つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信748号 東久留米ツアー② 新川保育園の巻

2016年09月14日 | 抱っこ通信
今日14日は、しんかわ保育園でつながりあそびコンサート。
8日に予定されていたのですが、台風の接近で順延になっていました。

裏玄関から車を入れて音響機材を入れていると「ピカリン、ピカリン」と大騒ぎ。
結構、地元の保育園の子どもたちには人気者です。

と言いたいところですが。

いま、私の朝の散歩コースはしんかわ保育園園庭前の落合川添いのウォ-キング・ランニングロードを歩いています。

「4歳児の子どもが『あ、光ってるのが動いてる』。すると年長さんが『あれはピカだよ』って言っているんですよ」と先生が面白そうに話してくれました。先生、頼むよ、面白がっている場合じゃないですよ。「ピカじゃなくて、ピカリンだよ」と言ってくださいよ。

ま、散歩コースは園庭から見下ろす高さなんで仕方ないか。

嬉しいことに、東久留米の保育園に行くと、どこの園でも、子どもたちと先生たちとピカリンは友だち関係なんです。

前半は乳児さんと地域の親子と、近くの2か所の小規模園、認証保育園から遊びに来た子どもたちとです。総勢で80人くらいかな。
近くの保育には園庭がないのです。マンションの1階が園舎です。

内容は、昨日のちゅうおう保育園とほぼ同じにしようと思っていたのですが、近くの保育園のお友だちがクラスごとに時間差で遊びに来たり、しんかわの一番小さな0歳児のいちご組のお友だちは、あそんでいる途中に来たりと、乳児さんは一斉になにかをやるということができません。

新しい友だちが増えるたびに、「初めから」の気持ちで遊んで行かなければならないので、なんだかんだ50分くらい遊んでしまいました。でも、これが乳児の場合は普通なんです。

手遊びの『パッパッパンツ』や絵本あそびの『だるまさんと』などは、子どもたちの視線を1点に向かわせるので、そんな時にはよく遊んでいます。

『ぞうさん列車』の時はホール中を良く走りまわっているというか、動き回っていましたよ。ちゃんと「ドンドン!」で止まれるのだからすごいです。乳児さんとしてはよくからだが動く子どもたちでしたよ。


後半は幼児さんと、全員が集まるのに時間がかかった地域の保育園の子どもたちが残ってくれました。これまた約80人くらいだったかな。
内容的にはちゅうおう保育園の時とほぼ同じですが、初めて歌った2曲目の『満月仮面』ですでに子どもたちは全開です。スタートまで少し待たされてしまったからですね。

すぐにバディを組んでの『1・2・さんぽ』も『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』も思い切り走っていましたが、地域の子ども中には2歳児さんもいたのかな?ちょっぴり緊張していたのは私だけだったかな。

『大きくなるんだ』のダンスの時、見ている子どもの多さが気になっています。
ここ3年くらい、何かを覚えてやるということになのか、踊りを踊るということになのか、みんなで一つのことをするということになのか、リードの仕方が悪いからか、いろいろありますが、そういうことにちょっとばかり抵抗というか、敬遠するというか、そういう子どもが増えているような気がしています。

いい意味でのお付き合いがなくなっているんだよね。自分の気持ちを出せるって大事なことだし、積極的にその子どもたちの気持ちを受け入れようと思っているので、進行の中で、リードの中では子どもたちにはなにも言いません。でも、気にはなります。

きっと、私がその子どもの保育園の先生だったり、「保育」の中だったら、何かを言っているかもしれませんが。一緒に生活する中で、共に育っていきたいですからね。

でも、そういう子どもが張り切ってイキイキするのが最後に遊んだ『ダルビュッシュ』なんです。『ダルビュッシュ』だと、「アウト」とか「セーフ」とか、ゴールできたとか、一人ひとりが、ぼくも、私も、しっかりとリーダー(先生)に見てもらえているということがわかりますからね。ここあたりが鍵なんでしょうね。

最初から最後まであそんでいた地域の親さんが帰り際に子どもに一言。「あ~スッキリした。早く食べてね、早く寝てね」と。


しんかわ保育園をはじめとする東久留米の公立保育園の廃園計画が今年の3月に発表されました。
東久留米の保育園は地域に根差し、親さんと先生と地域でつくってきた歴史ある保育園です。単なるその時々の子どもたちの保護者の保育園ではなく、地域の宝です。
前号で紹介した東久留米の保育園から生まれた歌『夢育て ~みんなで手つなぎ 大きく育て~』そのものです。

ですから、しんかわ父母会には「公立保育園存続プロジェクト」(通称・公立保育園守り隊@しんかわ)が生まれ、在園、OB、地域と力を合わせて、廃園計画の白紙撤回を求めて活動しています。一度、ネットをのぞいてみてください。



『大地をけって』

さて、今回紹介する歌はさいわい保育園の先生と保護者が書いた詩に曲をつけた『大地をけって』です。今でも荒川区や墨田区の一部の保育園では運動会シーズンになると歌われていると聞いています。CDブック1『ピカリンベスト つながりあそび・うた(幼児編)』に収録されています。

作曲した年はいつだったか忘れましたが、まだ、市役所に勤めている頃でしたから、80年代の半ばかな?地域で音楽活動やレクリエーション活動、組合でも青年婦人部などで文化・レクリエーション活動をやっていたこともあり、保母さん(当時)たちのあそびや踊りやお泊り保育のための研修などに引っ張り出されていました。

また、全レク(全日本レクリエーション・リーダー会議)の各種レクリエーション学校に保母さんたちを誘っていました。当時は東久留米群団と呼ばれるくらいに、参加者の3割が東久留米の保母さんだったというレクリエーション学校もあったほどでした。

すでに、その頃には他の保育園の歌も数多く創作していたこともあり、さいわい保育園の先生たちが作曲を依頼してきたのだと思います。9月に依頼されて、一週間後には完成して、10月の運動会には間に合ったと思います。詞を読んで、すぐに曲が浮かんできましたからね。

後日談。

ある日、職場の外が賑やかでした。道を挟んだ消防署に子どもたちが遊びに来たのだろう、ぐらいしか思わなかったのですが、窓際の職場の仲間から「二本松さん、友だち来たよ」と言われて外に出たら、さいわい保育園の年長さんたちと先生でした。曲を作ってくれたお礼にと、子どもたちのつくった手形だったか、レンコンの押印だったか忘れましたが、布カバーに入った座布団でした。用務の先生が作ってくれたのです。嬉しかったなあ。

『大地をけって』には振り付けがあります。植田さん、頭金さん、庭山さんの3名です。サマー・カレッジの仕掛人でもあり、初代表スタッフです。


大地をけって

作詞 横堀妙子・横田玲子
作詞・作曲 二本松はじめ

1.はだしでかけっこ いい気持
  おひさまといっしょに エイ・エイ・オー!
  今日はみんなの 運動会
  高くみんなで ホップ・ステップ・ジャンプ

2.とび箱竹馬 さかあがり
  がんばれの応援 うれしいね 
  今日はみんなの 運動会
  高くみんなで ホップ・ステップ・ジャンプ

3.ころんでもへいき 泣かないよ
  父さん母さん 見ていてね
  みんなの待ってた 運動会
  大地をけって ヨーイ・ドン!

4.ラララララーラララ― ラララララー
  ラララララーラララ― ラララララー
  みんなの待ってた 運動会
  大地をけって ヨーイ・ドン!

コメント
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