今回のイタリアワインは試飲のために取り寄せた一本です。パラスコスはSO2無添加で瓶詰めをする自然派の造り手です。ピノ ネロ100%で造られるこのワインは、解放桶での発酵の後に、様々な大きさのオーク樽(バリックからトノー)で48ヶ月間の熟成をされ。樽熟が結構長い部類に入ります。
桑の実などの森の黒い果実、タバコ、わずかですがレーザーのような動物的な香り、サクランボなどの香りに、ミネラリーな香りと味わいが他にない特徴的な印象を受けました。滑らかなタンニンとふっくらした酸、円熟した果実味はゆったりした印象があります。しかし、果実味の甘さがかなり強く、前面に出すぎのような気がしました。それと、蒸れたような匂が受け入れがたい印象を受けました。フルーティーなアフターテイストにゆったりと揺すられるような長い余韻が心地よく残ります。
ワインリストに載せるには微妙な位置にあります。ノワールがよければ、リボッラ ジャッラとフリウラーノを検討しようと思っていたのですが。次回の試飲のチャンスを待つことにします。
最新の画像[もっと見る]
-
レ ビーネ デ コスティオーラ 5日前
-
カンポ デイ ジーリ 7日前
-
カルヴァリーノ 2週間前
-
コドロンキオ 3週間前
-
フリウラーノ ドレエ 1ヶ月前
-
ピガート アルビウム 1ヶ月前
-
ケルナー プレポージトゥス 1ヶ月前
-
ディス クミエリス 2ヶ月前
-
アルタ ランガ 3ヶ月前
-
マルヴァージア イストリアーナ 3ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます