突風後の点検

　先週末１６日の夜から１７日午前中にかけての強風は予想以上でした。最大瞬間風速が３０ｍを超す地域もあったようで、大型の台風並でした。地元では園芸ハウスなどで被害が出たようです。ウマノハウジングの会社の古い倉庫でも外壁がめくれたり、大変でした。

　あまりお客様からの大きな被害は伺いませんでしたが、古い建物は屋根や外壁など破損していないか点検しておいたほうがいいでしょう。建材が隣地や通行人に当たったりするとトラブルになりかねません。敷地内で飛びやすいものはこうした荒天前に片づけて迷惑にならないようにしましょう。

　屋根や外壁に不安のある方はご相談ください。

地震の力

　熊本周辺で頻発している地震では多くの犠牲者を出し、避難されておられる方が困っておられます。被災地の皆様にお見舞い申し上げます。

　本日の地元新聞には鳥取県内でも大地震のリスクはあり、安全の備えをしておくことが大事である記事が掲載されていました。２０００年には直下型の鳥取県西部地震が起こり、大きな被害が出ました。なかなか予測することが難しいのが地震です。建物の耐震性を確認し、大きな地震でも家具の下敷きにならない工夫、お年寄りや子どもをどうするか、非常用の備品や家族同士の連絡体制など「備え」こそが万一の事態に命を救うことを忘れないようにしたいものです。

住まいの「良い」すき間

　今回はお住まいを長持ちさせる空気の流れの話です。

　床下は現在はべた基礎工法でコンクリートで固めていますが、旧来の地面にしてもコンクリートにしても湿気がたまりがち。この湿気を逃がしてくれるのが空気の流れです。



コンクリート基礎と土台の間に挟まっているパッキンが空気が通るすき間を作っています。外気と床下に温度差ができると自然に空気が流れます。



　もう一つの流れは外壁と柱の間にあるタテの空気層です。このすき間は土台から軒下・小屋裏まで通っていて、下から上の空気の流れを作っています。

　こうした流れがないと、結露、カビの発生原因となり、木が湿気った状態が長く続けば腐食が進み、構造を支える材料の寿命を縮めかねません。

　すき間というと外と中が筒抜けのイメージがあると思いますが、こうした良いすき間は住まいにとって大事なものなのです。

庇と日照の関係

　桜は満開の時期を過ぎましたが、散りぎわがまたゆかしいものです。この前までの冷え込みが無くなったかと思えば、日差しが強い日は暑さを感じるような季節になってきました。



　最近の新築住宅はモダンな造りで窓にも庇をつけないスタイリッシュなものが増えています。あまり窓を開放することが無くなったからなのでしょうが、こんな季節になったら日差しや風を上手に屋内に入れたいものです。

　しかし夏の日差しは室温を上げる原因になるので避けたいもの。逆に冬の季節には光を入れたい。どうしたらいいのでしょうか。

　日本の伝統的家屋の作り方は庇が日差しの調整をするように作られています。夏は太陽が高く上がり、冬は低い。目安として南側窓の庇の奥行きは、窓の高さの３分の１くらいが適当のようです。夏は日差しをさえぎり、冬は奥まで光が届くよう庇も工夫してみましょう。

パッとりくんでキッチンリフォーム

　週末のウマノハウジング周年祭りはたくさんご来場いただきました。ご依頼いただいた件につきましては有り難く対応したいと思います。

　今回、企画商品として出させていただいたキッチンのなかにLIXILの「パッとりくん」というものがありました。古いキッチンの同じ規格を採用することで簡単に取替を実現するものです。
　このメリットとしては①位置を変えないことで水栓やレンジフードもそのまま使える　②システムキッチンまわりの余計な費用が発生しないので割安にリフォームできる　③現地を計らせていただき、発注をかけて、工事もスピーディに終了　など喜んでいただけるものになっています。

　シンプルながらお客様目線の「パッとりくん」。ご相談からどうぞ。