筑波大学硬式野球部のブログ

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#31 「田舎者の学び」 (上條仁雄/体育4・松本県ヶ丘)

2021年08月19日 15時56分58秒 | 2021年 俺の話を聞いてくれブログ

 

初めまして。上條仁雄と申します。

はじめに少しだけ自己紹介をさせていただこうと思います。

私は田舎生まれ田舎育ちの人間です。どれぐらい田舎かといいますと最寄り駅まで7キロ弱、
通っていた高校まで15キロ(3年間自転車で通いました)、バスは一日3本という田舎ぶりです。

 

一方野球はと言いますと、
中学校の軟式野球部から特に強くもない公立高校へ進学し、高校で野球はやめるつもりでした。
野球がうまいわけでもなく、詳しいわけでもなく、上のレベルに興味があるわけでもありませんでした。

そのせいか全く野球に詳しくありません。
プロ野球を直に見たこともなければ、大学野球の秋の全国大会が神宮であることも知りませんでした。

そんな私がまあ色々ありまして(特に長くはなりませんが、今回は割愛します)、一年間の浪人を経て
筑波大学で野球をやろうと決意しました。

しかし、大学野球の練習というものは週3の自由参加だと思っていたので、最初に練習日程を見た時はビビりました笑


そんな大学野球をなめていた私が、入学式前日にいきなり集められ、配られた50音順の座席表がこちらです。

 

片岡心(報徳学園)

上條仁雄(松本県ヶ丘高校)

上中尾真季(敦賀気比)

 

まー驚きましたね。とんでもないところに入学してしまったと思いました。さらにこの二人は推薦入試で合格しており、
2月ごろから練習に入っていて仲が良かったので、私を挟んでしゃべりだしました。

内心早く帰りたいと思ったのを覚えています。

さて自己紹介はほどほどにしまして、本題に入ろうと思います。

何を書こうか悩みましたが、大学で最も学んだ「目的意識」について書こうと思います。

皆さんは全ての行動に目的を持っているでしょうか。

 

なぜ今野球をやっているのか

なぜ今このトレーニングをやっているのか

なぜ今ミーティングをしているのか

なぜ今ワンピースを読んでいるのか(就活の面接では人生の教科書と言いました笑)

 

これらの問いについて自信をもって答えることができるでしょうか。

私はもちろんできませんでした。

周りの人が目的を持ちながら練習しているのを横目に、ただ“こなす”練習をやっていました。

それがもたらした結果が、

「あれ、高校より下手になってる」という感覚です。

大学生活の中で様々な場面で目的意識について考えることになりますが、最も実感させられたのは野球でした。

実際、目的などについて考えるようになったのは選手をやめてからであり、練習をしていないスタッフに
なってからの方が、野球がうまくなった感覚があります。

それに引き換え多くの人は、練習やトレーニングに目的を見出し取り組んでいる人が多いというのが、
大学野球の印象でした。


 

大学の授業や野球部でのミーティングなど、結局何も得てないということが多くあったような気がします。
授業では単位を取ることではなく、その内容を活用できる方が重要であると思いますし、
ミーティングでは話した時間よりも何が決まったか、行動が変わったかの方がはるかに重要であると思います。
そのことが見えていないことがこれまで多かったと思います。

 

目的が変わると意識が変わります。
漠然と野球がうまくなりたい、チームを良くしたいというところのみでは、何をどう手を付ければよいか分かりません。
現状とゴールを考えたうえで、何をすべきかというところを意識できれば、目的の達成により近づけると思います。

 

最後に私が教訓にしている言葉を紹介させてください。

「常識とは18歳までに集めた偏見のコレクションである」(by アインシュタイン)

 

何かを考える際には自分の中の“常識”からしか意見は生まれないと思います。その常識が狭いと、
限られた意見しか出てきません。最善の答えを出すために偏見のコレクションを増やしていきたいと思います。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後とも応援よろしくお願い致します。



体育専門学群4年 上條仁雄 

松本県ヶ丘高等学校

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#30 謝謝 (横田崇成/社工4・鎌倉学園)

2021年08月04日 15時18分15秒 | 2021年 俺の話を聞いてくれブログ

こんにちは。

筑波大学硬式野球部4年の横田崇成です。

中国の諜報員、中国人留学生、韓国人留学生など様々な憶測がされていますが,、日本人かつ横浜生まれシティー坊やの
ヨコタタカナリと申します。

 

グラウンドでは崇成を音読みしてスウセイなんて呼ばれることもあり、中国人かもなんて思う1年生もいるかと思い
ますが改めて言わしてもらうと日本人です。

たまーーにソウセイなんて言われることもありますがそもそも「崇」は「ソウ」とは読みませんし、2年の三戸創世君が
いますのでお間違えないようお願いします。

 

ただ、インターン先で出会う中国人留学生と直ぐに仲良くなる傾向があるので、もしかしたら私は中国人なのか?と
思い、アイデンティティーについて深く考えることがあります。
ていう与太話は一旦横に置いておきましょう。

 

 

 

さてさて、心奮わせるエピソードを書こうと筆を進めてみるものの、なんとなく薄い。

 

心奮わせられるような文を!!となると妙に力が入ってよくわからん文章になってしまって八方塞がり。

 

なので一旦力を抜いて、炭火ぐらいの火力で書いていこうと思います。

 

ここからは最近大切にしていて、これからもこの考えを軸に人生過ごしたいなと思っていることを書きたいと思います。

 

「ありがとう」を声に出して伝える。たったこれだけです。とてもシンプルです。

 

もっと小難しいことなのかなと思った人にとっては拍子抜けだったかもしれません。

 

 

「ありがとう」には相手をリスペクトする心と、人を思いやる心、両方を育てる力があるんじゃないかなと
思っております。

 

「リスペクトがあるから、人を思いやる心があるから、ありがとうを伝えられる」ではなく、「ありがとうと伝える
ことでリスペクトや思いやる心を持てるようになるんじゃないか」っていう僕なりの考え方です。

 

 

そもそも「ありがとう」を伝えるには伝える対象を観察し、伝えようと思う状況を自分から作る必要があると思います。

ですから少し苦手、嫌だなと思う人に対してありがとうを伝えようするのが大事なんじゃないかなと思います。
自然とその人を観察するので、「あれ、あいつこんな一面もあったんだ」なんて新しい発見があってリスペクトを
持てるんじゃないかなと。

 

好きにならずとも、リスペクトを持つ。

 

少なくとも苦手、嫌、という負の感情で気持ちが繋がることは無くなるのではないかなと思います。

 

少し話を広げると、お互いがこんな関係で繋がることが出来たなら、150人として動く力はより大きく
そして強くなるのかなと思っています。

 

 

「ありがとう」はかしこまる必要はなくて「あざすあざす、ういー」などなどなんでもいいかと。
掛布君発祥で最近、死語になりつつある「ち〇ま〇」でも。気持ちが伝わればいいんじゃないかと思っています。

 

せっかく出会った150人ですから、好きにならずとも、リスペクトを持つ。そんな関係で繋がれたなら、
より最高な4年間を過ごせるんじゃないかと思います。


最後に、拙い文章でしたが最後まで読んで頂きありがとうございました。ロウリュ後の様に蒸し暑い筑波ですが熱中症対策万全の基、夏を乗り切って全員が最高の形で秋リーグを迎えられるよう頑張っていきましょう。

 

社会工学類4年 横田崇成

鎌倉学園高校   

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