釜洗い図鐔 岩本昆寛
釜洗い図鐔 岩本昆寛
昆寛の代表作の一つ。水辺に生きた人々の日常風景を描いた作。月を見上げるところは、遠く故郷に残してきた妻や子を思い出している様子であろう。安親の木賊刈図にもあるように、遠く離れた人への思いの強さを表現するのに月は良い素材である。表裏共に大きく空間を活かし、揺らぐ空の様子を鉄地の鍛え肌で表現している。
釜洗い図鐔 岩本昆寛
昆寛の代表作の一つ。水辺に生きた人々の日常風景を描いた作。月を見上げるところは、遠く故郷に残してきた妻や子を思い出している様子であろう。安親の木賊刈図にもあるように、遠く離れた人への思いの強さを表現するのに月は良い素材である。表裏共に大きく空間を活かし、揺らぐ空の様子を鉄地の鍛え肌で表現している。