♪カンタービレ 住まいづくりのオハナシ

鳥取県に本社を置く馬野建設は
ウマノハウジングとして住宅事業を行なっています
住まいづくりを楽しみましょう♪

夏の暑さ対策

2007-07-28 11:02:33 | 構造・性能の話
先日までの梅雨空から一転、今週に入って夏本番の日々が続きます。本日も太陽光発電システムを屋根に設置する工事をしてますが、屋根上の温度はとても高く、この季節は過酷な作業環境です。

夏の暑さ対策といえば、伝統的な日本家屋では、風通しを良くする、庇を長めにとる・・などの工夫や庭での水まき、立木で直射日光を防ぐ、・・など様々な知恵で日本人は夏をしのいできました。

今は夏を過ごすのに、エアコン一辺倒の家が多いかもしれません。健康上の理由から、省エネの観点からエアコンを過剰に使用するのは避けたいのですが・・・そうはいっても暑さには叶いません。

屋内の気温を上昇させるのは直射の太陽熱より、家の部材自体が熱を持ち、放散していくことが暑さの原因になっています。日射の直射を避ける、風通しを良くするということは今でも設計上の工夫で出来ることです。
また、屋根裏の気温上昇により天井からの熱が部屋を暑くしているのも見逃せません。屋根裏の断熱性を高め、また小屋裏換気で暖まった空気を屋外に放出するなども暑さ対策に効果を発揮します。

余談ですが、太陽光発電のモジュールを屋根に載せると、遮熱効果があり、夏は屋根~2階天井の気温上昇を抑止し、冬は屋内の熱の放出を抑制する効果があります。こんな「ちょっといい」があるのも太陽光発電の魅力です。
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中古住宅リフォーム

2007-07-25 15:03:32 | リフォームの話
数年前から中古住宅リフォームが増えています。

背景として、日本中で総世帯数より総住宅数が上回っている状況が続いていることがあります。住宅の高耐久化が進む中で今後ますます中古住宅の需要は増えることでしょう。

これは日本国内の事情であって、欧米に行けば中古住宅物件売買は盛んに行なわれています。リフォームの平均投資規模は日本の数倍といわれ、中古住宅が資産価値として認められ、個人個人で愛着をもって家を改造している事情があるのでしょう。

私たち馬野建設も数年前から中古住宅として流通する物件のリフォームの依頼が増えています。中には競売物件で格安のものもあるようです。お国柄の伝統もあるでしょうが、できれば今後、次に住まう人も長く満足して暮らせる中古住宅の作り手、繕い手になれればと思います。
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鳥取県の住まい100選

2007-07-21 18:10:20 | その他
鳥取県のホームページに県民の建物100選が掲載されています(こちらです)。

古くは三徳山三佛寺をはじめとする寺社建築ですが、住宅でも名建築というべきものが少なくありません。

農村部の庄屋クラスの住居はかつての豊かな暮らしのなかに地元の文化がしっかりと根付いていたことを物語ります。現在の全国画一的な、はやりの住宅形式が逆に貧相に見えてしまいます。

倉吉市の打吹山に飛龍閣という明治時代の名建築があります。大正天皇が山陰を行啓された際に皇太子の御座所として建造されました。この際に鳥取の仁風閣、松江の興雲閣という洋風名建築が建てられています。
厳選された柾材でつくられたその贅沢普請は単なる浪費ではなく、逆に倉吉の威信を今に伝えます。

坪単価いくらの世知辛い現代にはちょっと信じられない話ではありますね。
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オール電化住宅リフォーム

2007-07-16 11:19:55 | オール電化の話
最近は新築住宅でもオール電化住宅にする家が増えましたが、リフォームでも結構ご要望があるんですよ。

IHクッキングヒーターが出始めの頃は若い方々の導入例が多く、調理器具の買い換えのこともあるので、なかなか年輩の方には導入していただけないかな、と思っておりました。

ところが普及率もあがり、その信頼性が増したこともあるのでしょう、「これから年をとってくると、IHのほうがいいかな」という人が増えはじめました。

オール電化住宅は、電気料金契約も電気温水器で湯沸かしをする深夜に電気料金を格安に設定してあることや、割引きサービス等もあるのでご家計にもやさしいというのも好評の理由でしょう。

また、オールメタル対応型といって銅鍋やアルミ鍋でも調理可能なIHも今までの調理器具が使えてウレシイものになります。さすがに土鍋は使えませんが・・・。

工事もさほど日数がかかるものではありません。是非ご検討くださいませ。
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地球温暖化と住まい

2007-07-11 19:15:26 | 太陽光発電の話
地球規模での二酸化炭素(CO2)排出削減について各国の目標を掲げた京都議定書。このような世界各国の取組みがないと地球温暖化による気温上昇は防げないのではないかと言われています。日本はこの議定書のなかで、国内の排出量を1990年対比で-6%達成を掲げました。

ところが、日本の家庭の場合、年平均電力消費量は1990年当時と比べて約2割増えているという統計があります。この10数年の間にもパソコン、食洗機、床暖房、衣類乾燥機など便利な家電製品が増え、その代償として電力消費が知らず知らずのうちに増えてしまっているのです。

夏場にはエアコンなど家庭内の電力消費もルーズになりがちです。私たち一人ひとりの省エネ意識はたとえ小さくても大きな力になるのではないでしょうか?

私たちのオススメしている太陽光発電も家庭内の電力消費を太陽の光という自家発電でまかなおうとするもの。4.5キロワットシステムの太陽光発電で、石油換算の年間削減量は1113L(18L缶約62本分)にもなります。

この夏にこそ、是非地球温暖化と私たちの将来について考えて欲しいと思います。

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庭園もお任せあれ

2007-07-05 19:56:40 | 外まわり・お庭の話
リフォーム工事でお世話になったお宅に訪問に行きました。

リフォーム自体の仕上がりも非常にお客様に喜んでいただけるものになりましたが、驚いたのは庭園です。

どうですか、この仕上がり。京都のお寺に来たみたいでしょ?この景色を毎日縁側から眺める贅沢。お客様のこだわられたところです。

このお宅はこれまで土地の関係で宅内に光が入らないということで、生活空間に明るさを第一に求めたリフォームをさせていただきました。長年のお悩みも解決し、お客様が喜ばれた表情が非常に印象深く残っています。

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光触媒で外壁を長くキレイに

2007-07-02 19:31:16 | 外まわり・お庭の話
太陽光発電システムの取り扱いで太陽の光の恵みを実感する日々ですが、今日はもう一つ、太陽の光の素晴らしさが実感できる技術、「光触媒」を紹介しましょう。

住宅などに使われる光触媒技術は、外壁などをコーティングして雨やチリの汚れを防ぐものです。光触媒となる物質として主に酸化チタンが使われ、太陽光に反応して外壁表面に付着した汚れを浮かし、雨が降ると本来付着する汚れ成分が流れ落ちやすくなる、というのが原理です。

サイディングや塗料など、この技術を利用したものが出回っていますが、中には効果が疑わしいものも出回っているようなので、訪問販売会社で外壁リニューアルをするより、安心できる会社を選んだ方がいいでしょう。

聞けば、植物の光合成も光触媒反応のひとつだとか。太陽の光を上手に使うことができるようになった人類の叡智に拍手、です。
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