e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

マーダーボール、アンチェイン梶

2007年03月08日 23時53分52秒 | 映画
早稲田松竹で2本立て『マーダーボール』『アンチェイン梶』を見る。いずれもドキュメンタリーで、なかなか面白い。

『マーダーボール』はアカデミー賞のドキュメンタリー部門かなにかで候補にあがったくらいで、けっこう有名だ。障害者の車イスのラグビーだが、その過激さゆえ‘マーダーボール’と呼ばれている。とにかくスゴイ、その迫力ったらハンパじゃない。障害とかそんなのを越えたパワーがある。と同時に昔には戻れないほどの大事故を経験した、ある特殊な何かを抱えてもいる彼らは非常に魅力的だ。

なんかとても生々しいヒトを描いた、無味無臭に慣れすぎたヒトにはいい意味で刺激になると思う。

『アンチェイン梶』は、勝てないボクサー‘アンチェイン梶’とその仲間の人生をつづった物語。こういったある意味一般人を追ったフツーの(普通じゃないけど)ドキュメンタリーってのも貴重だ。前に観た「ヨコハマ・メリー」のように、人生ってなんか深いなぁ、そんな思いを抱かせる。でもこんなレベルの困ったヒトが身近にいたら正直言って迷惑だけど・・・

映画館に来ていたカップルが、何だこの映画は・・・みたいなヘンな空気になっていたのには笑えた。たしかにこんなイカれた映画を彼女と見たって・・・でもイイ映画だよ。

なんか人間っていいなぁ、人間ってバカだなぁ、人間って深いなぁ・・・そんな思いにさせられる2本。満足