筑波大学硬式野球部のブログ

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#12 ぶつかる勇気(成沢巧馬/体育3・東邦)

2022年08月08日 21時10分57秒 | 2022年 俺の話を聞いてくれブログ

みなさんこんにちは!

 

筑波大学硬式野球部3年の成沢巧馬です。

 

今回このブログを書くことになり、今までの皆さんのブログを見返すと、とてつもない文字数で自分の生い立ちや思いを書いてあって若干焦っていますが、僕は人生で読書感想文程度の文章しか書いたことがないので、そこにはあまり執着せずに書いていこうと思います。

 

 

まず初めに、僕の自己紹介と生い立ちを話したいと思います。

 

愛知県の東邦高校出身、血液型はAB型で、小さい頃から変わり者と言われて育ちました。

 

身長は183cmと恵まれていますが、実は父親に追いつくことはできなかった為、満足はしていません。趣味は腕時計を見たり集めたりすることで、成人祝いに買ってもらった時計はとてもお気に入りで大切にしています。

 

僕は小学4年生の時に野球を始めました。野球を始めた頃のエピソードは、バッティングセンターに行ったら1球もバットに当たらない。キャッチボールをしたら、グローブではなく顔面でボールを受け止めたことくらいでしょうか。

 

僕は小学生ながらに自分が情けなく感じるくらい絶望的な野球センスをしていました。

 

 

そんな僕ですが、野球を始める時に父と約束したことは、高校に特待生で行くということでした。

 

僕の尊敬している父親とのエピソードを何個か紹介したいと思います。

・毎日泣かされながら練習をしていた

・バッティングセンターで打てないと、打っている途中に父が帰ってしまうためバットを持って10キロ走って帰った

・砂を詰めたペットボトルを持って練習場から家まで帰っていた

・学校の成績が悪すぎて死にかけた

 

中学まではこんな感じだったので、何回も野球をやめようと考えました。

社会人野球まで野球をしていた父は厳しかったですが、そのおかげで野球が上手くなったと今の僕は本当に感謝しています。

 

そして僕は、東邦高校に進学しました。理由は、小学生の時のチームメイトでもあった石川昂弥が行くなら全国制覇できるかも?という安易な考えでした。

 

しかし、入学すると強豪校ということだけあって、毎日ハードな練習、怖い先輩、高いレベルの環境の下で、下級生の頃は毎日生きるのに必死でした。

そんな中でも、3年生の時に出場した甲子園で優勝して、高校野球では十分な結果となりました。

 

監督との進路面談で思い切って筑波大学に行きたいと話したら、即答で「お前の頭では卒業できないから止めなさい」と言われましたが、結果的に入学することができてとても嬉しかったです。

 

大学に入学してからは、手術や怪我などであまり十分にプレーができていないですが、残り3シーズン悔いのないよう必死で泥臭くプレーしたいと考えています。

 

自己紹介はこんな感じで、今回のブログでは、僕の大切にしている考えやチームスローガンの「一心」について話したいと思います。

 

 

野球部の150人という大きな集団の中には、色々な悩みを持っている人がいると思いますが、それは皆同じだと思います。そういった人たちはこのブログを「自分と同じくらい今悩んでいる人が書いている」と思って読んでみてください。

 

僕が大切にしていることは、人に流されないということです。これは決して人の意見を聞かないことでも、頑固に貫くということでもありません。

 

人に流されないということは、自分の意志や考えをしっかりと持って行動していくということです。150人も居たら、それだけの考え方があってどれが正しいとか間違っているとかはないと思います。

 

 

ただ、同じ考えの人が多くいると、まるでそれが正しいかのように思ってしまって、自分とは違う考えを持っていてもそれを発信しづらくなってしまうと思います。

 

僕が筑波大学に入学して筑波の選手に思うことは、みんな優しくて心が大人な人が多いから、余計に周りに気を使ったり、自分自身で心に溜め込んでしまったりする人が多いと思います。

 

このチームのスローガンである「一心」とは、自分の考えを周りに伝えることができる人や、影響力のある人たちだけが示した方向をみんなで進んでいくことではないと思います。

 

 

新チームが始まった時に、僕はとても良いスローガンだと思いましたし、本当にチームが「一心」になったらリーグ優勝、日本一を取れると思いました。しかし、心を1つにするということはとても難しいことだと僕は思っています。

 

※ここから先は本当に個人的な意見です。

 

他の人が書いたブログを読んでもわかるように、野球部にはすごく熱い思いを持って野球をしている人が多いです。

 

だからみんな勝ちたいという思いはとても強くあると思います。

 

でも僕は、練習中やミーティングなどでその熱い思いをぶつけている人はおそらくいないと思います。熱く語ったり自分の意見を思い切りぶつけると、周りから「あいつきまってるな〜」とか思われるのが嫌だったり、雰囲気を乱したり言い合いになることを恐れてしまっているからではないでしょうか?

 

また、下級生だからと遠慮してしまっている人もいるのではないでしょうか?僕は言いたいことがあるなら本気でぶつかるべきだと思います。

 

たぶんそれで喧嘩になることもあると思うけど、チームが掲げた「一心」というスローガンを実現するためにはそれが1番の近道なのではないかと僕は考えています。

 

それは野球のプレー以外でも同じです。悩んでいることや思っていることを同級生やチームにぶつけて見てください。

 

150人も居たら、もしかしたら自分にしっくりくるような考え方が見つかるかもしれません。

 

そうして皆が同じ方向を向いた時、僕はこのチームが、本当の意味での「一心」になるのではないかと考えています。

 

だから、人に流されずに自分の意志や考えを持って行動してみてください。筑波は絶対に日本一になれるチームです!

体育専門学群3年 成沢巧馬

東邦高校

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