鳥刺に猟犬図鐔 岩本昆壽
鳥刺に猟犬図鐔 銘猩々夫岩本昆壽(花押)
昆壽は岩本昆寛の高弟。鳥刺は、鷹狩に使われる鷹の餌を獲る職。犬を使って鳥を追い出すのであろうか。草の茂みから鳥が追い立てられた瞬間を巧みに描いている。装剣小道具に、このような成犬を描いた作が比較的少ないのは理由があるのだろうか。先に数点紹介したように、仔犬はとにかく愛らしいものだ。この鐔で飛び立つのは雀であろうか、あるいは雲雀か。師である岩本昆寛は、市井の人物に取材した作品や、様々な鳥の図の作品を遺している。昆壽のこの作品は、師の求めた世界観に通じている。
鳥刺に猟犬図鐔 銘猩々夫岩本昆壽(花押)
昆壽は岩本昆寛の高弟。鳥刺は、鷹狩に使われる鷹の餌を獲る職。犬を使って鳥を追い出すのであろうか。草の茂みから鳥が追い立てられた瞬間を巧みに描いている。装剣小道具に、このような成犬を描いた作が比較的少ないのは理由があるのだろうか。先に数点紹介したように、仔犬はとにかく愛らしいものだ。この鐔で飛び立つのは雀であろうか、あるいは雲雀か。師である岩本昆寛は、市井の人物に取材した作品や、様々な鳥の図の作品を遺している。昆壽のこの作品は、師の求めた世界観に通じている。