つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信737号 サマー・カレッジにも県民性が?

2016年07月28日 | 抱っこ通信
何事にも一生懸命な福井の仲間が好きだな

先週末、福井サマー・カレッジも楽しく終えることができました。
初参加者が70%以上でしたから、さすがにスタートは表情もからだも硬かったです。
まっちゃんのあそびやゆずりんのうたを通して、少しずつからだも心も解れていくのが後ろから見ても伝わってきました。
参加者自身の中での解れ方はマックスなのかもしれませんが、私から見れば、それは福井らしい解れ方です。

そんなのあるの? と思われるかもしれませんが、あるのです。
感じる側の問題?なのかもしれませんけれどね。県民性、地域性なのでしょうか。

若い参加者が多いのですが、前週の愛知サマー・カレッジでの若者たちの解れ方とは明らかに違うのです。
もちろん、全員が、ということではありません。私が気付く範囲です。

福井の雰囲気はあそびを覚えることに一生懸命なんです。
あそびを遊ぶところまでなかなか気が回らないというか、仲間と戯れる、群れてあそぶという経験が少ないのでしょうね。
私はそういう福井の保育者、サマカレ参加者、実行委員が好きなんです。なんでも一生懸命だもんね。
もっともっと寄り道、道草、遠回りをしても良いような気がしますが・・・。

経験が少ないということではもう一つ。
ま、私が目にしたり、聞いている範囲ですが、愛知の仲間たちは、職場の仲間たちとのかかわりが、「保育」でつながっているだけでなく、自分から、もちろん、仲間たちから誘われてでしょうけど、いろいろな活動でつながっているのです。
文化活動やスポーツ活動であったり、組合活動であったり、地域活動であったり、同世代だけでなく、よき先輩?たちとのつながりもあるように思います。
そういう活動、そういう仲間の中で、日々の中で、たくさんの刺激をもらっていること、たくさんの学びになっていること、そういうことが福井の若者には少ないのではないかなと思うのです。

ですから、「保育」についてのつながりといっても、どういうつながりのなのでしょうかね。
つくられた中だけのつながりではないと思いますが・・・。
ま、この辺りは、幸福度日本一の福井県ですから、別に取り上げて言うことでもないですが・・・。



サマカレ実行委員として一緒に

福井サマー・カレッジも同じですが、どこの会場に行っても、私の予想よりも実行委員の人数が多いことが嬉しいです。
もちろん、諸般の事情で、定例的な会議には出られなくても、当日は実行委員として活動している仲間もいると思います。
なにしろ、実行委員の当日の仕事量は結構多いですからね。
また、サマー・カレッジが終われば、すぐに翌年のサマー・カレッジの準備に入らなければならないのですから、通年に近い活動です。
ほんとうに実行委員の仲間たちに感謝感謝です。

私の願いというか、希望として、一年中、保育の中でも、暮らしの中でも、活動の中でも、自らの生き方の中でも、“つながり”が真ん中にあって、人間らしく生きている仲間が増えることです。

もちろん、私のように“つながり”を生業とするわけではないですから、自ずと限界というか、制限・制約はあります。
それでも、“つながり”があるから保育もがんばれる、“つながり”の仲間たちがいるから「私」もがんばれる、という仲間が増えると嬉しいなと思っています。
がんばれるということは楽しくできる、楽しめるという言葉に代えてもいいですが。

私たちと“つながり”の活動・運動を主体的に協働する中で、自らの保育が、人生が、生き方が、少しでも豊かになってくれると嬉しいです。もちろん、自分のすべてではなく、いま、自分が「生きている」どこかに重なる部分があればいいのですが。

もしかしたら、実行委員会の核になっている仲間たちは、自らがこの重なる部分を発見し、少しでも大きく育てていってくれている仲間たちなのかなと思います。この人たちがいなければサマー・カレッジが成立しないのです。

まずは「私の要求」から出発して、「私たちの要求」としてサマー・カレッジを一緒につくってくれる実行委員が一人でも増えることを楽しみにしています。


京都・関東(東京)で

さあ、明日は京都へ移動です。今週末は京都サマー・カレッジ、8月13~14日は関東(東京)サマー・カレッジ。
この2会場で、私の2016年サマー・カレッジは終わりです。



『夢わかば』を今年のサマカレで初めてうたう

福井サマー・カレッジに鹿児島から田村さんが参加してくれました。
熊本地震を受けて、夢わかばプロジェクトとして『夢わかばカレンダー』を出版しようという話が持ち上がっています。
まだ、7割ほどしか出来上がっていませんが、その下絵を見せに来てくれました。
11月か12月に、今度は私が鹿児島に行って、進行具合を確認します。

二日目の私の時間の最後に、『夢わかば』の歌を、紙芝居を見ながら歌いました。
もちろん、絵を描いてくれた田村さんの子どもたちと夢わかばへの思いを聞きました。

また、『夢わかば』を創作した14年前に、敦賀市の保育園の年長さんだったKちゃんが、今年は保育士になってサマー・カレッジに参加していたのです。もちろん、前に出てきてもらって一緒に歌いました。その時の担任が実行委員の松永さん。サマー・カレッジにも誘ってくれました。

Kちゃんにとって保育園はどんな場所だったのだろうか?
松永さんをはじめ、先生たちがどんなふうに映っていたのでしょうか。

小さな実践を、ドラマを丁寧に丁寧に積み重ねていきたいものですね。

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