joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

WBC

2009年03月19日 | スポーツ
韓国の選手は日本に勝った時だけああやって国旗をマウンドに立てているのかな?


戦争で占領した国がやることみたい。


やめた方がいいと思う。

フェデラー敗れる

2008年07月14日 | スポーツ
フェデラー、負けてしまいましたね。


この日が来るとは、想像できませんでした。


まるでテニスの神様がのりうつったかのような彼のプレーには、いつも驚かされます。


しかし、その完璧なテニスをする彼でも敗れることはあるのです。


神の完璧なプレーに、人間の力技が超人的な力を発揮していた、そんな試合でした。

残念

2007年07月29日 | スポーツ
残念ながら、負けてしまいました。日本。

でも解説の山本さんが韓国の守備を賞賛していたので、相手が上手かったということなんでしょう。

書籍『オシム・ジャパンよ!』でトルシエさんは、おそらくオシムはドイツワールドカップ組の力量は十分知っているから、これまで国際経験のない選手にチャンスを与えて力量を確かめてから、ベテランを代表に呼ぶのではないかと言っています。

もしそうだとすると、このアジアカップは若手の選抜試験であり、これからその若手とドイツ組との本格的な競争が始まるわけです。

トルシエは、もしそうだとするとそれは危険な賭けだと言います。つまり、若手の発掘と公式戦での勝利という二兎を追うのだから、と。

「目の前の試合に勝つためには、最強のチームを編成しなければならない。が、世代交代・若返りのためには、未来に向けたチームを作らなければならない。両方を同時に成し遂げるのは簡単ではない。どちらを得られずに終ることも多い」(p.115)。

しかしアジアカップでベスト4という実績を上げたわけですから、オシムさんはその賭けに成功したと言えます。

試合後の会見でも、「もう代表に呼ばれない選手が出てくるかもしれない」というオシムさんの発言にはちょっとびっくりしました。でも、トルシエさんが言うように、今彼がしていることは若手の選抜試験だったとすれば、今大会で呼ばれなくなる選手が出ても不思議ではありません。それが誰に当たるのか、私にはわからないけど。

ただ、オシムさんのやろうとしているサッカーでは、ワンタッチプレーを確実にできる選手が求められるのは確かでしょう。中盤から前の密集地帯で相手に囲まれてもボールを足下で確実にコントロールできる選手。

ただ、そういうテクニックのある選手にも逆に「走る」ことを監督は要求しているわけで、そのあたりにオシムサッカーのジレンマがあるわけです。

ドイツ組みの対比で、オシムさんはこれまで走る選手を中心に選んできました。その選手たちの力量を把握した上で、これからは黄金世代のテクニックのある選手をたちをどうするかが課題になります。

トルシエの言葉

2007年07月19日 | スポーツ
昨日、本屋でトルシエさんの新刊『オシムジャパンよ!』みたいな題名の本を読みました。パラパラっと。結構面白そうだったので、もうちょっとじっくり読んでみたいです。

その中で印象だった記述の一つが、人間関係の悪さは日本のワールドカップでの惨敗の理由にはならない、というもの。彼が言うには、代表レベルのチームに集まる選手の間で問題が起きるのは普通のことだ、ということです。去年のワールドカップでは、フランスもドイツも最初は同じような問題を抱えていたとか。それが勝利という結果によって一つにまとまっただけ、とのこと。

なんとなく納得。

サッカーや野球をする人・子供たちというのは、それらのスポーツが文化的に主要な価値をもつため、傲慢になる傾向があると思う。その傲慢な人たちの中でトップレベルの人が集まるのだから、これまたエゴ・妬み・争いが渦巻くのは当然。

私たちはスポーツ選手にロマンを見るけど、部活動をしていた経験から言えば、集団スポーツのチーム内部って、イジメ・暴行・村八分・派閥争いというのは当たり前なんだと思う。たとえプロでも。

悲しいことだけれど。

できること

2007年07月16日 | スポーツ
オシム・ジャパンの日本での試合にお客が入らないということが話題になっていました。

で、アジアカップを見ていて思ったのは、オシム・ジャパンが一般的に話題にならないのは、突っ込みどころがないからではないか、と。

今日の試合のメンバーを見ても、

川口
中沢
阿部
駒野
加地
鈴木
中村(憲)
遠藤
中村(俊)

高原

と、なんかサッカー通の人が「この選手を使ってくれ」という選手ばっかりなんじゃないかと。上背は大きくないのだけど、なんというか、「仕事人」みたいな選手ばっかりで。

交代ではいる選手も

今野
羽生
水野

のような、これまた小柄だけど、献身的に走り回る(というイメージがある)選手ばっかり。

その選手たちが試合でも、みんなチームのために動き回って、今日の試合を見ていて「まるで教科書みたいなサッカーをするなぁ」と、素人のいい加減な感想を持っていました(サッカーの教科書なんて知らんけど)。

要するに、今のオシム・ジャパンは日本のサッカーで到達しうるレベルのことをやっている、と。だから、観ている側も過剰な期待は抱けない、と。

それが、ジーコ・ジャパンにくらべて不人気の理由ではないか、と。

それでも、UAE戦、ヴェトナム戦と、僕はとても楽しませてもらっています。

UAE戦

2007年07月14日 | スポーツ
昨日オシム・サッカーを90分見たけれど、なかなか難しいチームだ。

難しいというのは、いいサッカーをしているのかそうでないのか、分かりにくいということ。

前の日本代表だったら、それがどういうサッカーをしているのかは、素人から見ても一目瞭然だった。

でも今の日本代表は、どの選手も自分ではなく全体のために自己犠牲プレーする選手ばかりのように見えます。足下のテクニックではなく、つねに連動性を重視するプレーですね。あっ、それがオシムさんが就任したときから言い続けていたことか。

自己犠牲をいとわない選手でチームが作られているから、玄人好みのチームになっているのかな。

きっとサッカーの発展にとってはいい方向に進んでいるのでしょう。

やっぱり日本で行われる親善試合ではなく、海外での真剣勝負だと観る方も真剣になりますね。

阪神

2007年05月11日 | スポーツ

今日、阪神電車に乗っていたら、阪神ファンがたくさんいました。

そう、甲子園には阪神電車でしか行けないので、試合の夜には阪神ファンがたくさん阪神電車に乗っています。

よく関西以外の人が関西人の関西弁を生で聞いて「関西人は本当に関西弁をしゃべるのか」と感動するらしいです。

阪神ファンを生で見るというのも、それと同じようなものかもしれない。

阪神戦なんて小学校6年のときに行った巨人戦以来見ていないので、タイガースのはっぴを着た阪神ファンを見たのもそれ以来かもしれない。

今日は久しぶりに勝ったそうです、阪神。井川君の穴が大きかったということですね。よく考えたら、長いイニングを計算のできるピッチャーというのが井川君と福原君で、片方はアメリカに行き片方は故障なのだから、現在の苦戦も当たり前といえば当たり前だったわけです。

今年の阪神は、ピッチャーが二人か三人ぐらい「大化け」してローテーションの一角を担うように成長してもらわなければならなかったのですが、それは要するにペナントが始まってみないと分からないということだったわけです。

と、わかったようなことを言っていますが、僕は最近は野球はまったく見ないので、阪神のチーム状態の経緯もよく知らなかったのですが。

井川君は大丈夫かなぁ。いいピッチングをする時もあるみたいだから、やっぱり調整次第なんでしょうね。

えっ?!

2007年03月24日 | スポーツ

パ・リーグ開幕してたんですか?

サッカーとかスケートとかシンクロとか(どれもロクに観ていないけど)でテレビが騒いでいるのでまったく気づかなかった。

注目度を高めようとしてセ・リーグよりも日にちをずらしたのだろうけど、スケートやサッカーを相手にするならセ・リーグを相手にしたほうがよっぽど注目されやすと思う。

ゆっくりなステップ

2006年12月26日 | スポーツ
             “Trees in the Evening Sun”


昨日、すでにブームを過ぎつつあるyoutubeを見ました。お目当てはサッカー。具体的にはジダンとバッジョのプレーです。

ジダンにしてもバッジョにしても、普段のリーグ戦での活躍は知らず、結局はワールドカップぐらいやスポーツニュースのダイジェストでしか見たことがありません。

もちろんyoutubeの番組もダイジェストなのですが、テレビと違って彼らのスーパープレーをじっくり堪能できました。

見ていて、バッジョとジダンのドリブルには共通点があるように感じた。二人とも足のステップがゆっくりで、かつ大きい。とくに相手のプレーヤーが近くに来たときほど、ステップがゆっくりになる。

普通なら相手が来ると焦ってボールをせわしなく足でコントロールするように思えるけど、彼らは相手が来るほど落ち着いて、プレーの一つ一つを自分の意思でコントロールできているのです。

これはすべてのスーパープレーヤーに共通していることなのだろうか?こういったドリブルの名手は日本ではあまり見かけない。パスの名手は多いけど、ドリブルの名手って日本に入るのかな。

ドリブルが上手いと、相手が近づいてきてもすぐにボールを見方に出さず、ずっと自分でキープして、空いたスペースに見方が走りこむのを待つことができる。中村俊輔が一番それに近いかな。


涼風

60億円

2006年11月16日 | スポーツ


うーーん、60億円ですか。すごい。

今朝の読売新聞を読むと、レッドソックスは松坂を獲得できても、テレビ放映権による収入は大リーグの機構が一括管理して各球団に分配するので、収入が急増することはないとのこと。

つまり松坂獲得によるメリットは、松坂が今後どれだけレッドソックスの勝利に貢献するか《だけ》にかかっているそうです。それで60億というのはすごいですね。

知っている人は言わずもがななのだろうけど、メジャーリーグにその莫大な収入源は一体何なのだろう?テレビ放映権なのだろうか?ちょっとググってみると…

「 さてここで、MLBと日本の野球界との選手年俸に大きな開きが出る要因として、大坪さんがあげているのは次の二つだ。
(1)MLBが多角的な権利処理を行うのに対して、日本では全体収入に占めるチケット販売依存度が高すぎる
(2)MLBは世界中から稼いだ総収入の50%を選手に配分する。MLBでは、球団がいくら稼いだかは選手にも公開されていて、50%を配分するというのは、はっきりした取り決めになっている。」(「3月28日 『メジャー野球の経営学』大坪正則」)『快適堂読書日記』

という記述が見つかりました。これだけではよくわからないですが、要するにアメリカのスポーツビジネスは「権利」をたくさん作って、その利用から多くの収入を確保し、それを大きな割合で選手の年俸に使うということですね。

今回の入札金は松坂君の年俸とは違うのですが、要するに選手獲得にかけるお金と考えれば、人件費に近いものなので、60億円の出所も上の説明で説明できるのかもしれません。

松坂のビュンビュン速い球を大リーグの試合で見ることができるというのも楽しみですね。

これで井川君の入札金はどれくらいになるかな?

あっ、そう言えば読売新聞では「プロ野球は夢を売るのが仕事であって人を売るのが仕事ではないはずだ」って言っていたけど、どっかの球団はいつも他のチームの四番をお金で買っているよ~ (阪神もそうだけど)


涼風

井川君アメリカに行く

2006年11月13日 | スポーツ


今日の朝もさむい。でも天気はよさげです。

睡眠時間は6時間ちょっとで、でも頭はかなりすっきりした感じ。いい朝だと思う。


井川くん、アメリカに行くんだね。

僕が久しぶりに野球を見るようになったとき、彼はタイガースでエースとしての地位を確立しつつありました。投球術のことはよく分からないけど、素人目には井川君の球は、他のピッチャーよりは速いかなという感じに見えます。あと、エースだから当たり前だけど、コントロールもしっかりしているのでしょう。

コアな野球ファンの意見によれば、チェンジアップが彼の武器なんだそうです。でも、チェンジアップなんてテレビの画面を見ても私にはわかりません。

これが、松坂や上原やホークスの豪華先発陣や他のチームのエース級のピッチャーであれば、ビシッとしたホームで速い球を投げたり、コントロールがよかったりと、素人目にも何がすごいのか分かりやすい場合が多い。

でも井川君の凄さって、素人目にはよくわからないのです。結果的にいい数字を残しているから、きっとすごいんだろうなぁと思うのだけど。

ファンから見て井川君を見てもどかしかったのは、9回をビシッと抑えきるということが少ない印象があって、味方の取った点を越えない程度にはある程度崩れて打たれて点を取られるという印象がなんだかありました。

彼の、ストイックでありながら、少し投げやりで、顔に少し不満気なところが表れていたり、だるそうであったりと見える時もあったし、それでも相手ピッチャーと投げ合っていて、負けん気バリバリで力でバッターを封じ込めて松坂に投げ勝ったり…やっぱり野球が好きなんだろうな、と。好きというより、彼には野球が大事なのだ、と。

来年のメディアは松坂に集中するかな。できれば井川君には阪神に戻ってきて欲しいけど、本人はあっちで骨を埋める覚悟だと言うし、ともかく楽しみでもあり、寂しくもあるのです。


涼風

安藤美姫、優勝

2006年10月30日 | スポーツ



今朝は6時間ほどの睡眠。前日に比べれば2時間ほど多く寝ているので、なんだかとてもすっきりしています。見た夢は怖い夢だったのですが、寝覚めはいいのでよしとします。あるお医者さんも、夢の内容よりも、寝覚めの心地よさの具合が健康度のバロメーターだとおっしゃっていましたし。


安藤美姫の優勝。なんだかうれしいですね。僕はテレビのほんのちょっとのダイジェストを見ただけだけど、なんだか体のキレがキレキレで、とてもシャープな感じがします。

とくにフィギュアのファンじゃないけれど、どのフィギュア選手が好きかといわれたら、僕は安藤派かもしれない。印象的に、一番親しみがもてるかんじがするというか。一番“普通の”女の子っぽい感じがするんですかね。弱さとか強さとか、その人柄が伝わってきやすいというか。スポーツ選手はみんなそうだけど、彼女の場合はそこにアイドル性が加わって、感情移入しやすいのかもしれません。

なんとなく、いいニュースを見させてもらった感じです。

涼風

北海道日本ハム優勝

2006年10月27日 | スポーツ



日本ハムが日本一になりました。おめでとうございます。

ところで、「日本ハム」「日本ハム」と言っていると、「日本ハム」が日本ハムという会社のチームであることを忘れそうになりますね。

北海道という思いっきり首都圏から離れたところに本拠地がある点でも、なんだか「日本ハム」は日本ハムという会社のチームである前に、まず北海道の人たちのチームへとどんどん変貌を遂げているような印象を受けました。

福岡にしても、あれだけ東京から離れているので、企業のチームであると同時に、やはりその土地のチームであるという印象を受けます。

千葉もそういう感じがしますね。なんだか、近年になってから地方に移転したチームというのは、地元密着型チームのように見えます。

ファンの数なら、中日や阪神のほうが断然多いかもしれない。僕は阪神ファンですけど、でも、中日や阪神に比べると、日本ハムやロッテのほうがファンに愛されているチームに見えました。

僕はチームの数を減らすことには反対で、むしろ積極的に数を増やしてもいいんじゃないかと思う方です。でも、交流戦の数は増やして欲しい。パ・リーグの強いチームって魅力的に感じる。


涼風




日本2-0イエメン

2006年08月17日 | スポーツ


まず昨日のイエメン戦(サッカー日本代表試合)で印象的だったのは、NHK-BSの山本さん(前ジュビロ監督)と原さん(前東京FC監督)の解説。二人ともコーチ目線で見ていて実にシビアというか冷静というか。前半のサントスについて「このままでは後半に交代ですね」とか、前半の日本の出来について「これでは今までと変わらない」とか、率直に思ったことを言っていて、それも客観的に感情を交えずに言っていたので、聞いていてなんだか笑ってしまいました。こういうところがNHKのスポーツ中継のいいところです。アナウンサーもへンに盛り上げようと思わないし、解説者もズバズバ言います。

なかなかナイスな放送でした。

試合の方は、ご存知の通り、引いて守る相手を崩せず、また崩すための工夫も前半はなかなか見られず、ストレスの溜まりそうな試合でした。

ただ、公式戦でのこういう展開を見ていて、こういう試合を続けながらなんとか勝ち星を重ねたジーコの心労・プレッシャーも相当だったろうとも思いました。

観客であるわれわれはもっといいチームにできないのかなと思っていましたが、アジアでの負けは許されない状況で、引いて守る相手を崩せない状況で、それでも最後にはこじ開けるだけの忍耐力をチームにもサポーターにももたらしたのは、ジーコの無視できない功績なのかもしれません。

昨日の試合では前半でもバーに当たる巻のヘディングシュートなどがあったし、後半には羽生の加入とサントスのサイドからの攻撃で、自分たちで相手をひきつけスペースを作るゲームができていたと思います。

さて、次は海外組を召集するそうなんですが、誰を呼ぶのだろう?


涼風

参考:オシム・ジャパン 2010年への挑戦「チームで戦うという基本を忘れた日本代表」 大住良之

リケルメはいらない? 日本代表vsトリニダード・トバゴ

2006年08月10日 | スポーツ

さて、サッカー日本代表のトリニダード・トバゴ戦はいかがでしたでしょうか?

私は見ていて、ドイツ・ワールドカップの試合のような気がしました。6月のW杯は、ジダンを除けば、個人技のスーパープレイはあまり目立たず、派手なゴールがあったわけでもなく、むしろ組織対組織のサッカーで、スピードで互いがボールを中盤で奪い合うといった印象があります。

昨日の試合は、レベルの違いはともかく、スタイルがとてもワールドカップで見られた試合と似ているなぁという感じでした。

あるいは、いい時の韓国代表の試合というか。

たしかに後半は相手に主導権を握られた時間が多かったですが、それも含めて、個々人が組織の中の一つのピースとして、チームのために自分ができることを最大限発揮しようとする気迫が感じられて、それが相手ボールへの素早いチェックだったり、字チームがボールを持ったときのフリー・ランニングなどに現れていたように思います。

昨日の試合を見ていて僕は、トルシエさんがオリンピック代表を指揮していたときも、こういうワクワク感があったなぁと思いました。

当時、組織的なサッカーを実践する中で、交代で次々と生きのいい若い選手が出てきて、そのどれもが高いテクニックを持ち、懸命に走る姿に、日本サッカーの輝かしい未来を予感しました。

思えば、トルシエさんのサッカーは当時の日本サッカーができる最大限のサッカーだったのかもしれません。もちろんトルコ戦の敗北はトルシエさんの不可解な選手起用にあったと思うし、日本はもう少し先にいける可能性があったと思います。しかしサッカーの内容としては、トルシエさんはできる限りのことをしていたように思います。

昨日のオシムさんのチームを見て、この方向性を進める過程で、トルシエさんの再評価が起こるかもしれないと思いました。


さて、昨日の試合を見て思ったもう一つのことは、果たして日本が誇る中盤の「才能」たちはオシムさんのチームにどれだけフィットするのかということです。

昨日の日本代表のサッカーを見て、僕は、この中に中田英がいれば、彼のやりたいことができて、すんなりチームに溶け込み、オシムさんの意図を最大限引き出すプレーをしたのではないかと思います。中田英は足下のテクニックよりも、シンプルにボールをまわしながら、ボールを持たないところで各選手が自由に動き回るサッカーを志向し、自分自身もつねに効果的なポジションをとるために動き続ける選手だからです。

ほかに、松井もこのチームにすんなりフィットするように思います。松井はパサーとして優れていますが、自身も果敢にゴール前に走ってボールをもらう動きをする選手です。足下のテクニックも一流ですが、彼はつねにスピードとテンポを重視する選手だと思います。

それに対して、中村・小野・小笠原・中田浩・稲本・遠藤・福西がどれほどオシムさんのチームにフィットするのかは、昨日の試合を見てもイメージするのは難しかったです。とくに中村・小野・小笠原は、もし使われるとしても、その中の誰か一人であって、(今のままでは)同時に起用されることはまずないんじゃないでしょうか?

オシムさんがインタビューで言っていたことは衝撃的でした。

「ジーコが連れて行った選手は日本のベストプレーヤーたちだ。だが彼らはある程度年齢を重ねていて、サッカーに対する考え方が固まってしまってる」

つまりオシムさんは、ジーコが重用した選手たちは、才能はあるが、考え方・プレースタイルをもはや変えられないから、自分は使わない、そう彼は考えているとも受け取れるのです。

日本の中盤の「才能」たちは、日本のサッカーが世界水準に達するという夢を私たちに与えてくれた選手たちばかりです。その彼らも20代後半になり、次のワールドカップ時には30歳を越えます。その彼らが日本代表に生き残るためにどういうプレーをするのか?彼らがオシムさんとどのような関係を築いていけるのか?こちらもとても興味深い問題です。



参考:「2006_O.J.・・初戦を飾れて良かった・・また、才能に対するオシム流のメッセージについて・・日本代表vsトリニダード・トバゴ(2-0)」 湯浅健二

   「もうひとつのマニフェスト 日本代表対トリニダード・トバゴ代表」
 宇都宮徹壱