観測にまつわる問題

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新型コロナウイルスの季節性ファクターと絶対湿度

2020-06-09 09:43:41 | 厚生労働
 夏場になるとエアコンの使用があるので、季節性ファクターが効きづらいという見方があるかもしれません。確かにそう言われれば、そんな気もしてきますが、そもそも季節性とは何かと考えてみると、インフルエンザにおいて12~3月という流行期があることから来る発想の下に言われるはずであり、新型コロナウイルスもインフルエンザと同じく呼吸器系の感染症で似た傾向があって不思議ではありません。パンデミックインフルエンザは明快な季節性が言われず感染拡大し、季節性インフルエンザに落ち着いていくとされますが、これは免疫の有無に関係すると思われ、パンデミックインフルエンザにおいて爆発力の陰に隠れた季節性はあっても見えにくいだけだろうと思いますが、これもまた新型コロナウイルスの傾向に似ているように思われます。
 そして季節性インフルエンザにおける季節性とは何かですが、つまるところ湿度だと筆者は思います。エアコンで密閉は冬場も夏場も同じですし、現代において一般に感染しやすいと思われる屋内で温度はある程度保たれているからです。筆者は日本は夏場に湿度が高い海島であるがゆえに、多少のエアコンファクターがあっても、(既に季節性インフルエンザと同じく4月に入って収束傾向ですが)基本的に収束するものと思っています。勿論感染拡大/収束の理由は一つではなく、季節性ファクターもワンノブゼムに過ぎませんが、今の流れを踏まえると大きな感染拡大は考えにくいどころか、しつこい北海道・東京神奈川での感染も魔法のように消えて無くなるはずです(梅雨のない北国の北海道と大都市の中の大都市の東京神奈川のどちらが先に消えるかは難しいところです)。
 ただ湿度とは%で表わす一般的な湿度ではないと思っています。温度によって許容できる水分が違うことは良く知られるからです。つまり湿度という言い方は正確ではなく、飽和水蒸気量が感染症の拡大を大きく左右しており、絶対湿度(湿り空気に含まれる水蒸気の質量)なるものが正確な言い方なのでしょう。インフルエンザにおいてもインフルエンザ予報計は絶対湿度を参考にしていると言います(インフルエンザはアプリで予防する 注意すべきは「絶対湿度」 Aging Style. 2017.2. 8)。これで(東北と違って中国との交流が多い)北海道の湿度が高くても感染の拡大があり(実効再生産数が高止まりし)、沖縄がどれだけ中国と交流があっても(実効再生産数の低さで)新型コロナの感染拡大を抑え切った理由が分かろうというものです。理論的にはウイルスは目に見えない小さなものですが、飛沫感染すると言い、理論的にはウイルスが空気中の水分を取り込むと重くなって、遠くまで飛ばないと言います(冬になると、風邪やインフルエンザが流行するのはなぜですか? エステー 身近な疑問)。
 誤解があるようですが、日本の冬は湿度が高くないと言い(日本は砂漠より乾燥している?!(加湿.net 加湿NEWS) >東京の冬は年々乾燥してきており、湿度が低下しています)、(暖房とヒートアイランド効果による)温暖化の影響か?と思わないでもありませんが(ヒートアイランド現象 >都市化の影響は夏と冬で違いはあるのですか? 気象庁 >都市化の影響は8月より1月の方が大きいことが分かります)(温暖化で相対湿度は下がります)、結論を言うと、エアコンに加湿機能があると良いと思われます(物事は何でも両面があり、例えば菌が繁殖しやすいとなる可能性もありますが)。そういう訳でストーブにヤカンは正解ということになりますね。オシャレ(石油ストーブの上でおしゃれな絵になるやかん11選 冬の加湿、加温効果も期待できておすすめ IECOLLE)で言っているのではありませんよ(あまりエッセンシャルに偏り過ぎると経済になりませんが)。
 日本では新型コロナウイルスの夜の街での感染が今言われています。何故夜の街かと言えば、基本的に夜が寒く、擬似冬だからではないかと筆者は見ています。露は朝露とも言い夜明けに見えるものですが、夜露とも言い、単に暗いので見えてないだけだと思います。温度の高い日中の空気中の水分が夜には結露して絶対湿度を下げ、ウイルスが日中より遠くに飛んでいると思われる訳です。そう考えると日本で目立つ院内感染も夜の方がより注意だったのかもしれません。看護師は二十四時間勤務と言います。感染拡大しない日本で目立つ現象ほど強力な現象だと推定できます。
 乾燥しているのが不味いというなら砂漠はどうなんだと思われるかもしれません。確かに問題が大きいと思いますが、一つには砂漠に多いイスラムで人口の半分を占める女性はスカーフで口元を覆っています。これは部分的に飛沫感染を防いでいると思われます。もう一つは温度です。ウイルスは40度で死滅すると言い、感染症での発熱はウイルスを殺すためだそうです。更に日光です。砂漠の日差しは強いですが、日光に殺菌効果があると言います。他に密集も考えられます。一般に砂漠は密でありません。こういった種々のファクターが総合されて目に見える現象になっていると考えられるという訳です。つまり砂漠で感染拡大してないからと言って、呼吸器系感染症が絶対湿度に弱くないとなりません。
 台風ではありませんが、神風とは湿っているものでしょう。日本は神風に守られていると言えます。ただし元寇は神風だけで勝ったものではなく、武士の守りも当然重要でした。当然物事の原因とは何か一つと限りませんが、絶対湿度とウイルスの飛ぶ距離には深い関係があると思われ、呼吸器系感染症の拡大を大きく左右しているのだろうと思います。あくまで全体的な傾向ですが、理論的には実効再生産数が1を切れば収束に向かいます。飛沫感染だから水分量が飛ぶ距離に関係していると言えますが、飛沫核感染も始まりは飛沫で途中で乾燥して飛沫核になるという理論なので、いずれにせよ飛沫と絶対湿度の関係が決定的に重要です(マスクが効果的なのも感染者の飛沫をシャットアウトするからだと思われますが、非感染者の飛沫核に対しては大きな意味が無いと考えていいようです)。
 とりえず以上ですが、全ては飛沫感染の話で3密で飛沫核感染(空気感染)するケースがあるのかないのかが考えられなければなりません(接触感染もありますが、ここでは取り上げません。影響は小さくないと思われ、環境表面のウイルス除染ガイダンス(一般社団法人日本リスク学会)も考えられているようですが、そうした取り組みが現実になる前に日本では収束しています)。厚労省は飛沫核感染の可能性を否定していると思いますが、同じ呼吸器系感染症のインフルで言われていることを参考にすると、筆者は現時点で部分的な可能性を排除していません(例えばVol.41 インフルエンザの感染経路|矢野先生のコラム|健栄製薬)。ただし、空気感染とは厳密なもので(結核院内感染対策<1> 結核予防会複十字病院副院長 中島由槻)、あるとなると大きな影響が考えられます。今まで新型コロナ患者の看病をしている医療従事者は空気感染があるか知っていると言うべきなのかもしれません。だとすれば、飛沫感染と接触感染だけで今の感染拡大を起こしたということになり、被害を大きく見積もる考え方が事実と異なる可能性もあります。
 ここでエアコンと呼吸器系感染症の関係性を再び考えてみると、たちまち湿度の移動というファクターを考えるべきなのかもしれません(ビルの省エネ指南書(55) 福岡県ビルメンテナンス協会)。つまり温度と同じく湿度も移動するので除湿器の影響が無ければ、温度が低くなった分、湿度が高まって外気と似たような状況になるとも考えられます。感染症予防の観点からはエアコンの除湿性能はあまりない方がいいのかもしれませんね。
 保守的な見方だと思いますが、夏場のインフルは南半球が原因なのだそうです(【医師監修】夏にインフルエンザが流行!? その理由やインフルエンザ対策とは? タマケアLab.)(逆もまた然りですし、だからと言って南半球に行くなという考え方が好ましいものと思いませんが。過剰反応は慎むべきですし、極論に従えば鎖国になって失うものが大き過ぎます)。あくまで確率現象ですから、さもありなんと言ったところでしょう。
 夏場のインフルに関してはこんな記事(沖縄県で夏のインフルエンザ流行が規模拡大傾向(日経メディカル 2013/03/19)>冬に比べると小規模ながら)もあります。熱帯・亜熱帯気候である東南アジアでは雨季での流行も目立つらしいのですが、雨季では人が室内に集まることが接触感染を引き起こしていると見られるようです(「東南アジアにおけるインフルエンザの流行」(感染症TODAY ラジオNIKKEI 2018/8/29)。沖縄も同じ理由で夏場に小規模なインフルの流行があるのかもしれません。新型コロナが飛沫感染でインフルと同じ傾向がないとすれば、とうの昔に東南アジアやアフリカでは衛生環境の問題(失礼)で欧米での感染拡大を抜いていてもいいと思われますが、そうはなっていません。飛沫感染で寒い地域の寒い冬に拡大する傾向があるからなのではないでしょうか?
 最後に〆る前に換気に触れますが、インフルを含めて感染症で換気は重要と言われるものの、一般に外の空気が綺麗かは疑問なしではないでしょう。少なくとも花粉症の人間にとっては、季節的には外の空気の方が汚染されているものです。排ガスなんかも外の空気でしょうね。気密性が高まった現代でインフルが急増というデータも知られないようですし、筆者は過剰反応は疑問としてきます。失活してないウイルスが空気中に存在するなら、換気は当然に重要でしょうが。それも飛沫感染・接触感染が主だとなると???多分夏冬で空調のメリットは感染症の危険のデメリットを上回り、換気をすればするほど空調にならず、電気代の巨大な無駄だと言ったところなのでは?
 筆者は飛沫感染の(呼吸器系の)感染症の拡散防止で絶対湿度の高さは大きくプラスに働くと見ますが、異なる見解もあるようです。例えば日本の冬に新型コロナウイルスが拡散しなかった理由とは?という質問を持ってこられても現時点で即答はしかねます。ご利用は各自マナーを守り、ご自身の責任において行ってください。

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37 コメント

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靴を脱ぐ文化説の検討 (管理人)
2020-06-12 06:11:29
靴をぬぐ文化が実は重要だった?ーコロナウイルス感染症(https://sjclinic.jp/2020/05/post-1665.html 新中野耳鼻咽喉科クリニック)靴を脱いでいるにも関わらず上位の国もありますが、スウェーデンは放置で知られる割には感染が少ない印象もありますし、カナダはアメリカより寒いにも関わらず感染が少なく、ドイツは欧州の優等生です。確かに関係するようにも見えます。ウイルスが床や地面に落ちて失活するか、再び舞い上がることがあるのか次第ですが、飛沫感染ならそれはないようにも思えます。実際のところはインフルで浮遊ウイルスは言われるようです(加湿による浮遊インフルエンザウイルスの失活効果の患者隔離用簡易チャンバーへの応用 https://www.tte-net.com/pdf/press20091023.pdf)。湿度が高いと失活しやすいらしいのですが、床に落ちるからか、体外では水分が無い方がいいのか良く分かりません。湿度があると長くは生存できないことは、空気中に放出されたインフルエンザウイルスはすぐ死滅(失活)してしまう。○か×か?(http://influlab.jp/reception_desk/quiz/qa05a.html 感染症クイズ)でも示されており、半ば常識化しているようではあります。インフルとコロナで違う可能性は勿論ありますが、同じく飛沫感染・接触感染と言われ、感染経路等、良く似ている部分も多いようには思われます。床に戻ると、少なくとも地面は僅かながらも湿っていると思われます。床は通常触りませんが、生きていれば舞い上がって感染させることもあるのでしょうか?湿度が高ければ舞い上がらなそうではありますが。ただ国立感染症研究所によると、靴底のウイルスが感染の原因となったと報告されたことは無いのだそうです(https://www.mhlw.go.jp/content/000635967.pdf)。そう考えるとスウェーデンの感染者数が突出しないのは自粛があったからかもしれませんし、カナダはアメリカより対策したのかもしれません。東欧の感染者が少ないのも先進国で多いという事情に重なるような気もします。
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シドニー大の研究 (管理人)
2020-06-12 06:34:10
冬到来の豪、湿度低下でコロナ感染リスク増(https://www.nna.jp/news/show/2051906 アジア経済ニュース 2020/06/04)>シドニー大学の疫学者、ワード教授が主導した南半球における気候と新型コロナの関係性についての研究によると、湿度が1%低下すると新型コロナの感染率が6%増加する
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季節性ファクターに勝る国際線 (管理人)
2020-06-16 06:58:43
 東京の感染の持続が目立っていますが、東京神奈川の感染持続ぶりは夜の街に加えて成田羽田の残存国際線由来かもしれませんね。首都ですから。蛇口を開けている東京神奈川だけは夏場も駄目かもしれません。北海道も昼カラと気候に合わせてソウル(ハブ空港)経由の国際線の可能性があります。
 そうだとしたら(持続的に新型コロナウイルスを輸入しているなら)、正直にそれを説明して消えることはないと説明する必要があります。これまで(中国以外の)国際線から注目を外していたことは失敗だったでしょう。東京が厳戒態勢のままで経済回復はないので、本気で日本が「ウィズコロナ」を考えないと、そろそろやばくなるのは必定です。愛知なんかもポツポツ感染者がいるでしょう?元を辿れば新型コロナが日本で消え去らないのは仕事で海外輸入しているからだと考えられます。そこに真摯に向き合うかどうかが今重要ではないでしょうか?
 道理で早めに緊急事態宣言を解除してしまった訳です。ゼロを目前に早すぎると思った人は多かったと思いますが、政府はゼロの状態を維持する気が最初から無かったと考えられます。
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抗体検査の精度 (管理人)
2020-06-16 16:54:36
新型コロナ抗体保有割合 東京0.1% 大半が抗体保有せず 厚労省(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200616/k10012471891000.html NHKニュース)>厚生労働省は、今月1日から7日にかけて人口が一定規模ある地域のうち、10万人あたりの感染者数が最も多い東京と大阪、最も少ない宮城の3都府県で、無作為抽出した20歳以上の男女合わせて7950人を対象に、新型コロナウイルスの抗体検査を実施しました。その結果、抗体を保有している人の割合は、東京で0.1%、大阪で0.17%、宮城で0.03%だったと16日発表しました。・・・ツイート途中で新しい通知とやらで労作が消されてしまってイラつきながら短縮版を書いている訳ですが・・・何人くらいにアンケートを取れば良いんですか?(https://trim-site.co.jp/first/firststep/qa001.html 株式会社トリム)を参照すると許容誤差1%は確実にあるようです。0.1%の話で許容誤差!%の話にどれだけ意味があるのか知りませんが。宮城で言えば0.03%は3000人に1人のレベルです。ということはサンプル数は7950人でそれぞれ各都府県に行ったと解釈するしかありませんが(記事をそのまま読むと全部で7950人と読んでしまうのが普通ではないでしょうか?)、どうもこれは2人の感染者で端数切上げで0.03%のようです。少なくとも大阪府が7950人で四捨五入では0.17%になる数字がありませんから、四捨五入でないのは確実のようですが、13人か14人になるようです。東京が8人で0.1%で切り上げ計算が自然と思われます(1000人に1人の感染)。大阪府が0.1635%で何故0.17%にした?という感じですけどね(588人に1人の感染)。大阪府は中国渡航が初期に多くて今感染者が減ったとも考えられますから、あるいはその予断なのかもしれませんし、東京のお膝元で検査漏れが少ないとしたいのかもしれませんが、微妙過ぎる調整ですね。ワザとならセコいと言っていい。ただいずれにせよ感染者の割合は少ないと言えます。そもそも感染者数とは全数調査と言えなくもありません。人口規模の大きな自治体ほど一定の検査方法に対して感染率は正確と言えなくもなく、少なくとも誤差0.1%も許されない精密過ぎる精度が求められるなら全数調査が望ましいとは言えます。現状の検査方法で致死率は5%程度のようですから、こちらは許容誤差から大体正確と言えるでしょう。この致死率で大阪府は4.75%と概ね正確な数値を示しています。統計の母集団が大きいからでしょうが、東京都は5.7%です。高齢化率は東京が低く、東京の致死率は寧ろ高すぎる印象です。これは検査の目詰まりが東京で起こったと考え、検査漏れは東京の方で多かったとするのが妥当では無いでしょうか?あるいは死者の計算がおかしいかですが、死者を少なく計上していると思われる(他の病気が死因だった場合コロナ陽性でもコロナ死に認定しない)埼玉で5%の致死率の計算になります。各都道府県の感染者数程度の統計母集団だとそれなりの数字がある致死率でさえ誤差は少なくないと考えるべきなのでしょう。ましてや(多少統計母集団が大きくとも)0.1%クラスの話なんてという訳ですが(少ないの一言。検査漏れはそれなりにあるかもしれませんが、当初言われていたほどではなさそう)。日本が言われているように検査数が少ないとすれば(漏れが多いとすれば)致死率はもっと下がってくるとは言えます。
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マスク理論がどの程度正しいか (管理人)
2020-06-20 11:54:38
アジアの爆発マスクが止めた? 新型コロナ対策で着用8割超、欧米比突出(https://www.bcnretail.com/market/detail/20200430_170242.html BCN Inc 2020/04/30)ほぼ2か月前の記事で現状は良く分かりませんが、マスクをどの程度しているかグラフになっています。アメリカは意外とマスクしてる?まぁ文化の壁がそう簡単に壊れるとは思いませんが。マスク理論が正しいとすると、下の方の国の感染拡大は止まりにくいとなります。実際にどの程度しているか数数えても面白いのではないかと思いますが、「米NY州の新規感染者、大部分が買い物などで外出した人=知事」(https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-idJPKBN22U03N ロイター 2020年5月18日)を参照すると、一か月前の話ではありますが、>新型コロナウイルスの新たな感染者について、大部分が必要不可欠な職業の従事者ではなく、買い物や運動、人との交流のために外出した人だと明らかにした。・・・ということであれば、エッセンシャルワーカーはマスクしているから(家に籠ってたまに出る人はマスクしない?)ということか、既に曝露しているからということになりそうです。リンク先の写真、マスクしてませんね。
 欧米人がマスクをするのは、日本人が人前でサングラスをするぐらい難しい?(欧米人がマスク嫌いだったのはなぜ? 日本との「美意識」の違い https://otekomachi.yomiuri.co.jp/news/20200508-OKT8T217006/ 2020.5.8 大手小町)大雑把でもマスクの数数えて、新規感染者の推移と重ね合わせてみたら、そろそろ結論が出ていい気はしますけどね。日本は大体してるんで、他人事と言えば他人事ですが、渡航制限や第二波問題もありますので。経済再開は賛成ですが、マスクをしてかどうかの観点はあるでしょう。これまで日本でも平常時にマスクは無かった訳ですから。特に夏場ですし。あまりボンヤリしていても対策にならないので、精神的なこともいいのですが、これはこうと決め打ちする必要もあろうかと思います。マスクが効果大なのかそうでもないのかは重要な論点かと。
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夏と最近の傾向と絶対湿度 (管理人)
2020-06-30 03:07:46
 >「3密」の中でも接触や会話、発声を伴う場所での感染が目立ち >「接触を伴うホストクラブや近距離で言葉を交わす会食、大声で歌う『昼カラ』などハイリスクな場所が明確になっている」(https://sankei.com/life/news/200629/lif2006290045-n1.html 新型コロナ感染、東京都内から他県に拡大か 往来リスク浮かぶ 産経ニュース2020.6.29)北海道の昼カラは感染が続いてますね。カラオケボックスなんかは利用者全ての氏名・連絡先の記入があるようですが(https://shop.joysound.com/2020-5/ JOYSOUND直営店)、感染者が感染を押して自分の趣味を優先し感染拡大をしていないか一抹の不安があります。飛沫感染という点で北海道は梅雨も無く比較的感染拡大しやすい状況下にあると思います。増えてないからといって油断は出来ません。経済活動再開が進めば増えるかもしれないのですから。近距離での会話は飛沫感染にせよエアロゾル感染にせよ季節に関係ないと思われます。接触感染も然りです。やりにくい仕事があるのは否定できないのでは?
 そろそろ熱帯夜の季節が近づいてきましたが、夜は比較的寒く絶対湿度に注意(低いとよく飛沫が飛ぶと思われる)が必要かと思います。店は空調がついていますが、エアコンの除湿機能や除湿運転に注意が必要かと思います。設定温度もそうですが、飛沫の飛ぶ距離や咽喉の乾燥が問題です。夏は上気道症状による感染症が治まりやすい季節だとは思います。しかしエアコンもありますし、免疫が無い新型コロナウイルスは出来るだけ抑制しておかないと冬が大変になる可能性があります。経済を再開するのには賛成ですが、夏ならではの注意点はアナウンスしておくべきではないでしょうか?科学的に季節性は証明されてないなんてことを言っても始まりません。上気道症状による感染症は夏場に抑制されることはハッキリしているのですから。それでも原因があれば結果もあって夏ならではの注意点はあるでしょう。エアコン・除湿は夏ならではの感染症に対する優位点を減少させる恐れがあります。エアコンは熱中症対策で重要ですし快適です。根性論でつけるなとは言いませんし、つけてない店等ありません。まさかとは思いますが、店を閉めれば経済も何もありません。できることはあるはずでしょう(【エアコンで喉が痛い】エアコンで喉が痛い時の対策とセルフケアの方法 https://hotlines.shop/article341/#section2 ほっとらいん)。咽喉を傷めたら上気道感染症にかかりやすいことは容易に想像がつきます。風邪を引いたから咽喉を傷めるもありますが、その逆因果もありそうです。風邪予防のおすすめ対策!日頃の免疫力向上が大事(https://otsuka.co.jp/b240/column/column001.html 乳酸菌B240研究所)>空気が乾燥すると、のどや鼻の粘膜の防御機能が低くなります。室内では適度な湿度(50~60%)を保つとよいでしょう。・・・のどや鼻の粘膜の防御機能を損なわないことが新型コロナウイルス予防にも効果的ではないかと思われます。エアコンの風はそもそも乾燥しているという話も(
エアコンの風が喉に影響!原因とすぐ実践できる予防法は全てこの中に https://yourmystar.jp/c0_1/c1_2/articles/air-conditioning-throat/)>エアコンからでる風は乾燥している・・・風にあたると危険かもしれませんね。・・・エアコンで乾燥した部屋にも加湿器は有効。その上手な使い方を再確認しよう(https://homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00352/ LIFULL Co.,Ltd.)>高温多湿な日本の夏に、加湿器は不要だと思われがちだが、クーラーは除湿効果もあるので、エアコンの効いた部屋は乾燥しがちになる。特に高層ビルや高層マンションの上階はその傾向が顕著だ。・・・まさかとは思いますが、東京のタワマンの高層階の人が新型コロナウイルスにかかりやすい傾向はないですよね?加湿機能があるエアコンもあるようですが、感染症から身を守るためには日本の夏も適度な加湿が必要のようです。店に一番長くいる店員の健康が守られていることが重要でしょう。夜の街に限らず、クーラーをガンガンに効かせている店は乾燥に注意なのかもしれません。加湿器にも問題点はあるようではありますが、とにかく冬と同じ状態は危険だと考えます。エンテロウイルスは夏の感染症のようですが、新型コロナウイルスは実験結果や流行地域から通常の動きをすると思われます。パンデミックインフルエンザと同じく夏場も要警戒でしょうが、湿度で減じる傾向はあると思われ、乾燥は大敵だと思います。
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インドの感染拡大 (管理人)
2020-07-07 13:45:52
高温多湿のはずのインドで感染が拡大しています。インドの気候も多様かもしれませんが、高温多湿のチェンナイでも感染の拡大があるようです。高温多湿が飛沫感染を防ぐ仕組みが飛沫の飛距離にあるのであれば、密集が感染を拡大させてしまうとも考えられます。風邪を引きにくいから交差免疫が無いということはないんでしょうね?感染が遅れていたのは感染者の流入が遅かったからでしょうか?それこそ高緯度地方の欧米で揺籃された気もしますけどね。ロックダウンはしていますが、どうも緩いようです。
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風邪は夜に感染することが多い (管理人)
2020-07-13 04:33:33
「ウイルス 活性化 風邪」でたまたま引っかけたサイト(風邪 | 医療法人社団 小白川至誠堂病院(http://kojirakawa-shiseido-hp.com/health/%E9%A2%A8%E9%82%AA/))。コロナウイルスに詳しい。>風邪は夜に感染することが多いとされます。・・・風邪から身を守る睡眠方法で要検索。新しいコロナ対策誕生?>空気の通り道である上気道細胞には風邪ウィルスと結合できる表面蛋白が多く分布しており、風邪が上気道感染症の一因となっています。・・・下気道症状がメインとしていたWHOの報告は完全に間違っていたかもしれませんね。SARS-CoV-2という名前も間違いの元かもしれません。筆者もよく分からずに下気道症状がメインとしたことがありますが、その辺はどうも間違っていたようです。しかし幾らWHOが中国とズブズブだからと言って、どういう症状が多いか間違いますかね?ただ中国は人権無視とも言われる強い対応をとっています。中国が嘘をつき、WHOが鵜呑みにした可能性があると思います。新型コロナウイルス感染症とは(高齢者といった高リスク群に)ウイルス性肺炎を起こしやすい(要は)(ただものではない)風邪なのかもしれません。武漢風邪と書いてツイッターのアカウントの停止を喰らったのですが、180度逆の間違いだったと言えるのかもしれません。風邪はこじらせて肺炎になることもあるのですから、素晴らしく本質を表したネーミングセンスだったのでは?>コロナウィルスは冬に多く小児から高齢者まで幅広く見られ症状は軽いとされています。・・・タイミングが遅れて暑い地域での感染も見られますが、冬の武漢で爆発し、欧米に伝播していった経緯から、やはり冬が特に要注意と見ていいと思います。確証はないと言いますが、対策も何か指針は必要で(冬に多くなりそうな証拠は多いと見ます)、とにかく大きな対策をやれば経済はどうでもいいということはないのは本来的には自明のはずです(とんでもない経済音痴の人が時々いるようですが)。>咽頭痛は免疫細胞がウィルスを攻撃する際、咽頭粘膜を傷害してしまう為に起こり、くしゃみ・鼻水は鼻の粘膜についたウィルスを除去する為に出るのです。・・・感染拡大防止のためにウイルス除去の自覚症状を利用しない手は無いと考えられます。何のウイルスかは半ば放置で構いません。どうせ感度の問題があって確実には分からないからです。また感染初期に感染性が高いと思われ、症状があったらとにかく人にうつさないことを徹底できれば、感染拡大防止に役に立つと思われます。自覚症状がない・薄い場合が問題ではありますが。>風邪は再感染を繰り返します。・・・ウィズコロナという嫌な言葉もありますが、どの程度抗体が続くかもう調査済みでも良さそうなものです。感染者は分かっているのですから。>風邪ウィルスの増殖は発症後1-2日がピークで、この時期が感染力も強いとされます。・・・無症状からの感染を強調するのは家にこもらせる脅かし・嘘・誤解だと考えていいのかもしれません。風邪を誰からもらったかどれだけ分かるでしょうか?風邪と似ている感染経路で分かりにくいから不顕性と言われているだけのような気もします。
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今こそ言ってみる。世界的にピークアウトしてきているのでは?死亡者数で見よう。 (管理人)
2020-07-15 03:37:27
 ソースは岩田健太郎氏ですが、感染の実態を知るには死亡者数を見るべきと言います。感染者数は如何ようにも出るからですが、確かに新規の死亡者数は減ってきています。感染者数が増えてタイムラグで死亡者が増える可能性もありますが、重症者数が微妙に増えているようにも見え、経済緩和の影響はゼロではないのかもしれません。入院治療等を要する者で言えば、その傾向は鮮明ですが、これはより軽度なものを入院治療させている可能性もあります(治験もしなければなりませんし、ホテルや病院も体制は出来ています)。ですから、基準がブレないという意味で死亡者が重要なのだろうと思います(ついで重症者)。死亡者のグラフを見るにつけ感染拡大は無いと思えるのですが、これの大きな要因は絶対湿度に違いないだろうと思います。絶対湿度が高くなるほど飛沫が飛ばなくなって、ウイルスの曝露量が減っているのでは?だから感染しても軽症や無症状で済んでいるとも言えます。経済緩和の影響は多少あるにせよです。そう考えると感染者数も減っているはずですが、これを今言うのは勇気がいるものの、事実として減っているのかもしれません。現に増えているではないかと怒られそうですが、抗体検査を思い出してほしいと思います。例えば検査で実数の10分の1しか捉えられてないとすれば、感染者が減ろうとも陽性者を増やすことは何でも無さそうです。若者の感染が増えているのではなく、若者はリスクが高くないから検査の対象外だっただけなのでは?高齢者が見つからなくなっているのは、高齢者がピーク時に比べて閉じこもるようになったからではなく、実際に感染者が減っているからと解釈も出来ます。検査数が増えているのは言われていましたが、陽性率も微増傾向で経済緩和の影響もありはするでしょうが、見つかる確率がほぼ同じなら、通常なら感染拡大と見るしかありません。ですが、検査の中身が変わっているなら話は違ってくるということです。
 詳しいデータはありませんが、アメリカでも死亡者は減っていると言いますから、地球上絶対湿度ファクターは結構効いているように思えます。死亡者数で見れば。インドの感染者急増は言われますが、圧倒的に一万人あたりの死亡者が少ないようです(インドのコロナ死者が2万人突破、感染者急増に歯止め掛からず https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-india-deaths-idJPKBN2480HA ロイター 2020年7月7日)。>ロイターの集計によると、インドは1万人当たりの死者数が0.15人で、米国の3.97人、英国の6.65人と比べると低い水準にとどまっている。・・・まぁこれまでの話ではありますが、致死率も明らかに低いようです。暑いと物理的に飛沫が飛ばずウイルス曝露量が減ったり、寝ている時の湿度でかかりにくかったりするのでは?致死率は件の岩田健太郎氏があまり重要でないといった指標で、それはそれで正しいのだろうと思いますが、クルーズ船なんかで測れなくもないだろうと思います。ただ厳密にいうとクルーズ船も一種の閉鎖空間ですから、ウイルス曝露量が高く、(高齢者ファクター抜きで)致死率が高めに出ている可能性があると思います。
 欧米に広がった(逆)ファクターXも緯度の問題なのかもしれません(ヒント:北大西洋海流)。ミラノって緯度でいうと稚内ぐらいになります。それで大都市ファクター・グローバル化ファクターが欧米にありますから、欧州に拡散してアメリカに行ったと。イタリア・スペイン・フランスあたりに最初に行ったのは繊維産業と中国人労働者とか?いずれにせよ、感染しやすさと重症化率はウイルス曝露量で結びついている気がします。
 新型コロナウイルスの特徴としては、「少量でも検知できる」となるでしょうか。多分大量に曝露しないと中々重症化も死亡もしないのでは?高齢者ほどウイルス量が高いから(新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の基礎知識 https://www.ncgm.go.jp/covid19/PDF/20200423_2.pdf)、重症化率も高いのでは?感染させる力も高齢者の方が高いとは言えると思われ、だから「若者で感染が拡大している」今、死亡者がついてきてないのでしょう。そして絶対湿度的にも怪しめの夜の街等でキチンと対策すれば、そろそろ治まってくるのでは?元々さして増えてはいないかもしれませんがね。経済緩和が感染拡大に全く影響がないという訳ではありませんが、そう悲観的にならなくてもいいのかもしれません。夜の街をチェックしたのは飛沫絡みでしょう。若者とは言え、みだりに飛沫を「摂取」して万一のことがあっても筆者は責任はとれないというか、寧ろ警告したので悪しからず。
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治療薬・治療法 (管理人)
2020-07-15 04:26:02
治療薬や治療法が見つかったら、同じ感染者数で死亡者は減りますね。穴があると言えば穴がありますが、一つの指標として。凡その結論は変わりません。
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