暖簾をくぐる男と雀図鐔 奈良正吉
暖簾をくぐる男と雀図鐔 銘 彫物師奈良正吉(花押)
如何なる場面に取材したものであろう、街中の一場面。後姿が描かれているため定かではないのだが、この人物は神職にあるのではなかろうか。切羽台で画が隠されており、杖を持つようだ。犬がちらと人物に目をやっているようだが・・・。ごく当たり前の空間に目を向け、現代で言うところのスナップ写真のような視点で捉えている。裏面は、先の小柄と同じく障子張り替えの糊の鉢。これに雀がいるのだが、先に紹介した光美の小柄と同じ図であり、定型化された図ということであろうか。写実的な表現であり面白い。この表裏の取り合わせの意味が良く判らず、歳末の風景と捉えたがどうだろう。
暖簾をくぐる男と雀図鐔 銘 彫物師奈良正吉(花押)
如何なる場面に取材したものであろう、街中の一場面。後姿が描かれているため定かではないのだが、この人物は神職にあるのではなかろうか。切羽台で画が隠されており、杖を持つようだ。犬がちらと人物に目をやっているようだが・・・。ごく当たり前の空間に目を向け、現代で言うところのスナップ写真のような視点で捉えている。裏面は、先の小柄と同じく障子張り替えの糊の鉢。これに雀がいるのだが、先に紹介した光美の小柄と同じ図であり、定型化された図ということであろうか。写実的な表現であり面白い。この表裏の取り合わせの意味が良く判らず、歳末の風景と捉えたがどうだろう。
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