joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

『風と共に去りぬ』

2006年03月12日 | 映画・ドラマ
昨日の夜にテレビで『風と共に去りぬ』をやっていました。4時間完全放映ということでしたが、内容が陰惨なのでとても観る気にはなれませんでした。

気晴らしにチラチラと観たけれど、おそらく20年ぶりくらいに観てビビアン・リーのきれいさにびっくり。また強烈な個性を放っていて演技も上手く、オスカーを獲ったのも当然と思える演技。

わがままさと臆病さと力強さを同時に演じて、細身の身体から強烈なパワーを放っていました。

この映画の作成時、彼女は25、26歳。今のハリウッドなら小娘として簡単にはスター扱いしてもらえない年齢です。ナタリー・ポートマンやキーラ・ナイトレイにしても、まだまだ「若手」という感じで、「スター」の貫禄はないと思う。それに比べればビビアン・リーの存在感は圧倒的です。

でも、この映画はやっぱり全部見通す気にはなれない。こんなに不幸の上に不幸を塗りたくなくてもいいと思うのだけど。不幸でなければ芸術ではないというような観念がまだ人類には残っているのかな。セックスをたくさん描かなければ文学とみなされない傾向と同じように。


涼風


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