鳥取県行政の県産材使用推進策もあり、新築にリフォームに、あるいは公共建築物にと木造の工事に県内産の木材を使うことが増えています。なかでも県中部で林産の要となっているのが鳥取県中部森林組合さんです。
木を育てる、と言っても容易なことではありません。森全体のことを考え、植樹~造林~伐採を計画的に行うのはそれこそ数十年という長いサイクルの仕事になります。
いろんな理由で1980年代半ば頃から住宅でも輸入材を使うことが増え、地元の林業・製材業は危機に瀕していましたが、環境の世紀と呼ばれる今世紀はまた林産に追い風が吹き始めました。地元の森を育て、雇用を確保するという意味でも、なるべく輸送時のCO2を出さないという観点からも、また災害からまちを守るということからも森を育て、森とともに生きていくことが見直されつつあります。鳥取県中部森林組合さんはこうした背景のなかで日々良質の林産材を私たちに提供いただいております。
住宅の工事現場にいくとオカクズがいい木の香りを伝えています。私たちの仕事は、あういは私たちの暮らしは今後も地元に育つ木と共にあり続けることでしょう。
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