ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

ドイツ報告

2013-09-08 | Weblog
前半の本会議を終えて、少しほっと、一息の週末です。
来週火曜日からは常任委員会にて2012年度決算審査が始まります。請求し提出していただいた資料を読んで、事務事業のチェックをします。住民のみなさんから町にだされた沢山の要望・苦情も審査の参考にさせていただいています。

映画化された標的の村が京都シネマで上映が始まり、初日に沖縄・高江の安次嶺現達さん、伊佐真次さんのトークショーがあると聞いて、会場までいきましたが、すでに満員とのことで入れず、残念でした。20日まで上映しています。やんばるの自然も素晴らしく描かれているそうです。

夕方、人権文化センターのふれあい夜店を少しだけのぞきました。雨も降らず、大勢の人で賑わっていました。基本的人権は憲法の要です。センターが人権施策の拠点施設として、あらゆる差別の解消・人権意識の向上に役割を果たすことを期待します。

午後6時から、高槻総合市民交流センターで開かれた「憲法をかってにさせない会」の例会に参加しました。世話人山本健治さんが、日独平和フォーラムのつながりで福島原発事故が起きた日本の状況についてお話をするためにドイツに行かれ、市民グループや若者達と交流されました。例会ではその報告をお聞きしました。

ドイツでは福島原発事故後、2022年までにすべての原発を停めることを決めています。

「20年前に訪問したときと変わらず、ドイツの街はコンビにも自動販売機もなく、夜は暗い。お店は夕方も早く閉めるし、週末は休み。家庭でも冷房のためのエアコンはつけていない。家庭の電気消費量も日本に比べて格段に少ない。公共交通も料金が安く利用しやすい。太陽光発電、風力発電が農場や牧場などあらゆるところで見られる。総発電量に占める再生可能エネルギー比率が18%、2020年までには35%にする計画で、エネルギー転換がすすめられている。電力会社の社員も危険な原発を廃止することに賛成」とのことでした。

自然を損なわないような公共工事や都市計画、教育や医療は原則無料で失業保険・生活保護・年金などの社会保障の充実、自分で考え自分で判断することを大事にする教育、労働権など基本的な権利を行使することで成就していく民主主義、そして戦争責任を問い続ける姿勢など、多岐にわたるお話でした。

ドイツから学ぶことはたくさんありそうです。


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