♪カンタービレ 住まいづくりのオハナシ

鳥取県に本社を置く馬野建設は
ウマノハウジングとして住宅事業を行なっています
住まいづくりを楽しみましょう♪

旧耐震基準の住まいは注意

2024-01-19 19:06:36 | 構造・性能の話


 日本は地震が多い国で、震災の被害から耐震基準も見直されてきました。
 1981年の基準改正では木造住宅の壁量や基礎について見直されました。これより前の基準で建てられた住まいで今回の能登半島地震の倒壊、全壊したものが多数出ているようです。
 1996年の阪神淡路大震災でも木造家屋の被害は甚大で、基準が見直されるきっかけになりました。壁の配置や柱と土台を接合する金物の固定方法が強化されました。

 耐震化については鳥取県行政からも診断や改修について補助制度もあります。1981年以前の住まいは老朽化も心配されますので、気になる方はご相談ください。
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夏と冬に快適な家づくり

2022-08-01 18:32:58 | 構造・性能の話


 今日は米子で38.9℃、境港で38.5℃、青谷で38.5℃、倉吉で36.3℃など県内で過去最高の気温を記録したところが多かったようです。毎年暑さが厳しくなっているように思います。
 地球規模の気候変動の影響もあると思います。地球温暖化の進行はすべて温かくなるのではなく、夏は暑いが冬も冷え込むときは冷え込むようで、これからの住まいづくりは、暑さ寒さについてより対策を求められると思います。

 おそらく夏はエアコンを省エネできかせて過ごすことが増えるでしょう。ニュースで欧州やカナダなどでエアコンの普及率が低かったけれども、暑さが厳しくなり生活習慣も変わりつつあることを伝えていました。残念ながらこの傾向は続くと思います。いかに四季を快適に過ごす住まいにするのか。年々少しづつ考え方を変えていく必要がありそうです。
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断熱サッシの断面

2021-12-14 19:59:31 | 構造・性能の話


 普段何気なく使っている窓の構造について関心を持っている人は少ないでしょうが、「かなり」複雑になっています。
 普及している断熱サッシの断面を見てみましょう。

 窓は動く部材を「障子」、動かない部材を「枠」と言います。障子も枠もまずは空気や水を通さない構造になっています。枠は、水が浸入した際に外に排水する構造にもなっています。
 また、窓は強風を受けても障子や枠が歪まないよう、耐力をもつために複雑な形状にしてあります。そして、近年は熱を外から内に、内から外に伝えないような断熱性を高めるために中空構造を持ったガラスをさらに複層にしたり、障子や枠に樹脂の部材を用いたりしています。
 断熱性をさらに高めるために各メーカーが商品開発を進めています。サッシにはより快適に暮らすためのノウハウが蓄積されていることがわかります。
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床下断熱リフォーム

2021-12-02 14:01:47 | 構造・性能の話


 築年数の長い家、中古住宅を取得してリフォームする場合は断熱材の状況も要チェックです。冬になって床下がスース―するという家は断熱されてなくて暖房がききにくいかもしれません。リフォームするときに断熱材を敷きこむだけで冬の暮らしが変わってきます。
 冬の寒さは電気代だけでなく体の健康にも大きく影響します。リフォームは長年のノウハウを持つウマノハウジングにお任せください。
 
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省エネ住宅の説明

2021-03-02 18:04:05 | 構造・性能の話


 世界的に環境問題が深刻になる中で、日本でも住宅の省エネ性能を上げていこうとする動きがあります。省エネ住宅であるためには、①住宅の熱を快適にコントロールできること、すなわち断熱性能を上げるなどしてエコな住まいにすること、②寒冷房、換気、給湯、照明などのエネルギー消費をエコに使えることが求められます。

 今年4月より改正省エネ法が施行され、住宅を建築する際に建築事務所としてお客様に住宅の省エネに関する事項に関して説明することが義務付けされます。私たちウマノハウジングもより省エネや環境問題に関心を持ち、求められる住まいづくりに努めてまいります。
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夏に重宝する深庇

2020-08-17 09:39:09 | 構造・性能の話


 お盆休みをいただき、今日から業務再開です。いろいろとご依頼をいただきありがとうございます。

 梅雨明けが遅かった分、暑さも後ろ倒しになっているようで、9月も例年より暑いという長期予報・・。空の雲は秋めいてきましたが、はやく落ち着いてほしいものです・・。

 最近の住宅の流行りはあまり庇を出さず、シンプルな形の家が多いですが伝統家屋の深庇は影をつくることで涼しげな空間をつくります。
 庇は雨除けとあわせて日除けのはたらきをします。庇の下に縁側や縁台があれば一休みする場所として重宝しそうです。長い庇ではなく、ウッドデッキスペースに庇をつければアウトドア活動の際に日影をつくることができますよ。
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準防火地域で新築工事

2020-04-06 19:39:24 | 構造・性能の話


 先日、新築お住まいの引き渡しをさせていただきました。倉吉市内の準防火地域でした。

 準防火地域に入っている土地に住まいをつくる場合は、一般的な住宅より耐火性能の高い仕様にする必要があります。写真のように網入りガラスにするのもその性能の一つです。

 引き渡しの日はとてもいい天気で打吹山も窓から見えました。住まいづくりに大変お世話になりました。今後ともお付き合いをよろしくお願いします。

 
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遮音 吸音・・・音の話

2017-10-10 19:25:33 | 構造・性能の話
 今日から国政選挙公示で、この前某市では市議選が終わったのに、またにぎやかになっていますねえ。こうしたことに限らず、交通など外は騒音にあふれています。外から住まいの中に入ってくる音を防ぐのは音を伝えやすいサッシ部分を工夫する、単板ガラスを複層ガラスのサッシにすることだけでもかなり防音効果はあります。


 また逆に、室内の音を外に漏らして誰かさんに迷惑にならないように工夫をすることも大切な発想です。楽器、家電製品やテレビラジオなど、時間帯や使用時間を考えて気をつかうことと同時に、吸音材など内装に工夫をすることも迷惑予防に効果があります。こうしたお悩みについてもウマノハウジングはご相談に乗らせていただきます(写真はダイケンさんの吸音材を使用したイメージです)。
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弥生時代の建築技術

2017-03-22 17:49:53 | 構造・性能の話
 鳥取市青谷町にある青谷上寺地遺跡展示館に行ってみました。この遺跡は木製の木器、道具や部材が腐食して朽ちずに残って発掘されたことで有名です。

 最初に目に入ったのは地鎮祭の祭具として使われるのと変わらぬ形の鋤や鍬の断片が展示されていること。石や鉄だけでなく、土を穿つのにこうした木製の道具が使われていた、しかも私たちがよく目にするようなカタチで・・驚きです。

 いろいろ展示があるのですが、建築部材でいえば、現在の木造伝統工法でも使われている柱・梁組や屋根・壁の部材も発掘され、伝統技術の長い歴史に驚嘆します。2000年も前から私たちの祖先は雨・風・雪に立ち向かうために強い工法をあみ出していたのですね。


 復元の想像図を見ると、階高の高い建物も可能な基礎や柱のがっしりした構造にも苦労の跡が伺えます。

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熱の伝わりやすさ 伝わりにくさ

2017-02-06 13:56:47 | 構造・性能の話


 立春も過ぎましたが、今日も雪が降る空模様。本格的な暖かい季節はまだまだ先のようです。

 こういう冷え込む時期に考えたいのが、冬も暖かい家。暖房の熱が逃げない家と言い換えてもいいでしょう。

 熱を逃げないようにするには、

  ①屋根天井、壁、床の下地に断熱材を入れること

  ②ガラスは熱を伝えやすいので開口寸法を少なくすること

 が方法としてあります。しかしサッシガラスは明るい光を取り込んだり、換気したりするのに大きいほうが良く、断熱性との兼ね合いが問題になります。

 そこで最近のサッシメーカーは高性能の断熱サッシを開発し、ガラス面から熱が逃げないような工夫がされています。

 図は、LIXILさんの断熱サッシです。冬場だけでなく、夏のエアコンをきかせたい季節にも性能を発揮します。新築、リフォーム時にはサッシガラスの大きさや性能に注意を払いましょう。
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耐震診断を勧める理由

2017-01-28 11:14:28 | 構造・性能の話


 昨年10月の鳥取県中部地震から3か月。今回の地震では場所によって揺れ方の大きい小さいがあったこともありますが、やはり耐震構造の弱い建物が壊れてしまうことが結果として現れてしまいました。

 住まいを建てるのに安全な強度は建築基準法によって定められ、県行政に構造の確認申請をすることによってチェックされています。

 この建築基準法の耐震基準は近年2回改定されております。1度目は1981年で、震度5強程度ではほとんど損傷せず、震度6から7の大地震でも倒壊・崩壊しないよう基準が定められました。

 2度目は2000年で阪神淡路大震災の被害を検証して改定されました。この時に地盤調査の実施、耐力壁のバランス、結合金具の明確化などが加わりました。

 ということで、基準が改定される前と後では住まいの耐震性能が大きく違うということです。加えて老朽化が進むと、以前あった耐震性も損なわれる場合もあります。特に1981年以前というと築37年以上の住まいということになるので大きな地震で損傷するリスクが高いといえます。2000年以前のお住まいも、まずは耐震診断から始められてはいかがでしょうか。助成制度が適用になる場合もあるので、まずはご相談ください。
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瓦葺きの弱点

2016-10-29 16:13:24 | 構造・性能の話


 鳥取県中部を襲った震度6弱の地震から一週間が過ぎました。

 瓦がずれたりしたため、応急的にブルーシートを被せる作業もようやく一段落ですが、予想した以上に被害は大きく、今日現在5000棟を超える被害になったようです。職人の絶対数もあり、完全復旧はいつになるのかわかりません。

 今回の特長は瓦葺き屋根の被害が大きい、特に棟の部分に大きいこと。今までこうした地震がなかった地域でもあり、昔ながらの土葺きの上に瓦を乗せた工法の屋根が当然ながら被害に遭っています。現在主流の引掛け桟に釘止めの屋根の棟にも被害が出ており、こうした点に瓦葺きの弱点が出ているようです。

 それでも利点が多いので今後も瓦葺きの家をお奨めしていくつもりですが、被害の状況から注意点を拾い出して今後の住まい作りに活かしていきます。
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熊本震災の情報から

2016-07-06 10:19:44 | 構造・性能の話
 熊本震災から3か月が経ちますが、未だに震度3~4の余震が続き、大雨も降ったりと被災地の皆様のことが気がかりです。

 専門雑誌やネットなどでいろんな情報が発信されています。工事の職人も不足しているとも伺いました。



 被害の甚大さを物語るのがブロックや重力式擁壁の倒壊。もろい構造のものは間違いなく崩れているし、まさかこんなところがみたいな箇所まで壊れています。

 住宅関係では地盤、基礎対策が十分だったかどうかで被害が分かれているようです。軟弱地盤対策の不十分、古い基礎、手抜きと思われる工法など壊れ方を見るとやるべきことがあったのではという例も見られます。

 また大きな部屋が多く、壁量の少ない住宅の1階部分の倒壊も多く見られるようです。壁量のバランス、偏心なども強度不足が原因の倒壊も報告されています。

 こうした被害が出ないよう、建築に携わる者として普段からやるべきことをしっかりやることの重要性を再認識しました。
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地盤改良工事

2016-06-02 18:38:56 | 構造・性能の話


 私たちウマノハウジングの施工エリアでも軟弱地盤と言われる土地はあちこちにあります。
 家を建てるために土地を求める場合は地盤改良や杭の工事が必要になるかどうかを調べておくべきです。

 地盤の調査は専門の業者に依頼して土地の中の数ポイントを実際に掘って固さを調べます。

 軟弱地盤の場合は基礎の下に改良もしくは杭の工事が必要になります。
 図のような柱状改良工事はよく地盤改良に使われる工法で穴を掘削しながらセメントミルクを撹拌していきます。こうした柱状のものを構造計算により何本打つかを事前に調べます。支持に足りる地盤が深いほど値段が高くなるのは言うまでもありません。

 こうした事前調査や不動産取引についても相談に乗っております。施工のプロが確かな技術で対応します。
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耐震ベッド 耐震シェルター

2016-05-28 17:24:27 | 構造・性能の話


 東京都の耐震化情報サイトを見ていると耐震ベッドや耐震シェルターのいろんな種類が紹介されていました。

 住宅が密集し、巨大地震も想定される大都市で、このたびの熊本地震のような直下型で住居を襲ったとき、住居は倒壊してしまうかもしれないけれど最後の命だけは守るという発想です。

 既存の間取りを変更するのではなく、できるだけ安価に寝る場所、寝るスペースのみを構造補強し、シェルター化するという方法です。写真で紹介しているのは新光産業さんの耐震ベッド、耐震シェルターで、紹介ページはこちらです。

 この地元では大きな地震についてまだ危機感が薄いところがありますが、熊本でも未知の活断層が動いたという報告があります。万一の時の備えに、より高い関心を持たねばならないのではないかと思います。
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