筑波大学硬式野球部のブログ

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ラストシーズンに懸ける想い⑩(体育4・寺澤神/鳥栖、体育4・中澤篤樹/県立相模原)

2023年08月23日 21時00分00秒 | 2023年 ラストシーズンにかける想い

平素より筑波大学硬式野球部へのご支援、ご声援ありがとうございます。

 

 

第10回は寺澤神(体育4・鳥栖)と中澤篤樹(体育4・県立相模原)です。

 

 

是非ご覧ください!

 

 

 

 

平素より筑波大学硬式野球部のご支援、ご声援ありがとうございます。
4年投手の寺澤神です。

 


今年もついにラストシーズンブログの時期が来ました。去年はブログの執筆を先輩方にお願いし、集めて投稿する側だったのに、もうラストシーズンブログを書く側になってしまいました。時の流れがとても早く感じます。

 

筑波で過ごした日々はあっという間でした。この前入学したのに気がついたらたくさんの思い出を語れるようになってました。

 

それだけ筑波で過ごした日々が濃い時間だったのだと思います。

 

本当に筑波大学硬式野球部に入ってよかったです。

そんな筑波でのことを少し振り返ってみようと思います。

 

まず自分が筑波で野球をしようと思ったのは、高校3年の夏、甲子園まであと一歩届かなかず、野球を諦めきれずにいたところ、兄の友達の野球部の方に練習会に誘っていただき、そこで筑波の雰囲気に惹かれたからです。

 

そして学校の成績もひどく、先生方にも受かるはずがないと思われながらも猛勉強の末、合格することができました。

 

無事合格し、希望に満ち溢れてた矢先、コロナが流行して、思うように活動できませんでした。つくばに来たばかりの時、野球部のみんなと公園で野球の練習時間よりも長くサッカーをしていたのが懐かしいです。

 

活動が本格的に始まると投手陣の先輩方や同級生のレベルの高さを目の当たりにしました。

 

その時リーグで投げることがはるかに高い目標だと感じ、中々先が見えずにいました。

 

そんな時に自分に成長のきっかけをくださったのが波戸さんです。波戸さんの動作解析の実験に協力して、自分に足りない部分が何なのかを教えていただきました。波戸さんのご指導がなければここまで自分が成長することはできませんでした。本当に感謝しています。今後ともご指導よろしくお願いします。また飲みにも連れて行ってください。

 


そして3年生の春リーグの開幕戦西館さんと滉典が怪我をしていて、先発の魁が珍しく打たれて、普通だったら投げることのないポジション(頭ハプ)だった自分が運がいいことに登板機会が回ってきてリーグデビューを果たすことができました。その日は3回無失点と結果を残すことができました。

 

このチャンスをものにできていなかったら、今の自分はなかったでしょう。だから後輩たちには「チャンスは必ず来る。そのいつか来る数少ないチャンスをものにするために努力を続けろ」ということを伝えたいです。なんか自分ごときが偉そうにすみません。

 


そんな春リーグは4位に終わりました。次の秋リーグは2位で関東大会に出場しました。自分は関東大会で満塁のピンチで登板したもののワイルドピッチで相手に大きな1点を与えてしまいました。今でもあの1点がなければと何度も思い出しては悔やんでしまいます。

 


そして新チームとなり、4年の春リーグは3位で1試合の重みを感じたリーグでした。

 

そしていよいよ迎えるラストシーズン、自分は今のチームが大好きです。一体感があり最高のチームだと思います。ずっと悔しい思いをしてきたので、ラストシーズンはどうしても勝ちたいです。日本一のために自分ができることは投げるだけですが、不敗の神としてチームを勝利に導きたいと思います。


少し振り返ると言いながら長々と振り返ってしまいました。自分語りばかりになってしまいすみません。
最後にこの場を借りて指導者の方々、両親、部員のみんなにメッセージを残したいと思います。

 

指導者の方々へ
川村先生をはじめ今までご指導くださった皆様、丁寧なご指導、毎回新たな発見のあるアドバイスをありがとうございました。おかげさまで日々成長できて、楽しみながら野球をすることができました。

 


両親へ
小学校から今まで野球を続けさせてくれてありがとう。またいつも秘境佐賀県から応援に来てくれてありがとう。今まで野球を続けてきたのは、自分が活躍してお父さんとお母さんが喜んでくれる姿を見たかったからというのもあります。だからラストシーズンも応援に来て欲しいです。お父さんとお母さんが来てる試合は不思議と毎回抑えられます。秋リーグも応援よろしくお願いします。

 


部員のみんなへ
今のチームはそれぞれがいろんな立場で役割を全うし、チームに貢献していると思います。それが筑波の強みである一体感に繋がっていると思います。まさに今のチームのスローガンである「共創」です。(ちなみに余談ですが、「共創」を提案した本人です。)秋リーグは全員でリーグ優勝・日本一という新たな歴史を共に創りあげましょう!!

 

 

体育専門学群4年 寺澤神

佐賀県立鳥栖高校

 

 

 

 

「時間」
今、このブログを読んでいるあなたは大切にできていますか?私は大切にしていたつもりができていなかったこの大学生活だった気がします。

 

こんにちは!筑波大学硬式野球部で学生トレーナーを務めます、中澤篤樹と申します。平素より筑波大学硬式野球部への応援ありがとうございます。あまり表立った活動をしてきたわけではないので、私のことが全てわかるエピソードを紹介します。

 

 

2019年、神奈川県高校野球大会準々決勝、相手は名門横浜高校。先発投手に抜擢された私は、横浜スタジアムの大観衆の中、マウンドに上がりました。投球練習を7球投げ、いざ試合!すると、5球でツーランホームランを浴びてしまい、降板。試合はその後、神奈川県の高校野球史に残るものとなりましたが、私の中では、苦い経験となりました。

 

 

ということを野球部のみんなからいじり倒されるやつです。後輩のみんな、話を聞きたかったら是非どうぞ。(それと筑波の野球部で県相のスーパースター石毛大地と不仲説が頻出するのはなぁぜなぁぜ?)


冒頭の「時間」の話に戻りたいと思います。「時間」は有限とよく言われますが、実感できることは少ないと思います。私もその1人でした。大学生活を通じて、それは変わりました。私たちの学年は、コロナ禍の中で入学し、オンライン授業が大半を占めていました。

 

そのため、各自の時間が増え、現在よりも練習に費やせる時間が多かったと思います。しかし、その「時間」を大切にしようとする姿勢がなかったせいで、今私は実力不足で選手を続けていられないのだと思います。

 

「アツい」しか言わない2個上の投手トレーナー森健太さんには、よく「お前って練習はたくさんするけど、グランドにいる時間長すぎじゃね?俺だったらパッとやってすぐ帰るけどね。」と言われてきました。そのように、選手時代の私は、時間を有効活用できていなかったと思います。

 

 

大学2年の秋に、学生トレーナーに転身した時も「あ、もっとやっとけばよかったな。」とは思いませんでしたが、「もっと有効な練習時間の使い方があったんじゃないか。」と思いました。そんな時、メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有投手のエピソードを目にしました。

 


このままじゃ一軍半とか二軍の選手になっちゃうと思って「何かを変えなきゃいけない」と思ったんです。それまでの人生が約20年だったんですけど、「この20年が一瞬だったから40歳まで一瞬じゃん」と思って。

 

これはあくまで僕の考え方なんですけど、
頭の中で「自分が40歳になってクビになって何も仕事がないっていう状態」になろうって思ったんですよ。それで自分の前に神様が現れて「1回だけチャンスを上げるから20歳の時に戻っていいよ」って言われたら、みんな過去に戻って絶対努力するじゃないですか。それで今「戻ってきた」っていうことにしようと思ったんです。

 

そしたら「やらなきゃヤバイ、やらないとまた同じことになる」ってなるじゃないですか。

 


このエピソードは、私の心に突き刺さりました。

 

このくらいの意識でないと、その道のプロにはなれないのだと。その日から、私はなるべく時間を大切にし、行動するように心がけています。

 

その点、同期の榊原慎太郎は、今に全てを懸けて生きているように思えて、率直にすごいなあと思います。そんな榊原だからこそ後輩がついてくるのだと思います。

 

 

また、「野球」という時間の使い方を教えてくれ、そこに全力を注げるようなサポートをしてくれた両親には感謝してもしきれません。基本的に放任主義で自分のやりたいようにやらせてくれたおかげで様々な経験ができたと思っています。ありがとう。

 

「時間はお金では買えない」
どんなにお金持ちでも、20歳には戻れません。喉から手が出るほど欲しいものを今私たちは持っています。その時間をどう使うかは、私たち次第です。後悔のないように、これからのリーグに向かっていきたいです。

 

掴み取ろう。
リーグ優勝、日本一。

 


体育専門学群4年 中澤篤樹

神奈川県立相模原高等学校

 

 

 

 

コメント
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