな映画を作ったし、よく上映したなぁという感想。


いや、映画自体はすごいですよ。傑作です。


ある意味『ダークナイト』よりも善悪というものについて考えさせられました。


でも、人にはお薦めできませんね。えげつなくて。

『ママが泣いた日』

2009年01月04日 | 映画・ドラマ
思えば、僕は高校の時から、本を読むなんかよりも、映画や音楽の方が好きだった。

そういう人間なのかな。




最近はDVDを借りても、面白いと思える映画は少ない。

そんななかで今日見た『ママが泣いた日』はとてもよかった。

DVDを見て満足できるなんて、ひさしぶりのような気がする。返却は明日までなので、もう一度見る時間がないのがとても残念。


出てくるキャストがどれも魅力的。

とくに主人公である母親の4人の娘がどれもきれいでかわいい。そういうのって案外珍しくない?

主人公のジョアン・アレンとケヴィン・コスナーもとてもいい。

話もいい。


一つ一つの画面が静かで、でも集中してみてしまう。


いい映画を見た、という印象を抱かせてくれます。

映画『つぐない』

2008年12月24日 | 映画・ドラマ
ある程度映画を観てくると、いい映画にも感動しなくなるものなのだろうか?


『つぐない』を観た。


あらゆる媒体やあらゆる観客がこの映画を絶賛しているのだけど、そこまで感動できなかったんだよな。


なんだか、どの場面もどこかで観たような気がするのだ。


べつに悪いところなどはどこもないし、この映画を絶賛する人たちの映画を観る眼がおかしいとはまったく思わない。


でも、観ながら、どこか退屈もしました。


アカデミーで助演女優賞候補になったシーアシャ・ローナンは素晴らしいし、主人公のジェームズ・マカヴォイはその姿は本当に男らしくかっこいい。


でも、大満足な映画かと言うとそうでもありませんでした。


人間の痛みや人生の悲惨さが、それほどこの映画からは感じられなかったのです。俳優や画面のきれいさ・見事さが、それらを打ち消しているとも言えます。この画面には不幸の匂いがないのです。どうしてそれを見て「胸をしめつけられる」ということがありましょう?


わたしはむしろ、同じ監督の前作『プライドと偏見』の方が面白かったです。

Gyao

2008年12月07日 | 映画・ドラマ
Gyaoで海外のドラマを見るのが日課になっている。


寝る前に。


これで今頃になってフレンズを見るようになりました、私は。


最近は、番組スポンサーにbrotherなどの大手メーカーも出てきた。


こういうウェブテレビも、人気のあるコンテンツなら広告手段としていいのかもしれない。


映画にせよドラマにせよ、もっとたくさん見れるようになって欲しいですね。


ヒル・ストリート・ブルースやL.A.ローや、海外の人気ドラマをもっとみたい。



街のあかり

2008年11月04日 | 映画・ドラマ
『街のあかり』という映画があります。


2005年か6年ぐらいのフィンランド映画。


アキ・カウリスマキ監督の映画です。


観てからもう二週間以上たつけど、そして一回しか見ていないけど、今になって味わい深く感じられる映画。


人間ってこんなもの。


みんな内面ではこの男と同じような経験をしているんじゃないかな。


実際に起こる出来事は違っても、感じていることは同じなんじゃないかな。

ダークナイト

2008年09月17日 | 映画・ドラマ
観てきました、映画『ダークナイト』。


つまり、バットマン。


なんというか。


今まで観た中で一番すごい映画かもしれない。


これほど“すごい”映画はないですよ。


ボキャブラリーのなさを表しているようなもんですが。


もうとにかくすごすぎ。


欧米では記録的なヒットなのに、日本ではもう打ち切られようとしている。


神戸では今週で終わりそうだし。


まだ観ていない人は是非観てみてください。とにかくすごい映画ですから。



この映画は昨年秋に亡くなったヒース・レジャーの演技が話題になっています。


たしかに、彼の演技は尋常じゃない。


ハンニバル・レクターも凌ぐレベルなんじゃないでしょう???



でも。


やっぱりこの映画は監督のクリストファー・ノーランのものだとも思うのですよ。


たしかにレジャーの演技あってこそこれだけすごい映画ができたのかもしれない。


でも、でも、これだけの構成力をもった監督というのは、ちょっといない。


時間のある人は、とにかく見てみてくださいよ。


すごいですから。



参考:「ダークナイトはジョーカーを描いているのか、バットマンを描いているのか 」 大西 宏のマーケティング・エッセンス

映画『マリッジリング』

2008年08月06日 | 映画・ドラマ
映画『マリッジリング』


20代のOLが40歳の子持ち男と不倫するというお話。

なんだか何もかもありふれた話で、意外性がどこにもない。

でも、これはこれでいいのではないだろうか。

人生に挫折感をもっている中年男は世の中には多いのだろうし、人生にむなしさを感じている若い女性も多いのだろうし、そんな二人が職場で不倫するというのも、多いのだろうし。

あまりにも平凡な私たちの風景をそのまま切り取るということは、しかし意外と映画やドラマではなされていない。

奇をてらった学芸会を日々見せられている私たちにとって、こういう当たり前の日常をきとんと見せてくれる映画は、いいのではないかと思う。

この映画が10年前に、いや20年前に作られたと言われたとしても、驚かない。それぐらい、新しいものがこの映画にはない。

でも、この数十年の日本社会に生きる人たちの多くにとって共感できるものがあることも確かだと思う。



主役の小橋めぐみさんはとってもきれい。

他の女優にありがちな、漫画の登場人物のようながつがつしたところが皆無で、いい脚本に出会っていい映画やドラマに出て欲しい。

『未来講師めぐる』

2008年07月16日 | 映画・ドラマ
『未来講師めぐる』のDVD1巻を借りて見た。

もうむっちゃ面白い。


そんでもって、深田恭子もむっちゃかわいい。


フカキョンがこんなかわいいと思ったのははじめてだ。


腰回りとか足とかとっても太いんですけど、どうしてあんなにかわいいんでしょ。


デビューの頃ってもっと痩せてたよね?



他の出演者もみんなとってもいい。


宮藤 官九郎の脚本は、俳優を蘇らせる。


そんな脚本家って、ちょっといない。

映画 『あるスキャンダルの覚え書き』

2008年07月06日 | 映画・ドラマ
映画『あるスキャンダルの覚え書き』をDVDで観る。


この映画は公開時にあらゆる映画評で絶賛されていた。少なくとも私はこの映画に疑問や不満を投げかけた映画評を観たことがない。


でも、今回初めてこの映画を観たのだけど、なぜこの映画がそれほどまでに絶賛されたのかよく分からない。


映画は、人が他人を心理的にコントロールしようとすることの悲劇を描いている。それ自体はたしかに悲劇だけど、この映画に出てくるようなfuckin psycho野郎はこれまでにも多くの映画で扱われてきただろうし、わたしたちの日常生活にも多くいるように思う。また自分の中にもこの映画の登場人物と同じ心理があることは、少しでも自分を内省したことのある人ならば容易に気づくはずだ。


つまりわたしの感想としては、どこにもとりたてて新しいものが描かれていることのない映画だということです。


個人的には、この映画の主題である、人が人を心理的にコントロールする悲劇よりも、公立学校に勤めている教師たちの生態の描写のほうが興味深かった。


荒れた公立校の校舎から生徒たちを見つめる教師が心の中で

「やがて店の売り子のような不安定な仕事に就いていく者たち」

とつぶやいたり、教師同士の会話で

「全員に期待してはいけないわ。宝石の原石を見つけるのよ」

といった言葉が出てきたり。


学校の教師という職業についているとどういうものの考え方をするようになるかが
、印象的に描かれています。


そういった考え方のほうが、ありふれた心理的コントロールのドラマよりも、よほど残酷で、悲しい、と思わされます。


映画『ゾディアック』

2008年07月05日 | 映画・ドラマ
公開時に劇場でも見た『ゾディアック』をDVDで見た。


この映画はたしか2時間40分ほどもある長尺の映画で、たしかに映画館で観ていると「長いな」と感じた。でもDVDであらためて見ると、決して長くなく、監督が伝えたいことを伝えるにはこの長さはどうしても必要だったのでは、と思わされました。


とにかく完成度の高い映画で、一つ一つの画面が絵になるのです。


映画は実在の殺人事件を扱っていますが、この映画の焦点は、当時の風俗を伝えることにあったのではないかと思わされます。


殺人事件という、普通の人は遭遇することが滅多にない題材でありながら、それをめぐる人々の感情を描くことで、60・70年代の社会・風俗を描いているのです。

これは、ポルノ業界という同じく普通の人が接することのない世界を描くことで70年代という世界を描いた『ブギーナイツ』にも共通する点です。


とても面白い映画ですよ。