joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

メル・アド

2006年03月11日 | 日記
アダルトメールが一日20通ぐらい来ます。どれだけブロックリストに加えても新しい送信元アドレスで来るのでブロックするのは無理みたい。

私のメールアドレスはヤフーとホットメール。そのヤフーの方に次々と来ます。ウェブ上のフリーメールではとりあえず「迷惑メール」に分類されるけど、それをOutlook Expressに落とすときに「受信フォルダ」に来てしまう。おかげでOutlookは怖くて開くことができません。

この先一生アダルトメールが来るのかと思うとウンザリ。

でも、これからはメールアドレスというのは一生ついてまわるものなんですね。もちろん変更しようと思えばできるけれど。子供の誕生祝に、「ホラ、これがお前のメール・アドレスだ」ってプレゼントする親もいるんじゃないだろうか。

もっともメル・アドだって電話と同じで毎月使用料を払わなければ使えない。生活苦の人はメル・アドを失う危険もあります。メル・アドを失うというのは、電話番号以上にショックなことかもしれない。それだけパーソナルな特性を帯びたもので、「自分のもの」という所属感が強いからです。


ところで、僕はヤフーBBのメルアドを変更したいのだけれど、そのときはどれだけの人に伝えればいいのだろう?もう長い間連絡をとっていない人にも知らせるべきだろうか?とかいろいろと厄介な思案事項なのです。

どうして変えたいかというと、ヤフーBBのアドレスを使っている限りは、なんだかずっとヤフーをプロバイダとして契約していなければならないような束縛感があるから。まぁ、一番安いのはヤフーだから、今のままでもいいのですが。

涼風

『アカデミー賞―オスカーをめぐる26のエピソード』川本三郎(著)

2006年03月11日 | Book
『アカデミー賞―オスカーをめぐる26のエピソード』という本を読みました。

アカデミー賞をめぐる様々なエピソードを紹介。一つ一つのエピソードを深く突っ込んでいないけど、軽く読み流す分にはいい本でした。

すべての話に共通するのは、いかに俳優達がアカデミー賞を欲しているかということ。多くの俳優がアカデミー賞が欲しくて、そのために奮闘して映画を作っている姿が透けて見えてきます。

そうした競争心を多くの俳優が持つため、そこから他人から見れば滑稽な嫉妬や憎しみなどがアカデミー賞をめぐって生じます。アカデミー賞をめぐって俳優同士がいかにいがみ合うことになるか。

そういう意味では、面白い本でもあり悲しい本。どれほど俳優達が懸命にアカデミー賞を獲ろうとしても、昔の俳優はとうに今の人たちに忘れ去られている。当時どれほどスポットライトが当たっていても、今ではまったく別の俳優がレッドカーペットを歩いている。

中にはアカデミー賞自体に反発する俳優(キャサリン・ヘップバーン、ジョージ・C・スコット、マーロン・ブランド、ダスティン・ホフマン…)がいるのも頷けてくる、そんな感じです。

当たり前の話だけど、アカデミー賞を獲ったからと言っていい映画とは限らないし、獲らなくてもいい映画はおそらく無数にある。そんなことは理性的に考えれば当たり前の話なのに、それでも一流の俳優達が内心では喉から手が出るほどアカデミー賞が欲しくなる。そんな魔力がオスカーにはあるみたい。

でも、例えば20年前や30年前でもアカデミー賞の写真を見せられると、もちろんその人たちの多くは今では活躍していないし、スポットライトが当たることもない。どんな栄光も一時的なものだし、作品自体ではなく賞の獲得自体に血道をあげるのは、あとから考えれば馬鹿げたことに思えてくる。でも馬鹿げていても名誉を求めるのは、一流の俳優でも同じだと分かります。

日本のアカデミー賞は映画ファンの間でつねにバカにされているけれど、それはそれでいいのかもしれない。

でも、日本のアカデミー賞にもう少し権威がつけば、映画人ももっとやる気が出るかもしれない。

やっぱりアカデミー賞はあったほうがいいのかな。


涼風

参考:「アカデミー賞―オスカーをめぐる26のエピソード」『映画瓦版の読書日誌』