うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その五十四

2009-09-01 08:24:59 | 日記

投票に行って来ました<o:p></o:p>

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八月三十日 日曜日。いやはや忙しく興味深々たる一日を過ごしました。なんたって日本の新しい歴史の幕が開く日になるかも知れないのです。ちと大袈裟ですかな。とにかくやっと迎えた総選挙の投票日です。台風も近づいて来ており、まさに風雲急を告げるといいますか、新しい日本の夜明けにまさに格好の舞台装置です。

早朝目覚めて窓を開ければ薄暗い空の雲行きが怪しい、これは予報どおり昼頃から雨に見舞われる公算大であります。子供たちは休み、早々に身支度完了して階下の食堂に行き、いつもより早く食事を済ませてしまいます。さてと、かみさんに自転車表に出しておくからと言って、庭から二台玄関前に並べました。

準備完了、改めて入場券を確認、二枚ポッケに入れていざ出発であります。ところが何年かに一度ぐらいしか縁のない、数キロ離れた隣町?の公民館です。農道をまっしぐらに走り、新しい家が建ち始めている造成地を抜け、大通りにぶつかります。ここのどこかを突っ切って住宅地、倉庫群を見て墓地に突き当たれば目的地です。ところがいくら行っても墓地が見えてきません。

人に訊こうと思っても休日の早朝七時ですから、人影皆無。やっとどうやら投票帰りらしい車を見かけて、強引に停まっていただきました。丁重この上なしといった態度で投票所を教えてもらいました。相手の方も年寄りが二人ふうふう息を切らして尋ねる様を、哀れに思われたのか、懇切丁寧に教えてくれました。ありがたいことであります。

投票所に入ろうとしたときに雨が落ちてきました、大粒ではありませんが密度の濃い雨足です。ままよと受付を済ませます。最初に県知事投票、かみさんが小声で現職じゃない人よねと聞く、若い人に入れるよと、後は笑って誤魔化します。ところが候補者名に年齢は明記してないのです。ではと女の方に入れます。あとはこの伝でかみさんと、どうやら同じ人と政党に投票を済ませました。

帰りはもう雨と風です、そんなに強い風雨ではありませんがしっとりと濡れる雨で、スピードを上げて無事帰還を遂げました。あとは即日開票を待つだけでの一日となったわけであります。


うたのすけの日常 山頭火の世界 三十五

2009-09-01 05:20:02 | 日記

昼寝さめてどちらを見ても山<o:p></o:p>

漂泊の身では寒ささえ凌げれば、ねぐらは選り取り見取り、懐具合で野宿も覚悟しなければなりません。しかし今日は幸い旅の途次、単なる疲れで昼寝を決め込んだ山頭火、目覚めてあらためて周りを眺めればすべて山。こんな贅沢な臥所は聞いたことありません。<o:p></o:p>

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よい宿でどちらも山で前は酒屋で<o:p></o:p>

今回の旅、懐具合はともかく、なにかと付いてる様子です。山あいの宿屋で風呂も良し、そして傍に酒屋があれば言うことなしです。といっても現代では土砂崩れで敬遠されそうです。昔は森林伐採もなく、そんなことは杞憂もいいとこ、山頭火よき時代に生きたと言うべきでしょう。<o:p></o:p>

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すわれば風がある秋の雑草<o:p></o:p>

歩き続けていささかバテ気味です。ここらで一休み、どかっと腰を下ろせば眺望言うこと無しの草原。名も知れぬ雑草をざわざわと揺らして、心地よい秋風が、はだけた法衣の胸元を撫ぜて行きます。<o:p></o:p>

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ここで寝るとする草の実のこぼれる<o:p></o:p>

昼寝ですか、野宿ですか、そろそろ夜露が体に障る季節です。そんなわけで昼寝といたしましょう。手枕で横になれば既に黄味を増している草々が種を十分に孕み、体の重みで弾けてこぼれます。自然の永遠の営みですか。<o:p></o:p>

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萩がすすきがけふのみち<o:p></o:p>

天は高く入道雲が盛り上がっています。秋まっさかりの街道、萩とすすきが交替に出現です。秋の道は幸福の道です。<o:p></o:p>