鍔の歴史 勝虫図小柄 古金工
勝虫図小柄 古金工
良く知られているように、蜻蛉は後ろに飛行せず前へ前へと進むことから戦国武将に好まれ、勝虫とよばれていた。蜻蛉が水辺で羽根を休めるのが沢瀉であり、沢瀉を勝軍草と呼ぶのもこれに関連している。
小柄の地板全面をつかって大胆に勝虫を描いた作。魚子地は使用も経ているために古色溢れ、高彫された蜻蛉の表現も、江戸時代の作例のような繊細緻密な彫口ではなく味わい格別。写実表現を試みたもので迫力がある。
勝虫図小柄 古金工
良く知られているように、蜻蛉は後ろに飛行せず前へ前へと進むことから戦国武将に好まれ、勝虫とよばれていた。蜻蛉が水辺で羽根を休めるのが沢瀉であり、沢瀉を勝軍草と呼ぶのもこれに関連している。
小柄の地板全面をつかって大胆に勝虫を描いた作。魚子地は使用も経ているために古色溢れ、高彫された蜻蛉の表現も、江戸時代の作例のような繊細緻密な彫口ではなく味わい格別。写実表現を試みたもので迫力がある。
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