瓢箪鯰図目貫 (鍔の歴史)
瓢箪鯰図目貫 無銘後藤顕乗
栄乗でも紹介した、禅に通じた画題の典型でもある瓢箪鯰。大鯰にまたがり真剣な眼差しで瓢箪を押さえつける武人の姿は滑稽でもある。確かに、如拙の描いた瓢箪鯰の絵に賛を記した僧の中には、真剣に取り組んでいる(真剣を装っている)者があれば、無理無理と簡単に言い放つ者など様々。後藤各代が同様にこの画題に取り組んでいるところをみると、多くの武人もこの図に惹かれていたと思われる。
後藤顕乗は、後藤各代の中でも特に技術が高いことで評価されている。この目貫でも彫口深く図柄の各部がくっきりとしており、人物の表情も豊か。
瓢箪鯰図目貫 無銘後藤顕乗
栄乗でも紹介した、禅に通じた画題の典型でもある瓢箪鯰。大鯰にまたがり真剣な眼差しで瓢箪を押さえつける武人の姿は滑稽でもある。確かに、如拙の描いた瓢箪鯰の絵に賛を記した僧の中には、真剣に取り組んでいる(真剣を装っている)者があれば、無理無理と簡単に言い放つ者など様々。後藤各代が同様にこの画題に取り組んでいるところをみると、多くの武人もこの図に惹かれていたと思われる。
後藤顕乗は、後藤各代の中でも特に技術が高いことで評価されている。この目貫でも彫口深く図柄の各部がくっきりとしており、人物の表情も豊か。