うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート54

2012-08-23 08:26:39 | 日記


                              

  見出しに7才の家出、ウソ寒い周辺とあります。ウソ寒い周辺とは何か。何故に小学2年生の男子が12万円もの大金を持ち出し、盛り場を7時間半も放浪したのか。原因は家庭にありと記事は推測しているのでしょう。
 今から40年前、昭和48年ごろには近ごろ盛んに起きている家庭内の、親子の 軋轢が芽を吹き出していたのです。
 事の顛末は少年が父親の給料等12万円を背広のポケットから抜出し家出し、東京・銀座や横浜などの盛り場を7時間半も遊び歩いていたところを荏原署に保護されました。警察から連絡を受けた両親は、子供の無事を喜ぶどころか、子供の散財が3500円だけで済んだのにホットしたという無責任ぶりだっといいます。
 そして例のごとく識者のコメントを載せています。
 「子どもの放浪癖は、生得的な要因もあるが、やはりきちんとしつけの出来ていない家庭の子供に多い。……」
 とはいうものの、世間の無関心さは今に始まったことではない事実のほうがオドロキでありました。なにしろ自宅近くの三軒茶屋から目黒、池袋、銀座、日比谷、横浜など15カ所をタクシーやバスで廻り買い物や飲み食いを楽しんだそうであります。
 識者の1人も言っております。「そんな小さな子供が1人タクシーに乗ったり、盛り場をうろついたりしてお金を使っているのを見たら、自分の子供でなくても大人は当然声をかけるべきなのに……」

 保護されたのは東急目蒲線武蔵小山駅出札窓口に「おじさん、千円札に両替して」と1万円札を差し出した子どもにびっくりした駅員が、駅前の交番に連れて行ったからであります。