波千鳥図鐔 赤文
波千鳥図鐔 銘赤文
波は具体的には描かれていないのだが、確かに波が見える。波に反射した陽の光を意図したものであろう、三つの小丸を透かしており、櫃穴と連続させて動きのある背景に仕立てているのだ。赤文は安親に私淑した一人だが、この優れた図案は赤文独自のもの。千鳥も安親風であるが、本作を見ても、さすが独自の作風を展開した人気の高い金工であったことが分る。78ミリ。
波千鳥図鐔 銘赤文
波は具体的には描かれていないのだが、確かに波が見える。波に反射した陽の光を意図したものであろう、三つの小丸を透かしており、櫃穴と連続させて動きのある背景に仕立てているのだ。赤文は安親に私淑した一人だが、この優れた図案は赤文独自のもの。千鳥も安親風であるが、本作を見ても、さすが独自の作風を展開した人気の高い金工であったことが分る。78ミリ。