屋根は長い目で考えて

梅雨まっただなかで、じめ～っとしてますねえ。

大雨が降ると、雨漏りも気になるところです。放置しておくと、屋根下地の腐食が進み、建物の構造にも影響が出かねません。気になるところは早めに対処しましょう。

私たちの周辺でも、瓦が風で飛んだり、地震でずれたりしないために瓦と瓦をコーキングでつなぐ処置を進める訪問販売系の会社があって、結構施工もされておられるようです。
見た目には確かに効果がありそうですが・・・

①地震の時のずれについて
裏のツメがない桟瓦の場合効果がなく、上下震動で全体が浮いてしまう可能性があります。

②強風での飛散防止について
この点については隙間が少ないほうが飛びにくいでしょう　効果はあります

③雨漏りについて
雨漏りはまず、どこから漏れているかなど屋根上で原因をしっかり調べることが大事です。
たいていは部分的な補修で直ります。雨漏り防止にコーキングをという業者は要注意です。
瓦全体をコーキングで止めて密封することで屋根下地の通気性が失われ、かえって腐食が進行する原因になりかねません。

そして、私たちがこういうコーキング処置に問題があると考えるのは、
　　○屋根上は数十度の高温状態になるため、コーキングはすぐにひび割れてくる。性能が失われる上に見た目も悪い。

　　○いざ瓦を取り替えるときに、瓦の除去に手間がかかり、補修は割高になる。

　　○コーキングを短時間で終了するのに、割高な金額で契約するらしい。

という点です。短期的には安心感がありますが、屋根上の問題は長い目で考えて判断するほうが無難でしょう。

名脇役 フットライト

先日、家族で近くの川辺に蛍を見にいきました。

乱舞、とまではいかないまでもあちこちで元気に飛び回っていて、幻想的でした。子どもたちも大喜び。蛍はきれいな自然環境でなければ繁殖しないようで、こうした自然を大事にしたいものです。

話は変わって、フットライトです。人感センサーでスイッチを押すことなく足元を照らし、自動的に切れます。夜中、起きてトイレに行くときなど、足元が少しでも明るければ安心なので階段、廊下などで設置される方が増えています。

蛍を集めて照明がわりにした時代から今では何処でもかしこでも明るくて・・・・。でもこれからは必要なぶんだけ灯りを照らす発想に変わっていくことでしょう。

がっしり集成材！ Ｊパネル

西伯郡南部町にある協同組合レングスさんのＪパネルを紹介します。



このＪパネルは杉の間伐材を利用して作られた集成材です。１２ミリのパネルを３層組み合わせて３６ミリの合板が構成されています。よって、地震に強い。耐力壁として性能を発揮します。



我々がお勧めしたいのは、構造上のメリットもさることながら、木目の美しさが仕上げ材としても◎な点です。国産の杉材の艶を楽しんでいただけます。
床材、棚、階段などにも使うことができ、全国の設計事務所や工務店でも好まれて使われています。

２００１年度のグッドデザイン賞に続き、今年は住宅・木材振興に関する表彰の最高賞となる林野庁長官賞を受賞されました。注目のＪパネルを是非ご検討ください。

電気との上手なつきあい

今週末からサッカーワールドカップ南アフリカ大会が始まります。その影響もあるでしょうが、家電店のテレビコーナーはとても賑わっていました。地デジ化＋エコポイント＋サッカーで景気が上向くといいですが・・・。

さて、４月にイベントを開催したこともあり、エコキュート関連工事をたくさんお世話になりました。最近は、「お隣がされていいようだから、ウチも・・・」という口コミ効果も大きいようです。

写真は日立ハウステックさんのエコキュート対応のエコミスト。噴霧状のミストが疲れをいやしてくれます。

「スマートグリッド」という電力網の広域整備構想があります。２０世紀に大きく花開いた電気とのつきあい方は、このエコキュートや太陽光発電のような技術向上で、さらにエコノミーに、またエコロジカルに使われるようになるでしょう。

快適と環境配慮の両方の考えを私たちウマノハウジングも今後も取り入れていきます。

子ども手当支給開始

６月より新政権の目玉、子ども手当が支給されます。

財源なきなかで個別配布はいかがなものか、とか大半は貯蓄になってしまうので経済効果が薄い、とかいろいろ言われていますが、子育て世代のフトコロが暖かいのは住宅業界にとってはチャンスです。

子ども手当で子ども部屋を増築を・・・となかなか簡単にはいかないでしょうが、少額でもできるリフォームでリフレッシュされてはどうでしょうか？

明るい窓を作ったり、造作の机を備えたりして勉強にスポーツにと結構大変な子どもたちに配慮するのも親心。大工さん仕事なら短期間でリフォーム可能ですよ。